「太郎生国津神社」de 「十三重塔」(重文) と 御神木巨樹ケヤキ

2021-09-24 17:36:18 | 神社仏閣など
まだしつこく「アサギマダラ」のお話を書きますが、
アサギの名前の由来は、アサギ=浅葱(アサギ)色からきています。
「淡い青」と書いても伝わりにくいのですが、
「新選組の羽織の地色」のような色という表現が分かり易いかと…
よく似た名前で「浅黄色」というのもありますが、これは
浅葱色と浅黄色」の色見本を参考にしていただくとして、
「アサギマダラ」の羽の何とも言えないあの地色の「淡い青(水色?)」、
大好きになりました(笑)。


さて、表題の神社の件、
「太郎生出張所」を訪問する前に、近くの案内板で「国津神社」のことを知り、
しかも「重要無形文化財・十三重塔」とか案内もありましたし、、、
これは素通りするわけにはいきませんので、「フジバカマ」より優先して
お参りさせていただいたわけです。
(2021/9/21に行った訪問先は悉く順不同になっています

太郎生 国津神社
 

 

 「十三重塔」

  「塔身の仏様」
(四面すべては映せませんでした、あしからず…)

国指定重要文化財建造物
 国津神社 十三重塔

   大正15年4月19日指定
以前、太郎生日神不動前の山王権現社境内にあったが、
明治40年山王社合祀の際、現在の国津神社に移された。
十三重塔としては小型であるが、塔身四面にはそれぞれ
薬師・阿弥陀・釈迦・弥勒の四仏を配し、
その整った形や屋根の力強い曲線などは、
鎌倉時代の特徴をよく表している。
総高3.3mで、石材はこの地方で多く使用されている地元産出の
大洞石(オオボライシ)と呼ばれる溶結凝灰岩で造られている。
石造美術の宝庫と言われる美杉村にあって特に優れた作品である。
     津市教育委員会 』

そのお隣には
 『弥陀三尊種子碑
うん?「種子碑(シュジヒ)」、まだまだ勉強が足りません…
≪※「種子碑(シュジヒ)」の種子とは、 仏や菩薩の像の代わりに、それを表示し た梵字のことで、
仏や菩薩の恩恵や功徳 が限りなく生じることを、草木の種子に 例えて言ったことによるそうです。≫

本殿から反対側には巨木が見えます、何やらご立派な、「御神木」のようです。
なかなか全体を映すのは無理っぽく、苦労の末の「ケヤキ」です
   
県指定天然記念物
  国津神社のケヤキ

    昭和15年9月16日 指定
この大ケヤキは、地表に現れた根回り19.6m、樹高30m、 胸高周囲約7m、
枝張り東西約25m、南北約16mの大木である。樹齢八百年以上と伝えられ、
県下のケヤキの中でも最も古いものの一つと言われている。
また昭和55年度全国植樹祭のお手蒔き用として、
この種子を献上された由緒あるケヤキである。
    津市教育委員会 』

また、みえの樹木百選HPでは
『樹齢800年といわれる巨樹のケヤキ
境内にはケヤキやカゴノキの大木がある。
このケヤキは双幹で、大きい方が周囲約7m、小さい方が約4m。
台風で二つの幹の間に裂け目が入ったので、ワイヤーロープで縛ってある≫ 
  確カニ…

名張川の清流の傍で心穏やかな時間と共に、
鎌倉時代から残る「十三重塔」や伊賀では拝見したことがない(知らないだけだと思いますが)「種子碑」、
ケヤキの巨樹にも驚きましたが、ワイヤーロープを見て「長生きしてね」と しておきました。
やっぱり「フジバカマ畑」訪問の前に来て良かったわぁ。



ではまた
コメント
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