この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

毎度のことながら細かいところが気になった『野生の島のロズ』。

2025-02-08 20:58:23 | 新作映画
 クリス・サンダース監督、『野生の島のロズ』、2/8、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞(月イチクーポンにて鑑賞料金1200円)。2025年8本目。

 ドリームワークスの『ヒックとドラゴン』シリーズが好きです(今度実写化されるようです。観るのが楽しみなような、怖いような?)。
 劇場版三部作だけでなく、テレビシリーズ二部作のDVDも所有しています。
 外国のアニメ映画でDVDを持っているのって『ヒックとドラゴン』だけじゃないかな。
 ドラゴンの飛行シーンも最高ですし、痛みを伴う決着のつけ方も自分の好みなのです。

 当然同じドリームワークスの『野生の島のロズ』も無視するわけにはいかず、公開週に観に行きました。
 しかし、残念ながら『野生の島のロズ』は『ヒックとドラゴン』ほどにはハマらなかったですね。

 サポートロボットのロズが事故によって無人島に漂着し、鴈のひなを育てることで島の動物たちと友情を深めていくが、やがて回収ロボットが島にやってきて、というお話です。
 どこらへんがハマれなかったのか、、、例えば、ロズは島の動物たちと友情を深めていくのですが、島の動物たち自身もロズを中心に仲良くなっていくんですよ。
 草食動物も肉食動物も。
 『ズートピア』ではそこら辺のことは上手く誤魔化せていたと思いますが、本作ではどうなのかなぁって感じでした。
 特にキツネのチャッカリは本来捕食するはずの小動物たちと仲良くなっていくんですよ。
 彼は普段何を食べているんだろう、貝ばかりじゃお腹が満ちないと思うんだけど、なんて意地悪なことを考えてしまいました。

 他にも気になるところはあって。
 回収ロボットが動物たちから攻撃を受けてちょっと動けなくなると自爆させられるんですよ。
 なるほど、ロズを生み出した企業はそれほどまでに冷酷なんだなと思うじゃないですか。
 しかし自分の意志で企業の元に帰ったロズは新品同様に修理、メンテナンスされるんです。
 あれ、この扱いの差は何?って思わずにはいられませんでした。
 まぁ最終的にロズはスクラップになっちゃいました、というオチでは誰も満足しないというのはわかるんですが。

 そんな具合で毎度のことながらいろいろ細かいところが気になっちゃいました。
 でもそういうところが気になったのは自分の心が汚れているから、大人になってしまったからだと思わないでもないです。
 実際映画comのレビューでは絶賛の嵐ですから、フツーの人は(自分が気になったところも)気にならないのでしょう。
 まぁ自分も小さな子どもを連れて行くのにいい映画はないかと訊かれたら、本作を強く推しますけどね。
 細かいところが気にはなっても人に薦められる映画はあるってことです。
 
 お気に入り度★★★、お薦め度★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
コメント
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