この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

誰もそんなことは聞いていない。

2020-04-06 22:59:10 | 漫画・アニメ
 現在続きが気になって気になって仕方がない漫画が3作あります。
 1作目は藤本タツキ作『チェンソーマン』
 『チェンソーマン』が連載されている週刊少年ジャンプが月曜日に発売されるから、何とか正気で月曜日を迎えられるといっても過言ではありません。
 2作目は葦原大介作『ワールドトリガー』
 B級ランク戦の決着がつく最新話はまさに神回でした。
 以前「ランク戦に関心が持てない」という人からコメントをもらったことがあるのですが(こちら)、この人は最新話を読んでもやはり関心が持てないのでしょうか?
 さて、続きが気になる3作目が木多康昭作『喧嘩稼業』です。
 『喧嘩稼業』は最新13巻が今月発売されます。
 他にこれといって楽しみのない4月の数少ない光です。

 さて、その木多康昭氏なのですが、このたび『喧嘩稼業』のLineスタンプを作成しました。
 が、そのスタンプは結局世に出回ることはありませんでした。
 なぜかというとスタンプは木多氏が読者への還元サービスとして読者に無料配布するために作成したのですが、Lineでは基本的にスタンプの無料配布が出来ないのでそのことにシラけた木多氏が結局申請しなかったのです。

 この件ではいくつか思うことがあって、まず読者に無料で配布するためにLineのスタンプを作成した木多氏は無条件でカッコいいな、と思いました。
 漫画家がスタンプを作成するのって(よく知りませんが)通常小遣い稼ぎが目的ですよね?
 別にそれが悪いことだとは言いません。
 漫画家も霞を食べて生きているわけではないでしょうからね。
 でもそこを敢えて無料で配布するためにスタンプを作成する、木多氏の心意気がカッコいいと思ったのです。

 次にそれはちょっと、と思ったのは、Lineのスタンプを無料で配布する方法を尋ねる木多氏のツイートに、「有料でも買います!」と返信する人たちですね。
 木多氏は何も有料でスタンプを購入するかどうかを尋ねているわけじゃないんですよ。
 応援の意味でそのように返信したのだということはもちろん理解出来ますが、基本的に何かを尋ねる質問ツイートに答えとは関係のないことを書きこむのはルール違反です。
 誰もそんなことは聞いてないと思いました。

 しかし一番それはどうかと思ったのは言うまでもなくLine自体です。
 どうしてスタンプの無料配布を認めないんでしょうかね?
 どうしてと尋ねておきながら答えは知っています。
 それはスタンプの無料配布を認めると誰も有料で購入しなくなっちゃうからですよね。
 
 現在ネットではイラストや音楽など様々なフリー素材が存在しています。
 一方イラストや音楽を有料で販売しているクリエイターも多くいます。
 彼らはフリー素材にはない付加価値を著作物にプラスしているのでしょう。
 その付加価値を認め、素材を購入する人も多い。

 同様に、Lineのスタンプも有料のものに何かしらの付加価値をつければ、フリースタンプがあったとしても、有料のものが即売れなくなるということもないと思うんだけどなぁ。
 まぁスタンプを購入したことがないので実際のところはよくわかりませんが。

 木多氏がスタンプ用に用意したイラストがいつかシールやバッジなど、形を変えて自分の手元に置けたらいいな、と思います。
コメント
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