Goo・ちょき・パーで、なに作ろう!

定年退職してしまいましたが、再任用でまだまだ老後の蓄えをしなくてはなりません。それでも悔いのない人生にしたいと思います。

ログハウス教室2日目

2009年12月11日 20時59分02秒 | Weblog

平成21年10月31日

 昨夜は盛り上がって、当然2次会へ~と言っても、ここは山の中のキャンプ場~赤い灯青い灯は無いから、それぞれの班のログハウスに帰っての懇親会は続いた。     昨日一日目は暗い中に着いて、酔っ払って帰ってきたので、泊まっているログハウスの様子は分からなかった~朝になって、撮った写真。

 ちなみに僕のベッドは2階のロフト部分~酔っ払いと、二日酔いにはちょっとキツイ登り降りの場所となった。

 朝食の後は、卒業生が実際に住んでいるログハウス見学から始まった。キャンプ場周辺に、別荘として立てられた1期生の『みみずく』~。

 特に9期生の『尾方邸』は、ご夫婦で住んでおられ、生活感が現れていた。現在も発展途上で、露天風呂に屋根をつけるとの事~。薪ストーブがやっぱり似合っていた。後日、このログハウスは宴会の場に利用されることになる(笑)

 さて、作業場に移動し、さっそく作業開始。先ずは、木材の丸太の皮むき(ピーリング)が現実的で、地道な仕事だ。

 手ガンナみたいなもので地道にカワハギ~今年から、高圧水によるピーリングも出来るようになったということで、だいぶ捗った。 運搬の過程で入った傷は、曲面カンナで凹みの傷を綺麗に削る。

 休憩の後~次は、ログハウスの根太部分に被せる、丸太の半ワリ材を作る。丸太を半分に割るための垂線を描くが、単なる半分の位置ではないのが難しい~材を見通して、重心の位置が真ん中となり、垂直の水準器定規で、垂線を引く。

 殆どの丸太は、右曲がり、左曲がりのどちらかに曲がっているので、この重心の判断は難しい。

 垂線を引いたら、その1センチ両側に縦に平行線を引く~2本の間隔は2センチ。これがチェーンソーの切り代になる。墨(朱色)壷で裏表のスミイレ(線引き)して、チェーンソーでの半割開始。

 インストラクターの井手さんは、流石に真ん中を通して、綺麗に半割完了してお手本を示した。

 さて、我々は4班に分けられ、それぞれの班でここまでの作業を追いつく。

 垂線も線引きも、半割も難しい~第一、チェーンソーを真横に寝せて、5メートルも水平に切断なんてしたこと無い者ばかり~チェーンソーの刃の進みを仲間のギャラリーが見て『上に行き過ぎ~下!下!もう少し下!』って言うが、チェーンソーの進行は簡単には矯正出来ないのだ(泣)

 線をはみ出して切り進み、50センチ戻ってまた切り込み直したりの四苦八苦を繰り返し、なんとか半割完了。

 洗濯板みたいな断面は、チェーンソーで出来るだけ平面に直してから、平ガンナで削りこんで、なんとなく綺麗な仕上がりに(笑)

 丸太の半ワリ材を、根太部分に被せてみる~フラットならぐらつかないが、曲がりがあるとグラグラと落ち着かない~何度か平ガンナを掛け直して完成。

 お昼ごはんは、秋刀魚とおにぎり~作業で汗を流すと、これが旨い!『ビール・ビール』とあちこちから声が(笑)

 さて、ログハウスは積み上げられてのログハウスだが、接合部分を作るのがノッチワーク。接合させるのはログに、ノッチとグルーブを加工することで、かみ合わせる事が出来る仕組み。先ずは一番下の半割材にサドルノッチを刻む。

 自転車のサドル(馬の鞍)みたいに、丸太の曲面を、”ハの字”に削ることによって、下のログの接合部分となる仕組み。 インストラクターは、チェーンソーを脇に抱えるようにして、丸太の曲面を”ハの字”に削り取った。そして、曲面カンナで綺麗に仕上げた。この楕円形の面を”スカーフ”と言うそうだ。

 さっそく我々も、追随してやってみるが、浅い角度で木材に刃を入れることはしたこと無い者ばかり。やはり~チェーンソーの刃の進みを見るギャラリーはウルサイ(笑)『(角度が)急過ぎ~、水平に、上、上に上げて~!』って言うが、一度食い込んだチェーンソーの進行は簡単には矯正出来ないのだ(笑) 

 それぞれ1本のログの両側にサドルノッチ(オス)を作るから、全員が交代で4つ刻み、次にカンナをかけた。これで、1段目(半割ログ)が完成。

 さて、今度は、2段目の丸太を準備し、1段目のサドルノッチ(オス)に噛ませる、メスのサドルノッチを刻まなければならない。

 ここで、あの初心者泣かせの道具!『スクライバー』の登場!これを使うには、先ず重ねたログの最大の間隔マイナス5センチに開いたスクライバーのコンパスを、別の場所に設置した水準線(垂直線)にスクライバーを持って行き、前後・左右の水平を水準器の真ん中に気泡が来るように、角度をセットする。

 これを持ち帰り、針部分を下の木材の曲面に当て、鉛筆の先を重ね、水準器の真ん中に気泡がいつもあるようにして上の木材になぞり書きしていく作業。言う(書く)のはやさしいが、やってみると難しい。

 迷って書き直しながらやっていると、何本もの線が出来て、どれが本当か分からなくなる(笑)

 でも、この段階は、ラフ・スクライブなので、とりあえずやってみる。1段目のサドルノッチ(オス)は、富士山型凸だから、メスのサドルノッチはV字谷の凹となる線が描けている。そこにチェーンソーを入れる。V字型に刻まれていく。ラフカットが終わったら、お互いの切断面を会わせてみる。

 果たして、接合面はぴったりと合って一安心。

 しかし、合ったのは接合部分だけ、ログの端までの4~5メートル部分は5センチくらいの空間が空いている。これをピッタリ合わせるには、次のファイナルスクライブとファイナルカットの作業をしなければならない。一度にファイナルスクライブまでは出来ないのだ!

 ここで、2日目の作業は、あっという間に終わった。

 さて、この研修では1日目は懇親会があったが、2日目からは夕食は準備されていない事が、深刻な問題となった。村の居酒屋で飲めば、キャンプ場まで約6キロを歩かねばならない~。

 そこで、11期生みんなで車を乗り合わせて居酒屋の2階を貸しきって、飲むことにした。あっという間に仲間意識が深まり、それぞれの個性が分かってきた(笑)何処に言ってもアルコールは抜けられない生活~いや、やっぱりアルコールは潤滑油だ。(笑)





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