激しい雨の一日でした
ひめちゃんたちは、ビンボー合羽でお散歩です。
ビニール風呂敷や市指定ゴミ袋をビニール風呂敷と同じ大きさに切り裂いて、首とお腹で結びます。
だれにも逢いません。
こんな日はみんなどうしているのかな?
梅雨入りしそうになかったけれど、あっという間に梅雨入りして、雨の毎日です。
でも、花菖蒲の季節になりました
今年は、花菖蒲のみなさんちょっと元気がないかな?
晴れたら、しっかり草むしりをしてお世話しますね
岡上景能開基の国瑞寺(こくずいじ)に到着です。
ちょっとかわった雰囲気です。
山門の上にいるのは、何でしょう?
しゃちほこ?
角度を変えてみても、わかりません。
境内には、マスクをして草むしりをしているおじさんがいます。
ちょっと、声を掛けにくい。
門脇の掲示板に寺の由緒があります。
ここ国瑞寺は徳川四代将軍家綱公のころ、推定、寛文七年(1667)に笠懸野を開拓された時の代官岡上景能(おかのぼりかげよし)公によって創建され、延宝元年(1673)、景能公が師事されていた独堪性瑩禅師(後の黄檗宗四代管長)により開かれました。
景能公は笠懸野の荒れ果てた大地に農業や街道、宿場町などを作り上げ、この地を生活できる場所に変えられました。しかし、その大きな功績や名声を妬む人々により、結果、切腹という不遇の最後を遂げられました。
「御朱印希望の方は本堂東の建物へ」ともあります
御朱印があるんだ
山門をくぐり、さっきの草むしりをしているおじさんに声を掛けます。
「あのう、御朱印をいただきたいんですけど。」
「こちらへどうぞ。」
失礼しました。
和尚さんでした。
いただいた御朱印です
ありがとうございます
境内はさほどひろくないようです。
本堂西から裏山にかけて、羅漢さんがいっぱいです。
16名様か確認しませんでしたけど、とりあえず、みなさんに合掌
山門を出て、墓地に向かいます。
参門脇に六地蔵です。
こんな形で祀られている六地蔵さんもあるのですね
墓地には、御利益のありそうなお地蔵様もおいでです
やっと、岡上景能の墓です
埼玉県児玉郡高柳村の生まれとあります。
群馬県指定史跡だったのです
子どもの頃郷土の偉人と教えられ、ちょっと反発を覚え、向き合ってきませんでした。
今は素直に向き合って、合掌です
鹿の川沼の脇を通って帰ります。
むこうにみえるドームは、岩宿博物館です。
岡上用水は、荒れ果てた笠懸野を、農耕可能な人の住める土地にしたのですね
いわば、瑞穂の国(みずほのくに)にしたのですね
あれ、瑞穂の国には、国と瑞の字があります
そして、その後もさまざまな努力によって、みどり豊かなみどり市になったのですね