この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

創作に悩める者必読!!『神のみぞ知るセカイ on the train+パイロットフィルムズ』。

2015-07-21 21:47:02 | 漫画・アニメ
 今一番好きな漫画は何かと聞かれたら、躊躇なく『BIRDMEN』と答えます。現在連載中の漫画であれより面白い漫画はないと思うけどなぁ。

 では今一番好きな漫画家は誰かと聞かれたら、『BIRDMEN』の著者である田辺イエロウ、、、ではなく、若木民喜と答えますね。やっぱり躊躇なく、ね。
 若木民喜のどこら辺が好きかというと、まぁもちろん作品も好きなんですが、何よりファンのことを第一に考える創作姿勢がいいですよね。
 バカ言え、他の漫画家だってファンのことを考えてるさ、という人もいるかもしれませんが、『神のみぞ知るセカイ』最終26巻発売記念のキャンペーンは直筆イラスト付きのフリーペーパーの応募者全員プレゼントですからね。
 応募者全員プレゼント自体は珍しくないかもしれないけど、直筆イラスト付きとなると前代未聞なのではないでしょうか?
 だって『神のみぞ知るセカイ』は深夜とはいえ、アニメにもなったから、それなりに知名度もある作品だから、その直筆イラストがもらえるキャンペーンとなると軽く一万人以上は応募したのではないか?と推測されるわけです(はっきりとした応募者数はそれこそ作者のみぞ知るセカイですが)。
 一万枚以上のイラストを描くって、、、どんな苦行やねん?って思わずにはいられません。

 で、このたび若木民喜初の短編集『神のみぞ知るセカイ on the train+パイロットフィルムズ』が発売されました。
 この短編集は今現在創作に悩める者には必読の書だと思います。
 前半は『神のみぞ知るセカイ on the train』という連載終了後に近鉄とのコラボ企画で、はっきり言って『神のみぞ知るセカイ』のファン以外楽しめない内容になっています。
 重要なのは後半の「パイロットフィルム」と名付けられた3作の短編漫画ですよ。
 この3作を読めば作者の漫画家としてのおおよその遍歴がわかるようになっています。
 さらにそれぞれの作品には作者自らの解説がついているのです。

 この短編集は創作に悩める者には必読の書だと書きました。
 とはいえ、別に技術的なことが学べるわけではないのです。
 学べるのはメンタル的なこと、挫折した時の対処の仕方です。

 若木民喜は最初に小学館新人コミック大賞を受賞してから連載にこぎつけるまで実に12年の月日がかかったそうです。
 もうこの時点でよくその間に心が折れなかったものだなと感心してしまいます。
 しかしその12年かけてようやくこぎつけた連載もわずか1年で打ち切られてしまうのです。
 自分だったら確実にその時点で漫画家を止めますね。
 でも若木民喜はめげずになぜ打ち切られたのかを冷静に分析して、次の作品につなげるのです。
 その作品がアニメ化もされた『神のみぞ知るセカイ』ですよ。

 今創作に悩んでいる人は、実際には技術的なことよりむしろメンタル的なことで悩んでいるのではないですか?(自分がそうだからね)
 でも、この『神のみぞ知るセカイ on the train+パイロットフィルムズ』を読むと、どうして自分の作品は認められないのだ、どうして自分は面白い作品を書けないのだ、どうして、、、そういった諸々の悩みから不思議と解放されるのです。
 そうして肩の力が抜けた状態になってこそ傑作って物に出来るんじゃないでしょうか?
 まぁ自分が傑作を物に出来そうな雰囲気はないですけどね。笑。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【GOTTON JAM2015】に行ってきました、その2。

2015-07-20 22:07:21 | 音楽
 嘉穂劇場に着いたのが15:00ちょっと過ぎぐらいだったかなぁ。
 グルメエリアを一回りしてから、チケットを購入していなかったまささんは当日券を購入し、入場者の列に並びました。
 列に並んだ、といっても大したことはないのです。
 福岡で行われるイベントなどと違ってまーったくもって参加者が少ないので。
 今年で3年目となる【GOTTON JAM】ですが、知名度はまだまだ低いみたいですね。
 ただ、お世辞でも何でもなく、【GOTTON JAM】は非常に良いと思いますよ。
 この手の地方で開催される音楽イベントって、その地方で活動するミュージシャンや地元アイドルが出演するのが定番じゃないですか(と決めつけるのもなんですが)。
 でもこの【GOTTON JAM】は違います。
 ミュージックステーションに出るようなメジャーなミュージシャンこそ出演しませんが、よくこんな地方の音楽イベントに出演するなぁと思えるぐらいのハイレベルなパフォーマンスを魅せてくれるミュージシャンばかりなのです。逆にいえばそういったミュージシャンに出演を依頼する主催者の音楽センスにも感心するばかりですね。
 今年の出演者であるakiko、INO hidefumi、jizue (ジズー)、Polaris、名前を聞いたことのないミュージシャンばかりでしたが、いずれ劣らぬ素晴らしいパフォーマンスでした。


   

 写真はアンコール終了直後の劇場内の様子。
 公演中の写真撮影が禁止であることは充分承知していますが、どれぐらい盛り上がったかを言葉で伝えるのも難しいと思って、こっそり撮っちゃいました(なのでクレームがつけば削除します)。
 スタンディング・オベーションをしている人を多数見かけますが、元々は立ち見ではありません。場内の1/3ぐらいの人が立ったのかなぁ。まぁ自分たちは座ったままでしたけどね。笑。
 
 【GOTTON JAM】が良いと思う理由は他にもあって、屋内で行われる、というか、嘉穂劇場という歴史ある芝居小屋で行われるイベントにも関わらず、飲み食いが自由なんですよね。飲み食い自由どころか、劇場内では利き酒体験が行われて、1個¥500のおちょこを購入すればあとは日本酒が飲み放題!!お酒大好き人間のまささんは「10杯目までは覚えてたんだけどな~」とおちょこが渇く間もなくひたすら飲み続けてました。笑。

 あと一ついいなぁと思ったのは、【GOTTON JAM】ではやたら可愛い子を多く見かけました!
 自分たちの前の席も後ろの席も女の子の二人連れでしたよ。これで自分たちがヘタレでなければ「お嬢さん方、ライブが終わった後、一緒に飲みに行きませんか?」とナンパするところなのですが自分にもまささんにもそういう根性はありません。笑。


   

 写真はジェラート売りのお姉さんたち。
 可愛い子が多かったという自分の言葉があながち嘘ではなかったことがわかると思います。
 これで来年の【GOTTON JAM】は一気に動員数増が見込めるかな?
 まぁナンパ目的の野郎ばかりが増えても仕方ないですが。笑。

 帰りの車の中で来年も参加しましょうとまささんと話しました。
 もちろん純粋に音楽を楽しむことを目的にして、ですけどね。笑。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【GOTTON JAM2015】に行ってきました、その1。

2015-07-19 23:07:43 | 音楽
 7/19の日曜日は飯塚の嘉穂劇場で行われた【GOTTON JAM2015】に行ってきました。

 11:00過ぎ、この日唯一付き合ってもいいと言ってくれたまささんを西鉄小郡駅で拾い、一路飯塚へ!
 イベントは夕方からなのになぜ午前中から行動を開始したかというと、昼飯を飯塚で食べたかったのです。
 自分は飯塚で昼飯を取るなら「ここ!」と決めているお店があります。それは嘉穂劇場の目の前にある鳥料理の『若鳥』です。
 料理人の方に一つお願いしたいことがあります。
 それは、客の前で煙草を吸わないで欲しい、ということです。
 どんなに美味しい料理であっても、目の前で料理人に煙草をスパスパ吸われたら料理が台無しだし、食欲も減退してしまいます。それだけで評価はマイナス100ポイントといっていいです。
 最初『若鳥』にきたとき、店のオーナーと思しきおじさんがレジのところで美味そうに紫煙をくゆらせていて、うわあ~、この店、サイテーだなぁ、もう二度と来ることはあるまいと思いました。
 で、運ばれたきた料理を口にして、驚きました。目茶目茶美味い!!
 料理人の喫煙はマイナス100ポイントという考え自体は変わっていませんが、そうだとしてもこのお店の料理には100点をつけていいですね(つまり料理には200点をつけてもいい)。それぐらい美味しいのです。


   

 鳥料理といって思い出すのはまず何といっても唐揚げだと思いますし、実際このお店のランチのメインなのですが、一番違うと思うのは何といってもレバーの煮つけですね。
 レバーの煮つけはうちでもよく出るメニューです。食卓に出ればフツーに食べるし、特に好きでも嫌いでもありません。
 しかしこのお店のレバーの煮つけは次元が違う美味しさなのです。
 今まで家のレバーの煮つけを食べて不味いと思ったことはないのですが、このお店と比べると月とすっぽんですね。罪作りな一品です。
 唐揚げと鳥皮の酢のものとレバーの煮つけとポテトサラダに鳥飯とお吸い物がついてランチが¥850というのはリーズナブルすぎると思います。
 ビールをジョッキ二杯飲んだまささんも鳥飯を最後の一粒まで平らげていました。満足してくれたみたいです。
 一つ残念だったのが去年まではメニューにあった鳥のたたきが無くなっていたこと。お店の方に聞いたら保健所の指導でやむなくメニューから外したのだそうです。
 豚のレバーとかならともかく、鳥のたたきまでうるさく指導しなくてもいいと思うんだけどなぁ。実際食中毒が起きたのかな?
 ともかくそれだけが残念でした。
 
 昼飯を食べ終えたのが13:00ぐらいで、それからイベントが始まるまで3時間ぐらい時間を潰さなくちゃいけなかったんですよね。
 で、自分たちがどこに向かったかというと『マサジ・アート・ギャラリー』です。
 不思議博物館の館長が主にFRPを素材にしたアートを製作するのに比べ、このギャラリーのオーナーであるそのだ正治さんは鉄のアーティストなのです。


   

 この金魚も鉄で出来ています。凶器になりえますね。笑。

 当初の予定ではギャラリーをちょっと覗いて、あとは飯塚市内にある喫茶店でだらだらと時間を潰そうかと思っていたのですが、結局ここで3時近くまでだらだらと時間を潰しました。コーヒーもご馳走になりました。

 
                                 続く。

 
 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

7月の【くうきプロジェクト】。

2015-07-18 23:59:27 | 演劇
 7/18の土曜日は7月の【くうきプロジェクト】でした。

 演劇はよせなべ一味の第2回公演『アンティゴネ』。
 楽譜の残されていない古代ギリシア演劇を現代音楽の調べで上演するという志が非常に高い演劇でした。
 志が高ければいいってものでもないでしょうけれど、やっぱりそこは評価しなくっちゃね。
 マントが新聞紙でやたらチープに見えたり(それが演出なのかもしれないけれど)、所々台詞がたどたどしかったりしましたが、まずは好感の持てる演劇内容でした。


   

 写真はタイトルロールであるオイディプス王の娘アンティゴネを演じた女優さんとテーバイ王クレオンを演じた俳優さん。
 写真だと単なるギリシア風のコスプレをした変人二人という感じですが(おぃ)、舞台では二人ともちゃんとオーラを発してましたよ。笑。

 それにしても【くうきプロジェクト】の演劇は最初に観に行ったときは立ち見が出るほど多く、次は観客が10人ちょっとと少なく、今回はやっぱり立ち見が出るほど多いというふうに、非常に観客動員数に波があります。
 最初の公演は福岡の有名劇団の関係者が手掛けていたから観客が多かったんだろうと思ったんだけど、必ずしもそういう理由で多いというわけではないみたい。
 事前に観客が多いかどうか、ある程度わかれば助かるんだけどなぁ。


 さて、肝心の折り紙のワークショップはというと、参加者は極限的に少ないなと思った前回よりもさらに少ない2組でした。
 引っ切り無しにやってこられても対応に困るけど、ここまで少ないとちょっとモチベーションを維持できない…。いっそのこと参加者がゼロだと「や~めた!」って言えるんだけど。
 次回のワークショップで今後も参加し続けるかどうか決めることにしよう、、、といっても次回8月の【くうきプロジェクト】に参加するかどうかは決めてないんだけど。
 次回が8/15、お盆休みに開催されるされるから、簡単には参加するかどうかは決められないんだよね。


   

 写真はその数少ない参加者の一人の男の子からもらったかぶと。
 こういうのはもらってもどうすればいいか、扱いに困るよね。笑。
 しばらくの間飾っておくことにしようかな…。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いつか君に。♯プロローグ

2015-07-17 22:22:59 | プロット
 ♯プロローグ:中学2年の頃の私は本当にどうしようもなく莫迦だった。

                    *

 中学2年の頃の私は本当にどうしようもなく莫迦だった。
 通知表には1と2の数字が並び、学期テストの成績は学年最下位が定位置で、授業中教師に当てられることもほとんどなく、稀にあったとしても私はそれをへらへらと笑ってやり過ごした。
 私が莫迦なのは、自分が莫迦であることを家が貧乏であるせいにしていたことだ。周りの同級生は塾に通っているのが当たり前で、家庭教師を雇っている者も珍しくなかった。だから、家が貧乏で塾に通うことが出来ない自分が莫迦なのは仕方がない、そんなふうに考えていた。
 本当に莫迦としか言いようがない。
 家が貧乏で、頭は恐ろしく悪くて、大して可愛いというわけでもなく、これといった特技もない、そんな私はイジメの対象となったとしても何ら不思議はなかったのだけれど、そうならずに済んだのは偏に「イジメなんてくだらないことをする奴は僕が許さないからな!」というオーラを発した男の子がクラスにいたからだった。
 彼の名前は武上一樹といった。
 武上君は、容姿端麗、成績優秀、運動神経は抜群、おまけに性格もよくて、私みたいな莫迦な子も他の子と同様に何ら分け隔てなく接してくれた。
 そんな武上君はクラスのリーダー的存在で、かつ学年一の人気者でもあった。
 武上君に憧れる女の子は多く、彼の周りにはいつも取り巻きの子たちが絶えなかった。私はただ遠くから眺めているだけだった。
 ある日の放課後のこと、教室の窓際の席に腰かけ一人頬杖をついている武上君を見つけた。
 私から話しかけたのか、武上君から話しかけてくれたのかは覚えていない。私にそんな勇気があるとも思えないから、きっと彼から話しかけてくれたんだろうと思う。
 彼は話も巧かった。私の言葉におだやかな笑みを浮かべ、相槌を打ってくれた。どんな話をしたのか、舞い上がっていたのでよく覚えていない。神様、ありがとう!私は生まれて初めて神様に感謝をした。この時間が永遠に続けはいいのに、そんなふうに思ったりもした。
 その言葉に深い意味はなかった。当時の私にとって口癖のようなものだったから、深く考えることもなく、その言葉を口にした。
 私って莫迦だから。
 深い意味なんてなかった。太陽が東から昇って西に沈むのと同様、私が莫迦であることは私にとって永遠の真理だった。そのことを疑ったこともなかった。
 だが、その言葉を耳にして、武上君の顔から笑みが消えた。
「あのさ」
 武上君が改まって言った。
「早宮さんのことを他の人が何て言ってるか、そんなことは知らないよ。でも、自分で自分のことを莫迦だなんて言って、それでどうするの?何か変わるの?」
 彼は椅子から立ち上がり、私の傍を離れ、教室のドアのところまで行って一度だけ振り返った。
「ろくに努力もしないくせに自分のことを莫迦だなんて言ってる人、僕は嫌いだな。早宮さんも少しは勉強したら?そしたら世界も変わるんじゃない?」
 夕暮れの教室に私は一人取り残された。

 翌日、学校に行くのが怖かった。
 あの武上君に嫌われてしまったのだ。これまでどうにか平穏無事に学校生活を過ごせたのは武上君の加護があったおかげだ。それが無くなる以上、これからは想像を絶するようなイジメに合うに違いない、そんなふうに思っていた。
 朝のホームルームの時間に、担任の教師が思いがけぬことを言った。
「このクラスの武上一樹君がお父さんの仕事の関係で今度引っ越すことになりました」
 教師に前に呼ばれ、武上君がお別れの挨拶をした。
 これまでこのクラスで過ごせて本当に楽しかったです。いつまでも僕のことを忘れないでください…。
 クラスの女の子のほとんどは泣いていたと思う。でも私は泣かなかった。泣いている場合じゃなかった。
 彼の昨日の言葉を思い出す。
 自分で自分のことを莫迦だなんて言って、それでどうするの?何か変わるの?早宮さんも少しは勉強したら?そしたら世界も変わるんじゃない?
 そのときになってようやくわかった。
 彼は私をいじめようと思ってあんな言葉を吐いたんじゃない。彼は私のために本気で腹を立ててくれたのだ。母親からは何一つ期待されず、教師は匙を投げ、私自身すべてを諦めていたというのに、彼だけが唯一、そんな私を見て歯痒く思い、腹を立ててくれた。
 彼にいじめられるかもしれない、そんなふうに思った自分を私は恥じた。

 次の日から私は勉強を始めた。
 最初の頃は何もかもがわからなかった。九九も満足に言えず、漢字は右と左のどちらが右を指し、どちらが左を指すのかすらわからなかった。
 突然勉強を始めた私はクラスメイトの嘲笑の的となった。イジメにも合った。ひどいことも言われた。
 けれどそれも当然だった。何しろ学年で最も莫迦な生徒が何を血迷ったのか、突然勉強を始めたのだから、物笑いの種になったとしても仕方がない。 
 だが私はそれを気にしなかった。
 私が莫迦だと思われたくない相手は世界で唯一人しかいなかった。
 勉強を始めたころは何もかもわからなかった。だが、やがて何がわからないのかがわかるようになった。少しずつ、ほんの少しずつ、一日ごとにわかることが増えていった。
 彼の言う通りだった。
 勉強を始めて、世界は少しずつ変わっていった。世界は驚きと喜びに満ちていた。昔の私はそのことに気づこうとしなかったのだ。
 学期テストの成績も少しずつ上がっていった。通知表に1と2が並ぶこともなくなった。授業中当てられても臆することもなくなった。
 すべては武上君のおかげだった。
 いつか彼に会えたらありがとうって感謝の気持ちを伝えたい。  



                               第一話には続きません。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今さらながらネットのマナーについて。

2015-07-16 20:42:57 | インターネット
 基本的にブログへのコメントはどなたからでも大歓迎です。
 記事内容に反対の方からのコメントは受け付けていません、などということもありません。
 自分は議論することが野蛮なことだとも不毛なことだとも考えていないので、反対意見は無視をするとか、削除するということもする気はありません。
 ただ、どんなコメントも無条件に歓迎するかというとさすがにそういうことはなくて。
 最近立て続けにこれはどうか、というコメントがあったのでそのことについて書きます。

 クリストファー・ノーラン監督の『ダークナイト・ライジング』という映画をご存知でしょうか。全世界で爆発的にヒットしたので、未見の方もタイトルぐらいは聞いたことがあると思います。
 では映画ファンの間であの映画のラストシーンについての論争があることは?
 ラストシーンで、執事のアルフレットが主人公のブルース・ウェインを見かけるのですが、そのウェインが現実の存在なのか、それともアルフレットが見た幻なのか、それは言い換えればウェインが生きているのか、それとも死んだのかということでもあるのですが、一部の映画ファンの間で論争が繰り広げられているのです。
 論争が繰り広げられていると言いましたが、実はウェイン死亡説を唱えるのは自分が知る限り自分一人なのです。
 自分以外の映画ファンはもう圧倒的にウェイン生存説を支持しています。もしウェイン死亡説を唱える人がいたら教えて欲しいぐらいです。切実に。

 もちろん自分も何の理由もなく漠然とウェインが死んだと思っているわけではないので、なぜ自分がそう思うのか、このブログで記事にしています。それも一度ならず。笑。
【プロットが破綻した傑作、『ダークナイト・ライジング』。】(記念すべき『ダークナイト・ライジング』最初のレビュー記事)
【アルフレッドはブルース・ウェインの夢を見るか?】
【『ダークナイト・ライジング』についての最終考察、その一。】(その4まで続くよ!)
 我ながらよく同じネタで何度も書くなぁと感心してしまいます。というか、記事をアップするたびに反対意見しか書き込みがないのに、よく心が折れないもんだなぁとそのことも感心しますね。

 映画が公開されて3年近くになるので、さすがに最近は反応がなかったのですが、つい先日、久しぶりにこちらの記事にウェイン生存説支持者の方からコメントがありました。
 そのこと自体はいいんです。3年前の記事だからコメントは禁止します、というようなことを言うつもりもないです。
 ただ、その人のHNが「Unknown」だったんですよね。正直それだけでげんなりします。
 HNを入力さえすればあとは何をしてもいいってことにはなりませんが、HNの入力は最低限のマナーだと思いますけどね。
 見知らぬ人の家を訪れて、自分の名前も名乗らずに、ただ用件だけ述べる、っていうのは失礼過ぎますよね。
 なぜHNの入力といったごく当たり前のマナーを怠るのか、理解に苦しみます。
 結局その「Unknown」氏はハリウッド映画における製作者についての誤解をこちらが指摘したら、それきり来なくなっちゃいました。
 HNが「Unknown」ですから、そんなもんですよ。

 それから2、3日して今度はこちらの記事にある人からコメントがありました。
 今度は「Unknown」ではなかったです。ちゃんと個別のHNはありました。
 でもコメントの内容がひどい。
 こちらの主張を「幼稚」だの、「稚拙」だの、こきおろすだけこきおろして言いたい放題ですよ。
 それだけ相手を貶めるのだから、その人の主張に一部の隙もなく完璧かというとそんなこともなく、結構間違いが見て取れ、「あなたの主張のここが間違っていると思いますが、その間違いを幼稚だ、稚拙だと誰かが貶めたら、あなたはどう思いますか?」と切り返したら、やっぱりその何某もそれきり来なくなっちゃいました(反論、お待ちしてますよ!)。

 コメントをする際は個別のHNを入力してくださいとか、出来るだけ丁寧な文章を書いてくださいとか、どうしてそんな初歩的なマナーを見知らぬ人に説かなきゃいけないのだろうかと徒労を覚えます。
 まぁ暇だから、ですけどね。
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『終末のラフター』、世界の果てで笑う者とは…?

2015-07-15 22:10:03 | 漫画・アニメ
 現在連載中の漫画で一番好きな漫画は?と聞かれたら、躊躇なく『BIRDMEN』と答えます(二番目が『喧嘩稼業』で、三番目が『なのは洋菓子店のいい仕事』。ん~、見事にジャンルがバラバラ。笑。)。
 『BIRDMEN』はいいですよ~、本当に面白い!ジュブナイル・ファンタジーの傑作だと思います。
 キャラクターは、主人公たちはもちろん、端役から敵役までみんな魅力的だし、絵は達者だし、物語はこの先どうなるんだろう?とまったく目が離せません!
 唯一難を言えば週刊誌に連載されているのに月一連載ってことかな~。月一連載であるなら素直に月刊誌に連載して欲しいです。週刊誌だと読み落とすんじゃないかと気が気じゃないので。

 その『BIRDMEN』の作者は田辺イエロウというのですが、彼女の代表作は何といってもアニメ化もされた『結界師』でしょう(アニメ化もされたのになぜかサンデー本誌では打ち切られたらしい。まぁサンデーだからね。)。
 でも実は『結界師』は未読なのです。連載中は一顧だにしなかったし、『BIRDMEN』にハマってからブックオフで立ち読みしたのだけど、一巻を読んだ限りではその面白さがわかりませんでした。

 で、田辺イエロウが『結界師』終了後、『BIRDMEN』の連載を開始するまでにサンデー本誌に短期集中連載していたのが『終末のラフター』というダークファンタジーなのです。
 終末世界を舞台にしたファンタジーは『ベルセルク』を始めとして枚挙に暇がないですが、『終末のラフター』はそれらの先達に劣らない傑作でしたよ。
 一巻で完結する物語なのですべては語られないのですが、そこがまた想像の余地を残していてよかったです。

 ちなみにこの『終末のラフター』、アマゾンでのカスタマーレビュー評価が21人中20人が5つ星という超高評価!!そんな高い評価の漫画、見たことない!!
 個人的には『BIRDMEN』の方がお薦めではありますが、『終末のラフター』も傑作だとは思いました。
 ダークファンタジーが好きという方は一読の価値があると思いますよ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【江戸のふしぎな動物たち】展に行ってきました。

2015-07-14 21:52:36 | アート、美術館・博物館、ギャラリー
 日曜日はジンジャーエール作りに汗を流したあと、久留米にある有馬記念館【江戸のふしぎな動物たち】展に行ってきました。


   

 有馬記念館は展示会場が一フロアしかないような、ごくごく小さな史料館なのですが、この【江戸のふしぎな動物たち】展は結構面白かったですよ!
 現在、東京国立博物館では【鳥獣戯画展】が開催されていて、その盛況ぶりが話題になっていますが、こちらの【江戸のふしぎな動物たち】展はもうビックリするぐらいお客さんが少ない!!
 自分が入館している間、他に家族連れが一組いるだけでした。
 でも鳥獣戯画に通じるような戯人化された動物たちや空想上の怪獣の浮世絵が展示してあって、観ていて飽きなかったです。
 これで入館料が¥200というのは安い!!

 一つだけ文句を言いたいのは撮影が禁止だったこと。
 これがそれこそ【鳥獣戯画展】で撮影禁止というならわからないでもないよ。写真を撮ろうとしたら他のお客さんの鑑賞の邪魔になるからね。
 でも、この【江戸のふしぎな動物たち】展みたいに誰もお客さんはいないのに撮影禁止というのは、ケチケチするなよ~って言いたくなりますね。
 展示内容が良かっただけに余計にね。
 写真を撮れたらもっと宣伝に協力できたのになぁ。

 
   

 画像はチラシからの転載。チラシの写真自体が小さいのでどうしてもぼやけてしまいます。もっとはっきりした画像を見たいという方は有馬記念館のHPを参照のこと。
 さて、このカワウソのようなイタチのような動物の正体は何でしょう?
 ってわかるわけないですね、小さいし、ぼやけてるしね。
 この動物の名前は「コレラ獣」といいます。
 江戸時代、コレラは画像のような怪獣?妖怪?がまき散らしているものと思われていたってことですねぇ。
 病原菌をまき散らすにしてはやけにお茶目すぎる気がしますが。笑。
   

 江戸時代の文化に興味がある方、ただ単純に動物が好きという方、有馬記念館は久留米の篠山町というちょっとばかり交通の便が良くないところにありますが、【江戸のふしぎな動物たち】展は行ってみる価値があると思いますよ♪
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏といえばジンジャーエール♪

2015-07-13 20:29:44 | グルメ・おやつ
 ここ二、三日で急に暑くなったような気がします。
 いよいよ夏本番って感じですかね。
 毎年我が家ではジンジャーエールを作ります。
 さっぱりとして非常に美味なのですが、唯一難を言えば生姜を大量にすりおろさなくちゃいけないんですよね。
 普段料理はまったくしませんが、生姜をすりおろすことだけは自分の担当です。まぁたまには働かないとね。笑。
 というわけで日曜日、生姜をすりおろしまくりましたよ。


   

 これの倍ぐらいの量はあったかなぁ。
 小一時間、ひたすらすりおろしました。


   

 すりおろすとこんな感じ。すってすってすりまくれ!


   

 早速出来上がったジンジャーエールを頂きました。労働後の一杯は格別だぜ♪

 
 ではレシピです。

 ○材料
  生姜        300g
  水         700cc
  砂糖        200g
  蜂蜜        100g
  レモン汁      1/2個分
  シナモンスティック 1本
  たかのつめ     2本
  炭酸水       適量

 ○作り方
 1.生姜をすりおろす。
 2.炭酸水以外の材料を合わせて15分くらい煮詰める。
 3.濾して冷ましたものにお好みの割合で炭酸水と割る。

 以上がレシピの写しですが、我が家ではレモン汁の代わりにカボス汁を用い(家に生えてるから)、たかのつめと炭酸水は使いません。それでも充分美味しいです。

 そんなに難しくはないので、今年の夏はジンジャーエール作りにチャレンジして手は如何でしょうか。新生姜の旬はちょうど今ですよ♪
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガールズ・ミリタリーバーに行ってきました。

2015-07-12 21:38:01 | 日常
 ここだけの話ですが、去年は今泉にあるガールズバーに3回ほど行きました。
 別に不健全なお店でもなければ、不道徳なお店でもないですよ。
 お酒を飲みながら(自分はノンアルコールドリンクですが)可愛い女の子と楽しくおしゃべり出来るお店です。
 ただ、残念ながら自分の中で(そのお店の)ブームは過ぎ去ってしまいました。
 別にそのお店が悪いというわけでもなければ、可愛い女の子が嫌いになったというのでもありません(可愛い女の子は今も大好きです、、、って語弊がある言い方だな)。
 同じビルにある、シューティングバーの方にハマっちゃったんですよね。シューティングの楽しさに目覚めたというか。
 といってもそのシューティングバーも今年になって2回行っただけなんですけどね。

 それで、女の子と話すのも楽しいし、シューティングも面白いし、と思っていたところ、シューティングが出来るガールズバーがあるという話を聞いたので、早速行ってみました。
 お店の名前は天神の渡辺通りにある『ミリ・ガール』と言います。

 開店時間の19:00ちょうどにお店に行ったのですが、出迎えてくれたのがマリコオネエ軍曹でした。
 いや、、、オネエが悪いというわけではないのですが、ガールズバーに行ったつもりで出迎えてくれたのがオネエだったら、そりゃ面食らいますよね。
 でも一緒に行ったまささんは満更でもない様子で、マリコ軍曹に抱きつかれて、「たまらん!」と言ってました。笑。


   

 写真は右がマリコ軍曹で、左がトウヤ少尉。
 少尉に「トウヤという名前は『ヒカルの碁』(の塔矢アキラ)から取ったんですか?」と聞いたら、全然違うとのこと。えー?トウヤって言ったら普通は「塔矢アキラ」だと思うんだけどな。今は違うの?

 予約もせずに飛び込みで行った割りには悪いお店ではないと思います。飲み放題で1時間¥2500というのも良心的な価格じゃないかな。
 ただ、自分はもう行かなくていいかなと思いました。
 肝心のシューティングが物足りなかったんですよね。


   

 今泉にあるシューティングバーが6メートル先のターゲットを狙うのに比べ、こちらはたった2メートルとメチャメチャ近いんですよ。しかもターゲットが金属のマスコットみたいな奴で、今泉のシューティングバーが「射撃」だとしたら、こちらは完全に「射的」でしたね。

 まぁでもマリコオネエは楽しいし、メニューも変なものが多いし、普通のお店には飽きた!という人にはお薦めかもしれません。


 ちなみにこの日は、自分の誕生日で、お昼の寿司屋とこの『ミリガール』の会計はすべてまささんに持ってもらいました。
 まささん、ありがとうございました!!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする