伊坂幸太郎著、『フーガはユーガ』、読了。
まずは期待を裏切られなかったことに感謝したいです。
伊坂幸太郎最高傑作!とまではいかないにしても充分面白かったです。
これの前に読んだ『ダンデライオン』が正直微妙な出来だったので、ほっとしました。
ただいろいろ言いたいことはあるんですよ。
例えばここまで虐待がひどい父親だったら、いっそのこと寝ている間に兄弟の力を合わせて首を絞めて殺せばよかったんじゃないの?とか(過激だけど、そういうレベルの虐待ですよね?)、監禁していた子どもに逃げられるなんていくらなんでも連続殺人事件の真犯人が間抜けすぎるんじゃないの?とか、主人公、油断しすぎ!とか、そういったことですが。
まぁでもギリギリのところで、「ありえんわ!」と本を投げ出すほどではなかったです。
ついでに言えば個人的にはもうちょっとだけハッピーエンド寄りで幕を閉じて欲しかったけど、大団円とは言えない苦い結末もある意味伊坂幸太郎らしいと言えると思います。
アマゾンのレビューで、帳尻が合わない、読後に爽快感が味わえない、というようなことを書いていた人もいるけど、伊坂幸太郎って昔からこんな感じだったと思うけどなぁ。
デビュー作の『オーデュボンの祈り』も純然たるハッピーエンドってわけではなかったし、『アヒルと鴨のコインロッカー』も帳尻が合わないことこの上ないですよね。
『アヒルと鴨のコインロッカー』では壮快感が得られて、『フーガとユーガ』では得られないというのはよくわからないですね。
わからないと言えば、ヒロイン(といっていいのかどうかよくわからないけど)の名前が「小玉」って言うんですけどね、自分はてっきり「小玉」は彼女の名字なのかと思っていたら、結婚後も「小玉」って描写されていて、「あれ?」って思いました。
「小玉」って彼女の下の名前なの?
どっちかよくわからん、、、そこらへんの説明ってありましたっけ?
些細なことなのかもしれないけど、ちょっと気になって…。
さて、『フーガとユーガ』を読み終えたことだし、次は森見登美彦の『熱帯』だ!
まずは期待を裏切られなかったことに感謝したいです。
伊坂幸太郎最高傑作!とまではいかないにしても充分面白かったです。
これの前に読んだ『ダンデライオン』が正直微妙な出来だったので、ほっとしました。
ただいろいろ言いたいことはあるんですよ。
例えばここまで虐待がひどい父親だったら、いっそのこと寝ている間に兄弟の力を合わせて首を絞めて殺せばよかったんじゃないの?とか(過激だけど、そういうレベルの虐待ですよね?)、監禁していた子どもに逃げられるなんていくらなんでも連続殺人事件の真犯人が間抜けすぎるんじゃないの?とか、主人公、油断しすぎ!とか、そういったことですが。
まぁでもギリギリのところで、「ありえんわ!」と本を投げ出すほどではなかったです。
ついでに言えば個人的にはもうちょっとだけハッピーエンド寄りで幕を閉じて欲しかったけど、大団円とは言えない苦い結末もある意味伊坂幸太郎らしいと言えると思います。
アマゾンのレビューで、帳尻が合わない、読後に爽快感が味わえない、というようなことを書いていた人もいるけど、伊坂幸太郎って昔からこんな感じだったと思うけどなぁ。
デビュー作の『オーデュボンの祈り』も純然たるハッピーエンドってわけではなかったし、『アヒルと鴨のコインロッカー』も帳尻が合わないことこの上ないですよね。
『アヒルと鴨のコインロッカー』では壮快感が得られて、『フーガとユーガ』では得られないというのはよくわからないですね。
わからないと言えば、ヒロイン(といっていいのかどうかよくわからないけど)の名前が「小玉」って言うんですけどね、自分はてっきり「小玉」は彼女の名字なのかと思っていたら、結婚後も「小玉」って描写されていて、「あれ?」って思いました。
「小玉」って彼女の下の名前なの?
どっちかよくわからん、、、そこらへんの説明ってありましたっけ?
些細なことなのかもしれないけど、ちょっと気になって…。
さて、『フーガとユーガ』を読み終えたことだし、次は森見登美彦の『熱帯』だ!