2014年5月
草取り作業は、相変わらず続いていた
さすがにゴールデンウィークはやらなかったが、明けて来てみると、季節もすっかり夏日が出るほどになった
そして雑草もこのとおり、元気に伸び出した
さすがに、追いつかない草取りに、除草剤を使うことを考えだした
しかし、芝以外の単子葉類・双子葉類の雑草を殺す除草剤はなかなか無い
また、振り出しに戻り、草取りを繰り返した
しかし、地下茎の強いヨモギと、カヤツリグサ属と思われる、イヌクグは地下茎に芋を作り、それからまた芽を出すので、どうしようもない厄介者
この季節になると、春先のように、芝ごと剥いでやると、芝そのものが根付くかなくなった
ついに、除草剤、『葉や茎から吸収されて根まで枯らす』グリサホート=ラウンドアップを使うことにした
でも、茎葉吸収移行型で、接触した植物の全部を枯らす非選択型なので、全面散布したら、芝全体が枯れてしまう
じゃ、どうする
そこで、考えた
『スポイトみたいに、ポイント(スポット)的に接種したらイイんじゃ』
1日目
さっそく洗剤容器に希釈液を作った。
洗剤容器は、わざと少し洗剤を残した。
ツルツルの葉面の表面張力を無くし、まったりと葉面に薬剤が着くためだ
液体肥料の空アンプル容器に希釈液を吸い込んだ。
接触開始~
巧い具合葉を流れる
しかし、20ccの容量は、あっと言う間に無くなり、これに吸い込み充填するのに時間がかかりすぎる
2日目
そこで、500ccのペットボトルを使うことにした
容器のキャップに細い金属パイプを刺し、これにシリコンチューブを刺した
熱融解ボンドガンで接着固定して完成
いったんこれでやってみたが、逆さまにすると、チュウーチュウーと除草剤が飛び出し、後日蛇の様に枯れてしまった
そこで、穴を小さくすれば良いハズ と、ボールペンの芯とか試し穴を細めたが、圧力がかかるためか、やはりピューピューと注射液のように飛び出す
3日目
『圧力を掛けた時にだけ、出すためには、何が良いか』
布を詰める スポンジを詰める 結局何に落ち着いたかといえば、ススキの細い茎
芯はスポンジ状なので、じわりじわりと点滴になった
これで、うまくいくようになった
こんな実験を、3日間早朝ワクワク実験していた
イヌクグの場合、細長い葉が開いているので、葉や芯に点滴すると、全て芯に向かって流れ落ち吸収浸透の良い若い芯に溜まる しかも1株、1ccも必要無い
しかし、グリサホート=ラウンドアップの場合、その効果が出るのに3~4日かかる。
それを待つのも楽しみだった
芝を枯らさず、イヌクグだけが綺麗に枯れている
その周囲まで枯れているのは、おおざっぱに点滴したためと思われる
芝が枯れているのは、除草剤が芝にかかったためで、茎が繋がっているため、半径3cm周囲まで枯れた。
アチコチのイヌクグが枯れ始めた
この『芝雑草ポイント除草点滴器』って、実用新案が取れるんじゃ
芝も少しは枯れてはいるが、どんまい
芝はすぐに復活する
やっかいなヨモギも枯れる
草を取りながらも、除草剤ペットボトルを側に置いて、ヨモギやイヌクグを見つけるたびに
『は~い、点滴しましょうねスーッと楽になりますよ』って、どこかで言われた様なことを独り言しながら、草取りと点滴除草を繰り返している
その努力の甲斐あって、だんだん緑の絨毯的にはなってきた
5月下旬、新規就農研修生の懇親BBQ~もちろん授業が終わった5時以降の、ノンアルコールで乾杯
緑の芝の上では、理想の利用法だった
豪華な材料がたくさん持ち寄られ、楽しいBBQが始まった
コンロの足は長い ので、大丈夫だと思った、しかし、遠赤外線は恐ろしいもの~
数日後、見事に台湾ハゲみたいに3ヶ所が枯れ込んでしまった。
しかし、梅雨に入ると伸びが良くなり、3つのハゲは埋められた
梅雨が明ける頃には、ランナーも繋がり出すので、初めての芝刈りをしようと思っている
それまでは、草取り作業は続く~
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