この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

その言葉を支えにして。

2012-07-05 21:43:38 | 日常
 何気なくテレビをつけたら、今話題の(っていうかとっくに旬は過ぎた?)塩谷瞬が出ていました。
 今さらですけど、彼のしたことって、そんなに悪いことなんですかね?
 いや、男として二股をかけるのは最低だと思いますよ。
 でも彼は芸能人じゃないですか。
 芸能人なんて浮気報道はしょっちゅうだし、それどころか隠し子騒動だって珍しくない。
 独身の彼が二股交際してたって、ニュースとしてのインパクトは欠けると思うんだけど…。
 まぁ、だからこそ、ワイドショーで大仰に泣いて謝罪してたんでしょうね。
 ともかく、塩谷瞬がカメラの前でしおらしくシュンとしているのを見るたびに、気分がげんなりとなりました(言いたいのはそこか!)

 さて、彼が出ていたのはワイドショーではなく、旅行番組だったんですよ。
 番組の中で、彼は鳥取県の三徳山に入山してました。
 三徳山!!
 自分は先日の記事で、行ったことのない観光地は自分にとってすべて同価値である、というような発言をしましたが、例外的に三徳山は行ってみたいんですよね。
 なぜなら、三徳山には三仏寺の投入堂があるから。
 投入堂は死ぬまでに一度実物を観てみたいよなぁ。

 番組を見てさらにその思いを強くした自分は、よし、お盆休みは三徳山に行ってみよう!と決意し、翌日、三徳山の宿坊(お寺の宿泊施設)、及び周辺の旅館に、お盆休みに空きがあるかどうか、電話してみました。
 が、全滅でした。涙。
 三徳山、そんなにメジャーな観光地ではないと思うんですが、それでも一ヶ月ちょっと前に宿が取れるほど甘くはなかったです。
 っていうか、それ以前に自分には三徳山に一緒に登ってくれる友人がいないのですけどね(三徳山は一人での入山が禁止されています)。
 自分には、リアルでの友人がいないのです。
 それでいいと思ってるわけではないのですが…。

 ところで、自分は福岡の那珂川というところにある不思議博物館という私設博物館に通うようになって一年と三ヶ月経ちました。
 おかげで顔馴染みも増えてきました。
 しかし、顔と名前が一致する人って未だに三人しかいないんですよね。
 一年と三ヶ月で三人、人によってはそんなもんだよ、と言うかもしれませんが、自分は不満です。
 馴染みの人の名前ぐらい知っておきたい。知らないとマイミク申請も出来ないしね。
 名前なんて聞いたら教えてくれるでしょ、という人もいるかもしれませんが、自分の名前覚えの悪さを舐めちゃいけません。一度聞いたぐらいでは覚えられない自信があります。えっへん♪(威張るな!)
 顔と名前を一致させる最も確実で簡単な方法。
 それは名札を付けること。
 さすがに名札を付けた相手の名前を間違えることはありませんから。
 それで、館長に提案してみたんですよ。
 希望者だけでいいので常連さんで名札を付けるようにしてみてはどうかと(強制はしない)。
 でも館長は自分の提案にいい顔をしませんでした。
 理由は、常連が名札を付けると、初めて来たお客さんが引いてしまう、とのこと。
 一見すると、ごくごく真っ当な理由のように思えます。
 しかし、館長がそれを理由にするのはおかしいんですよ。
 なぜなら、先日の福岡市動植物園ピクニックの際、参加者にイベント記念缶バッジをつけるという羞恥プレイを強いたのですから。
 あ、訂正、強制はしませんでした。
 でも動物園の入口で缶バッジを配り、主催者自らがバッジをつければ、参加者は自ずとバッジをつけますよね。
 つまり強制はせずとも誘導はした。
 だから、あの日の参加者にある種の羞恥プレイに導いた館長が初めて来た人が引くからという理由で名札はつけないというのはおかしいと思うのです(ここら辺の理屈は強引かも。自分はそう思うけれど。)。

 でも、ともかく館長がGOサインを出さない限りは名札制度は導入されないわけです。
 自分は一計を案じ、まず不思議子ちゃんに名札を付けてもらおうと思いました。不思議子ちゃんに名札を付けることは過去に考えたことがあると館長が言っていたので。
 で、ネームプレートをデザインし、自作しました。
 それがあの記事のネームプレートです。
 
 もしかしたら誰か、不思議子ちゃんのためにわざわざネームプレートを自作するなんて、何て不思議子ちゃん想いなんだ!!と思われたかもしれません(いないと思うけど)。
 違います、あれは100%自分自身のために作りました。
 自分が、出来るだけ多くの常連さんの名前を知りたいと思って作ったんです。
 もちろん、不思議子ちゃんがつけても似合うものを、と考えて作ったのは言うまでもありません。

 しかし、やっぱり館長はいい顔はしてくれませんでした。
 でも、そのことにとやかく文句を言う権利は誰にもないんですよね。
 だって、不思議博物館は私設博物館なんですから、館長のヴィジョンに合わないものは館内に存在するべきではない。

 自分なりに精いっぱい頑張ったし、そろそろ諦めるか、そう思いました。
 自分はリアルでの友人を作るという目的のために、ネームプレートを作ったけれど、まず自分が何かしら計画を立てて(それがどんなにいい計画だと自分で思っても)上手く行った試しがないし、そもそも自分のような人間がリアルでの友人を欲すること自体間違ってるのかもしれない。
 自分はそういう星の元に生まれたんだろう、そう思おうとしました。
 そしたらある人が、計画を投げかけた自分にこんな言葉を贈ってくれました。そのまま転載します。

>>自分はそういう星の元に生まれている。涙。(←これは自分の発言)
>とありますが、そう言ってしまうと負けです。
>実現させる人は、おそらく失敗を何度も繰り返して、
>失敗しない方法を模索して実現させていっています。
>そして、そのほとんどは失敗のデメリットを計算できない、
>ちょっとばかな人が多いみたいです。


 この言葉にはちょっとぐらっときました。
 そっか、成功した人だって何度も失敗を繰り返してきたのか…。だったら自分もネームプレート計画をもう少し諦めずに頑張ってみるか、と思いました。

 ちなみにこの発言をしたのは他ならぬ館長なんですけどね。笑。
 つまり、館長の言葉を支えにして、館長を説得しようと思ってるってわけです。
 果たして、不思議博物館の常連さんが自分の思惑通りネームプレートを付けてくれる日が来るのでしょうか、、、たぶん無理だと思います。
 その場合は単純に自分がそういう星の元に生まれてきたってだけの話です。
コメント (8)
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