この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

ジブリが好き!

2024-09-10 21:39:00 | 漫画・アニメ
 例えばの話ですが、「自分はリドリー・スコットの大ファンなんですよ、『エイリアン』は見たことないんですけど」っていう奴がいたら、「何言ってるんだコイツ」と思うか、「さっさと(『エイリアン』を)見ろ!」とツッコミを入れるんじゃないでしょうか。
 もしくは「俳優の堺雅人のファンなんです、『VIVANT』は見てないんですけど」という人がいたら、やっぱり「『VIVANT』、見ればいいじゃん!」と薦めるでしょう。
 この場合、『エイリアン』や『VIVANT』を薦めるのはそれらの作品をゴリ押ししているというわけではなく、相手がリドリー・スコットのファンだと言ったから、堺雅人のファンだと言ったからです。
 ファンならば見ていて当然というような、〇〇であればXXであるのは当然という意識は多かれ少なかれ誰にでもあると思います。
 そういった意識が差別や偏見に繋がらないように気をつけなければなりません。

 とはいえ、実際には『エイリアン』を見たことないリドリー・スコットファンはいないと思いますし(いないですよね?)、堺雅人のファンであれば誰でも『VIVANT』を見ているでしょう(見てますよね?)。
 でも世の中には実際存在するんですよ。
 ジブリが好き!と言いながら、『未来少年コナン』や『ルパン三世 カリオストロの城』を見たことがない人が(結構いる)。
 個人的にはこれがよくわかりません。
 ジブリが好きということは、ジブリ作品の多くで監督を手掛けている宮崎駿のことが好きってことですよね。
 宮崎駿のことが好きなら彼の最高傑作を見たいと思うのが当たり前ではないかと思うのです。
 でもジブリ好きを自称していても『未来少年コナン』や『ルパン三世 カリオストロの城』に興味を示さない人が一定数います。
 これがどういうことなのか、自分なりに考えてみました。
①ジブリ好きを自称しているが、本当はジブリのことが好きでも何でもない。
 「ジブリ好き」というといいイメージがあるので、敢えてプロフィール欄にそう書いていると考えると説明がつきますが、ちょっとひねくれ過ぎだろうと思わないでもないです。
②ジブリ好きではあるが、宮崎駿のことが好きというわけではない。 
 確かにジブリ作品には非・宮崎駿作品も多くありますが、まぁでもジブリといえば宮崎駿だと思いますけどねぇ。
③ジブリ好きで、宮崎駿のことも好きだが、ジブリ以前の宮崎駿のことには興味がない。
 たぶんこれなんでしょうね。
 でも、、、勿体ないと思うけどなぁ。
 自分は宮崎駿の最高傑作はテレビアニメなら『未来少年コナン』、劇場作品なら『ルパン三世 カリオストロの城』だと思っています。
 宮崎駿の最高傑作と書きましたが、『未来少年コナン』はテレビアニメ史上の最高傑作といってもいいぐらいです。
 その評価が揺らいだことはないですし、この先も揺らぐことは考えられません。
 その作品に興味がないとしたら勿体なさ過ぎます!

 と常々考えているのですが、この考えに賛同してくれる人って(『未来少年コナン』や『ルパン三世 カリオストロの城』を鑑賞済みの人でも)案外少ないんですよねぇ。
 もしかしたら、『エイリアン』を見たことないリドリー・スコットファンも案外いるのかもしれません。
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2 コメント

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言いたいことをまとめるのは難しいのですが ()
2024-09-11 09:50:53
 せぷさんの定義?する“ジブリ作品”は3つあると考えられます。

 ①ジブリ以前の宮崎駿作品(『未来少年コナン』『カリオストロの城』)
 これらは、“宮崎駿作品”であっても、“ジブリ作品”とは考えられていない…というのが私の印象です。
 それはともかく、これらは名作だと私も思います。「ジブリ作品が好き」と語る方でも《観た方が良い》という考えに同意します。ただ、(せぷさんも思っているようですが)、強い推奨までで《観なくてはジブリファンを語れない》とまでは行きません。
 『カリオストロの城』は私も好きで名作ですが、ルパン本来のキャラとしてはロマンチスト(やさしい)過ぎる気がします(ルパンがロマンチストで優しいとは私も思います)

 ②宮崎駿監督作のジブリ作品
 ③宮崎駿作以外のジブリ作品
 この二つは、同じ要素を含みますが、質的にかなり違いがあると感じます。
 ③について語らせていただくと……

『火垂るの墓』
 戦争モノ(関連)は苦手です。この作品、兄妹愛(特に兄の思い)には心が動きますが、やはり、悲しい。

『平成狸合戦ぽんぽこ』
 人間の自然破壊から自分たちの棲み処を守ろうとする狸たちの奮戦は面白かったのですが、正直、《長かった》と(長いと感じたのは、面白さが少ないのか、テーマがブレているからなのか?)

『耳をすませば』
 面白かったと思います。
 ただし、ヒロインが執筆に没頭し、受験勉強を放棄、離脱寸前にまで至ったのは、行き過ぎに感じた(テーマとしては評価できる)。その他の点では、非常に面白かった。

『猫の恩返し』
 これは面白かった。多少、疑問点はありましたが、面白かったです。(詳細は拙ブログで書きました)

『ゲド戦記』
 原作ファンから酷評されたようですね。原作は未読でしたが、尺が足りないこともあるかもしれませんが、練り込み不足を強く感じた作品。理解困難御部分もあり、ここに時間をかけるの?と思ったところもあったと記憶しています。正直、面白くなかったです。

 調べると、未視聴の作品が多いので、語る資格がないのかもしれません。

(前後しましたが)
②宮崎駿作のジブリ作品
『天空の城ラピュタ』
 ブログでも書きましたが、カリオストロ風味、未来少年コナン風味が満載の名作で、非常に面白かったです。主題歌も素晴らしい。

『となりのトトロ』
 これは何度見ても面白い。傑作、名作です。
 メイが行方不明になって、心配でたまらない状況なのですが、昭和の田舎の夏の昼下がりから夕方、日暮れ過ぎの映像が素晴らしいです。
 もちろん、姉妹とトトロの交流も面白いです。猫バスには乗ってみたいです。

『魔女の宅急便』
 ヒロインの箒の飛行能力が低下し、苦しみ悩むシーンのイメージが強いです。
 記憶が曖昧ですが、飛行船墜落の危機を何とかしようとするクライマックスは盛り上がりますが、何となく、ヒロインの為、ストーリーの盛り上がりの為のイベントに思えました。
 原作者は「ストーリーの方向性が違っていて驚いた」という感想を述べていた

『紅の豚』
 少し見て、視聴をやめた記憶があります。ごめんなさい。

『もののけ姫』
 シシ神など各神様や各種族などの設定がイマイチ理解できなかった(語るにはもう一度見る必要があるかも)
 全体的には、かなり面白かったです。
 シシ神がドロドロになって村が崩壊するシーンは好きではありません。
 宮崎駿作は、今後、こういうパターンが多いように思います。

『千と千尋の神隠し』
 非常に面白かったです。
 各キャラも個性的で面白かったです。
 カオナシが暴走して、ドロドロ…は……

『ハウルの動く城』
 ヒロインが老婆になった設定や、ハウルや荒野の魔女らの設定もよく分からなかった。
 クライマックスで動く城が暴走し、分解しドンドン小さくなっていくシーンが印象に残っているが、《よく分からなかった》という感触が残っている(もう一度観ないとダメかなと思うが、観たい気もあまりない)

『崖の上のポニョ』
 途中までは面白かったが、やはり暴走が始まって、水浸し……結末もよく分からなかったです。

 全部見ていないし、せぷさんは納得のいかない感想もあると思いますが、お許しください。
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コメント、感謝です。 (せぷ)
2024-09-11 23:42:28
英さん、長文コメント、感謝です。

英さんのブログに『天空の城ラピュタ』を見るのは初めてで『風の谷のナウシカ』は未見と書いていたので、てっきり英さんはジブリ作品は見ない人なのかと思っていたらめちゃめちゃ見てるじゃないですか!
ちょっとビックリしました。

自分もジブリ作品は見ていないものが結構あります。
宮崎駿監督作は全部見ているかな。
でもここだけの話、ジブリの宮崎駿監督作で好きな作品はありません。
最近の作品になるとまったく面白くないのですが、それでも観に行くのが宮崎駿マジックかもしれません。笑。

『風の谷のナウシカ』の劇場版アニメは見る価値は充分あると思います。
ただ、アニメは原作漫画の上澄みだけ掬ったような作品なので、原作を読むと物足りなく思えるかも?
出来ればアニメだけでなく、原作も読んでみてください。
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