この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

京都に行ってきました。その4。

2017-03-21 22:06:31 | 旅行
 東寺に着いたのは夕方の4時半ぐらいでした。
 閉門が5時だったので急ぎ足で拝観しなければいけませんでした(夜間拝観は6時から)。
 東寺といえば五重塔が有名ですが(その他にも有名なものはありますが)、実は五重塔であればうちの近くにもあります。うちの近くといってもうち近くの公園にあるわけではなく、うちから車で10分ぐらいのところにある新興宗教の寺院内にあるのですが。それも2基(詳しくはこちら)。
 新興宗教の五重塔を見たときは何て悪趣味なんだろう、なんて思ったものですが、やっぱり本物は違いますねぇ。イチローとニッチロー以上の違いを感じたというか、、、しょーもない例えでゴメンなさい。

 今回の京都旅行、お袋がだいたいの計画を立てたので、基本的にお袋が行ってみたかったところばかりをチョイスしています。
 ただ、東寺拝観後、ちょっとだけ我が儘を言って、自分が行ってみたかったところに行きました。
 それがどこかというと、【京都昭和レトロ秘密基地】です。
 

   

   

 一言で言えば雑貨屋さんなのですが、おそらく京都で一番猥雑なお店なんじゃないかと思います。
 かつて、日本の各地の温泉地には「秘宝館」と呼ばれる性のパラダイスがありました。
 時代の趨勢でパラダイスは一つ消え、二つ消え、今では本当に数えるほどしか残っていません。
 しかしその残り火が他でもない歴史の都京都で燻っていたとは!
 写真を載せますが、あまりドン引きしないよーに!


   

 この写真、どこを写したものかというとお店のトイレなんです。
 トイレの中があまりにお下劣かつ卑猥すぎて笑ってしまいました。
 一見の価値はあると思いますよ。
 この写真だけだとお店が単なるプチ秘宝館と思われかねないので(あながち間違ってはいないけど)あと何枚か写真を貼っておきますね。


   
 
   

 楽しいお店でした。
 老若男女にお薦めというわけではありませんが、好事家を自認する方は行ってみてください。
 東寺から歩いて10分もかからない住宅地の中にあります。

 さて、ここから京都駅に戻るべく、バスに乗ったのですが、そこでこの旅行最大の事件が起きるとはお天道様もご存知なかったに違いありません。


                                      続く。 
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京都に行ってきました。その3。

2017-03-20 20:48:31 | 旅行
 お袋が立てた最初の計画では、旅行の初日に伏見稲荷大社に行く予定はありませんでした(より正確に言えば伏見稲荷大社に行けるかどうかもはっきりしなかった)。
 予定では錦市場の次は東寺に行くはずでした。
 それが予定を変えたのは、時間をやりくりすれば、どうにか伏見稲荷大社にも行けそうだと判断したからです。

 今、お袋が立てた計画では、と言いました。
 そうなんです。今回の旅行、言い出しっぺは自分なのですが、お昼を食べるお店を除いて、新幹線や宿の予約といったことはすべてお袋に任せました。
 そういったことは言い出しっぺがすべてやるべきじゃないの?と思う方もいるかもしれませんが、違うんです。
 自分は旅行の計画を立てることも旅行のうちだと考えています。つまり旅行の計画を立てることは面倒なことではあるが同時に楽しいことでもあると考えています。
 実際この一ヶ月、ガイドブックや地図を買いこんで、どこに行こうか、どこに行けそうか、検討し、吟味するお袋はとても楽しそうでしたよ。

 閑話休題。

 時間をやりくりするために、伏見稲荷神社まではバスではなく、タクシーで行くことになりました。
 今回の旅行では実によくタクシーに乗りましたねぇ。普段の生活ではまずタクシーに乗ること自体ないので、自分一人で京都に来てたらやはりタクシーに乗ることはなかったでしょう。
 そういった意味ではお袋様様です。
 そういえば、タクシーに関して、今回の旅行で生まれて初めてのことをしましたよ。
 さて、それは何でしょう?
 答えは30秒後♪

 タクシーの運転手さんが、「伏見稲荷の観光客は外国人しかいない」と言っていたので、自分は大袈裟だな、と思いました。
 実際大袈裟でしたよ。伏見稲荷の観光客が外国人しかいないわけがないです。実際のところは観光客の半分ぐらい(!)が外国人でした。
 伏見稲荷の何が外国人を惹きつけるのか、、、伏見稲荷神社は京都の神社仏閣の中で数少ない無料の神社だからかな?笑。
 さて、伏見稲荷と言えばこれですよね、千本鳥居。


   

 よくこれだけ密に鳥居を立てられるものだなと来る前は疑問に思っていたのですが、実際行ってみて少しだけ疑問が解けました。


   

 平成28年と25年の間に18年の鳥居が立てられています。
 ということは以前はもっと間隔が広く鳥居が立てられていたってことですね。

 ここで問題です。
 伏見稲荷大社には鳥居はいくつあるでしょう?
 何々、答えは簡単、千本だろう、ですって?違います。
 答えは、実のところ、伏見稲荷大社も鳥居の数は正確には把握していない、です。笑。
 という答えでは石を投げつけられそうなので付け加えると、ある(暇な?)人が数えたところによると、人が通れるサイズのものは3381基、小さいものまで含めると1万基を越えるそうです。
 う~~~ん、よく数えたもんだ!

 ところで先ほどのクイズ、今回の旅行で、タクシーに関することで自分が生まれて初めてしたことですが、答えは乗り逃げ!!
 ではなく、タクシーを待たせること、でした。
 参拝の間の30分ほど、錦市場から乗り付けたタクシーをそのまま待たせていたのです。
 そうしてくれるように運転手さんにお願いしたのは当然のことながらお袋で、普段タクシーを利用することのない自分には「タクシーを待たせる」というのは思いつかない発想でしたね。
 待たせておいたタクシーに乗り込み、今度は東寺に向かいました。


                                    続く。 
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京都に行ってきました。その2。

2017-03-19 23:48:31 | 日常
 京都旅行初日のお昼は【じき宮ざわ】という京料理のお店で頂きました。
 錦市場の外れにあるお店なのですが、お店が通りから外れた路地にあって場所がわかりにくかったのと親子揃って方向音痴なせいで予約していた時間よりも20分近くお店に着くのが遅れちゃいました。まぁ自分がスマホの地図アプリを使いこなせれば問題なかったのですが。汗。

 さて、具体的にいくらだったかは書きませんが、【じき宮ざわ】で頂いたお昼は、これまでに食べた中で一番高額な昼食になりました。
 京都に行ってまさに清水の舞台から飛び降りたってわけですね。笑。
 おかげでお袋には満足してもらえたようでよかったです。


   

 【じき宮ざわ】名物の「焼き胡麻豆腐」。とろとろっとして実に京都らしい上品な味でした。
 料理はとても美味しかったのですが、一つ不満があるとすれば、出てくる料理一つ一つを板前さんが「これはゆり根を摩り下ろしたものに…」とか「自家製のカラスミを…」と丁寧に説明してくれるのはいいんですが、一度説明されただけで覚えきれるはずもないので、出来たらお品書きが欲しかったです。
 おかげで写真はあっても何の料理か説明出来ないものばっかり!!涙。

 昼食を食べ終えてから錦市場に戻り、【麩嘉(フウカ)】という京生麩の専門店に行きました。
 【じき宮ざわ】で隣りに座っていた年配の女性から、【麩嘉】の麩饅頭が美味しいと聞いたのです。 ちなみに話しかけたのはお袋。こういう時のお袋のコミュニケーション能力の高さには頭が下がります。
 

   

 家で撮影した写真。お袋が好きなので麩饅頭はこれまでも結構食べていたのですが、その中でも一番の絶品でしたよ。生菓子なので京都でしか食べられないと思います。京都に行った際は是非お店に行ってみてください。

 錦市場は九州でいえば小倉の旦過市場に雰囲気が似てるかな。でも旦過市場よりずっと活気があって、お店も多かったように思いました。 
 錦市場を30分ほどうろついてから、伏見稲荷大社に向かいました。
  

                                       続く。 
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京都に行ってきました。その1。

2017-03-18 23:59:45 | 旅行
 3月18日と19日、一泊二日で京都に行ってきました。

 元々京都は一人で行くつもりでした。
 青春18きっぷを使って貧乏旅行をするつもりだったのです。
 というか、青春18きっぷに興味があったんですよね。
 調べてみたら、青春18きっぷを使って3連休の間に九州からもっとも遠くまで行けるのが京都でした。
 その場合、当然鈍行列車を使うことになるのですが、乗り換えのインターバルが1分しかない駅もあったりして、、、インターバルが1分?在来線だと列車が2、3分遅れることもそれほど珍しくないのに?そんな旅行、無事京都にたどり着けただけで達成感がないですか?
 というわけで、京都という目的地自体に深い意味はなかったのです。もっとも遠くまで行けるのが大阪だったら大阪になっていたでしょう。

 それで、3月の3連休に京都に行こうと思っているんだけど、とお袋に報告したら、「京都」というところに喰いついてきて、結局成り行きで京都旅行にはお袋と行くことになりました。
 もちろん鈍行ではなく、新幹線に乗って行くことになったのは言うまでもありません。

 18日はいつもより早く目が覚めました。
 旅行に行くときってなぜかよく寝つけないし、早く目を覚ますものですよね。
 6時前に起床して朝食を取り、7時前に家を出て、7時10分過ぎ、新鳥栖駅に着きました。
 こんなに朝早いんだから駐車場はガラガラだろうと思っていたのですが、然に非ず、第一駐車場は満車でしたよ。新幹線って思っていた以上に利用者が多いのか、それとも何か理由があるのかな?

 7時32分発のさくら400号に乗って一路京都に向かいました。
 と言いたいところなのですが、博多駅で一旦下車し、のぞみ10号に乗り換えました。
 何でこんな面倒なことをしないといけないかというと新鳥栖から京都までの直行がないんですよね。一つ手前の新大阪までならあるんですが。
 乗り換えが一つあるだけで不安が増すから、JRにはどうにかして欲しいところです。
 って、鈍行で行こうと思っていた人間が口にする台詞じゃないけど。笑。

 10時34分、無事京都到着!
 見よ、これが京都のシンボル(と一部の人に言われている)京都タワーだ!!


   

 景観を重視するために高層建築のない京都にあって唯一のタワー型の建造物ですが、ぶっちゃけそんなに高くないです。タワービルまでを含めた高さは131m。一応参考までに有名どころのタワーの高さも書いておくと、東京スカイツリーが634m、東京タワーが333m、福岡タワーが234m、別府タワーが90mです。一部有名じゃないタワーもありますが。笑。
 ちなみに自分が去年五木村で飛んだバンジージャンプの高さは66m。だから何だと言われても困りますけどね。

 まず京都について最初にしたことは駅前にあるバスチケットセンターで一日乗車券カードを購入すること!
 京都観光をするなら必携のカードといってよいと思います。一枚500円です。

 それから荷物を一時預けに今回宿泊する京都新阪急ホテルに向かいました。
 その途中、ホテルの隣りの建物にある【伊藤久右衛門】の京都駅前店に寄りました。【伊藤久右衛門】は宇治茶の専門店なのですが、抹茶スイートなども豊富に品揃えしています。京都での初めてのお買い物だったので、ついつい多めに買っちゃいましたよ。
 
 新阪急ホテルで荷物を預け、お昼を食べに駅前のバスターミナルから錦市場方面に向かうバスに乗りました。

  
                                       続く。 
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明日、旅に出ます。

2017-03-17 22:26:10 | 旅行
 明日、旅に出ます。
 行く先は秘密です。
 どうか探さないでください…。

 なんて言ったりして。笑。

 一応旅行の準備は終えましたが、これでいいんだろうか、って不安になります。
 車の旅だと思いつくものをすべて車に積んじゃえばいいのですが、列車の旅だとそういうわけにもいかないじゃないですか。
 例えば、傘一本にしても、持って行った方がいいのかどうか悩みます。たぶん降らないとは思うんだけど、一応念のために持って行った方がいいのかなぁって考えちゃうんですよね。
 それで、傘を念のために持って行くのであれば、他にも念のために持って行った方がいいのでは、ってものがあったりして、ついつい荷物が増えちゃうんですよね。

 バッグもどれを持って行くか、相当考えましたねぇ。コロコロがついたキャリーバッグがいいのか、それともボストンバックがいいのか、またキャリーバッグにするにしても、一泊用のものにするか、二泊用のものにするか、いろいろ悩みました。
 二泊用のものにすれば、一個のキャリーバッグの中にお袋と自分の荷物、両方とも入るんですよ。
 それを自分が持ち歩けば(引き歩けば?)お袋は楽が出来るかな、って考えたりもしましたが、やっぱり荷物はそれぞれ別々の方がいいだろうと思い、一泊用のキャリーバッグとボストンバッグを持って行くことにしました。
 この決断で果たして合っているのだろうか…?う~~む。。。

 京都でどこに行くか、どういうルートで回るかもお袋とかなり話しました。
 一泊二日の短い旅なので、定番の観光スポットしか回らないつもりなのですが、それでも行きたいところをすべて回るのは難しいようです。
 二日目の午前中だけで清水寺と知恩院と八坂神社と高台寺を回れるのだろうか…。
 地図を見る限りはそれぞれごくごく近い位置にあるように見えるのだけど、それって地図マジックかもしれないしなぁ。
 12時半にお昼を予約しているので、それを最優先しなくちゃいないんだけど、、、う~~~ん、わからない。

 それにしても京都って本当にいくつも観光スポットや名所がありますね。
 京都には毎年行くって人の気持ちがわからないではないです。一泊二日じゃ全然回れないですもん。
 これが福岡だったら、二日間あれば主な観光スポットにはだいたい回れるんだけど(←さすがらそれは言い過ぎ)。
 
 気が早いかもしれませんが、次に京都に行くことがあれば、その時は伏見稲荷大社に宿坊して、夜の伏見稲荷大社に拝観してみたいです。
 聞いたところによると、夜の伏見稲荷大社は相当怖いらしいですからね。是非行ってみたい!
 まぁ今回の旅行はお袋と同伴なのでそれは望むべくもないですが。

 さて、明日は早起きだから早めに寝ることにします。
 おやすみなさい。。。
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よーやく読み終わった『この青い空で君をつつもう』。

2017-03-16 21:38:31 | 読書
 去年からの宿題だった『この青い空で君をつつもう』(瀬名秀明著)をよーやく読み終わりました。
 購入したのは去年の10月の末でしたから、読み終わるまでに三ヶ月以上かかってますね。
 読み終わるのに三ヶ月かかりましたが、三ヶ月かかって読んだわけではないのです。
 禅問答のようなことを書きましたが、要は途中別の本に浮気しちゃったってこと!この浮気者!!
 うわぁあああん、ゴメンなさい!!
 って謝ることでもないのだけど。
 まぁつまりは正直面白くなかったってことですね…。

 強いてジャンル分けするとすれば青春ミステリーになるのかな?
 でも別にそういったものを求めて本書を読んだわけではありません。
 本作を読むに至った理由は本作が世にも珍しい折り紙を題材とした小説だからです。
 確かに全編に渡って、これでもか!とばかりに折り紙作品が出てくるのですが、、、小説なので当然のことながらすべての折り紙作品が文章によって表現されているわけですよ。
 折り紙の達人であれば、文章だけで表現された折り紙作品を頭の中で形としてイメージできるかもしれませんが、自分のような単なる折り紙好きには文章だけではどんな作品なのかさっぱり思い描けなくて…。
 本作ぐらい挿絵が欲しい!と思った小説はこれまでないですよ。
 巻末に作中に登場する作品のイラストを載せるか、出来れば特設サイトを作って欲しかったです。まぁその折り紙作品が実作可能であればの話だけど。

 先ほど本作は青春ミステリーになると述べました。
 どういった謎があるかというと、主人公の少女の元に亡くなったクラスメイトから葉書が届いて、その葉書が一夜にして折り紙作品になっていた!というものです。
 で、その謎の答えは、その葉書はハイテク技術の産物だった、というものでした。
 この小説が今から何年後を舞台にした作品なのかはわかりませんが、紙がひとりでに折り上がるというのは、どう考えても無理だろ、としか思えませんでした。

 ミステリーを抜きにした青春小説としてもあまり出来がいいとは思えませんでした。
 おそらく作者は感動させたいんだろうな、というのはぼんやりと伝わってくるのですが、具体的な感動ポイントがどこかよくわかりませんでした。
 やっぱり最後の卒業式の日にかつてのクラスメイトが集まって、亡くなった少年から送られてきた葉書の秘密が明かされるところですかね?
 しかしその秘密がまったくもって説得力がないので感動しようがないんですよね…。

 本作は世にも珍しい折り紙を題材にした小説であるということ以外にこれといって特色のない作品でした。
 やっぱり折り紙という趣味は小説や漫画の題材にしにくいのかもしれないな、そんなことを思いました。
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地上波で放送された『アナと雪の女王』を見ました。

2017-03-15 21:44:55 | 旧作映画
 先日地上波で放送された『アナと雪の女王』を見ました。
 一年間で映画を40本以上観る割には『アナと雪の女王』は未見だったのです。
 なぜ未見だったのか?
 深い理由はないのです。
 強いて挙げれば、流行っていたから、でしょうか。
 自分はへそ曲がりなのです。
 といってもそれも正確ではないんですけどね。
 流行っていても『君の名は。』は観に行きましたから。

 実際見ての感想はどうだったかというと、あれだけブームになるだけあって、さすがに面白かったですよ。
 ただ、個人的には『塔の上のラプンツェル』の方が好きかな。これは好みの問題なのでしょう。
 雪の表現も美しかったですね。
 ディズニーは新作の『モアナと伝説の海』の映像も革新的に素晴らしいようですし、画の美しさに関しては限界を知らないといっても過言ではないかもしれません。

 登場人物の中ではオラフが好きでした。
 てっきりただの道化キャラと思いきや、案外重要なキャラでしたよね。「今日が人生最高の日だ。最期の日でもあるけど」という台詞には泣かされそうになりました(結局死にはしないんですが)。

 さて、地上波で『アナと雪の女王』を見たのであれば、このことに触れないわけにもいかないでしょう、そう、エンディングがフジテレビオリジナルのものに差し替えられていた件です。
 自分は作品に思い入れがなかったせいでしょうか、さして気になりませんでした。積極的に支持する気はないけど、まぁこんなもんかって感じ。
 しかし、世間的にはそうでなかったみたいですね。フジテレビへのクレームは半端なかったようです。 
 曰く、最悪なエンディング、余韻ぶち壊し、放送事故、フジテレビ絶対に許さない、etc。
 単に差し替えられていただけでなく、それが番宣と絡められていたことがより視聴者の怒りを買ったみたいです。

 しかし、言わせてもらうと地上波の番組は番宣も含め、広告があって初めて成り立つものですよね?少しぐらいエンディングで番宣があったとしても我慢すればいいんじゃないかと思うんですけど。
 いや、あの番宣は作品への冒涜だ!というのであれば、遠慮することはない、DVDを購入すればいいんじゃないでしょうか。
 そしたら自分の好きなエンディングを好きな時間に好きなだけ見れるのですから。
 DVDを購入する気はないけど、エンディングの番宣は許せないというのだったら、そりゃ何だよって言いたくなりますね。
 『アナと雪の女王』への愛が溢れているのかいないのか、はっきりして欲しいです。

 ついでにもう一つそんなことでクレームをつけなくてもいいんじゃないかなぁという案件について。
 4/1に『レゴ バットマン ザ・ムービー』という映画が公開されます。
 そしてその映画の吹替え版に小島よしおやおかずクラブといった芸人が起用されるのですが、その吹替え版の芸人起用の撤回を求め嘆願書まで提出している人がいるのです。
 自分も過去には洋画の吹替えには苦い思いをさせられたことが幾度かあります。
 一番ひどかったのは『プロメテウス』のゴリッキーですかねぇ、、、あれは本当にひどかったです。ひどいなんてレベルじゃなかった。
 ただ、『プロメテウス』のゴリッキーがひどかったというのは、『プロメテウス』の吹替え版を見て初めて言えることだと思っています。
 見てもいないものに対してクレームをつけるというのは如何なものですかね。
 それって見てもいないのにアニメ映画なんて子供向けに決まっている!って決めつけるのと同じことじゃないでしょうか。
 『レゴ バットマン ザ・ムービー』において小島よしおが一世一代の渾身の演技をしていたら、芸人起用の撤回を求めた人はどうするつもりなんでしょうね?
 そんなのかんけーねー、とでも言うつもりかな?笑。
 まぁ小島よしおがそんな演技をする確率は低いとは思いますけどね。

 『レゴ バットマン ザ・ムービー』、元々観に行くつもりでしたが、観に行く理由がもう一つ出来たな、って思っています。
 吹替え版を観なくちゃなぁ…。
コメント (2)
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『ラ・ラ・ランド』より素直に感動出来た『ハルチカ』。

2017-03-14 21:32:13 | 新作映画
 橋本環奈主演、市井昌秀監督、『ハルチカ』、3/11、ユナイテッドシネマキャナルシティ13にて鑑賞。2017年5本目。


 3月11日は映画を2本観ました。
 午前中『お嬢さん』を観て、午後からちょうどもう一本観ることが出来たんですよね。
 何を観るか、少し迷いました。
 『お嬢さん』→『哭声/コクソン』という韓国映画2本立てコースも選べたのですが、さすがにそれはためらわれました。
 だって、カツ丼の後にカツカレーなんて食べたくないじゃないですか。胃もたれしそうだし。カツ丼の後にはさっぱりしたデザート系のものを食べたいですよね。例えば、、、クリームソーダとか。
 果たしてクリームソーダがさっぱりしているのかどうかはさておき、そんなわけで『ハルチカ』を観ることにした次第です。

 最初『ハルチカ』って全然観る気はなかったんですよ。
 橋本環奈と佐藤勝利のW主演ということでありがちな青春恋愛映画なのかと思っていたのです。
 ハル「チカ、俺にはもうお前しか見えないぜ」
 チカ「やだ、ハルくん、抱いて♪」みたいな?(どんな青春恋愛映画だ)
 それがなぜ観る気になったかというと、とある映画ブログで超絶賛されていたのと、ネットでの評価が非常に高かったからです。
 こう見えて自分は人の評価に左右されやすいのです。

 実際観てみたら、『ハルチカ』は、ハル「チカ、俺には」チカ「やだ、ハルくん」というようなアホなやり取りのある青春恋愛映画ではありませんでした。
 恋愛の要素が皆無だったかというと必ずしもそうではありませんでしたが、よく出来た音楽系青春映画でしたよ。

 基本的なストーリーラインは学園ドラマにありがちな、主人公が廃部寸前の部活動を持ち前のガッツで立て直し、やがて全国大会を目指す、というそれです。廃部寸前のところが一から創部する場合もありますが、ともかくテンプレートと言っていいぐらいありがちです。
 なので序盤から中盤にかけてこれといって見るべきところはありません。
 しかし最後の最後に、こんな幕の引き方があるのか!と驚かされるようなエンディングを迎えるのです。
 ほとんどミュージカルか、いやファンタジーと言っていいぐらいの、例えるなら、『ラ・ラ・ランド』のオープニングの高速道路でのダンスシーンにも匹敵するようなエンディングでしたね。
 『ラ・ラ・ランド』が脚本が雑で物語について行けなかったのに比べ、『ハルチカ』はありがちとはいえ、ちゃんとついて行ける物語だったので、エンディングには素直に感動出来ました。
 『お嬢さん』の次にこれを観てよかったです。
 皆さんも是非『お嬢さん』の次は『ハルチカ』をご覧になってください。
 いや、『お嬢さん』とは関係なく、『ハルチカ』はお薦めですけどね。笑。


 お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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タラレバ野球ファンの結果論。

2017-03-13 20:58:03 | スポーツ
 3月12日に東京ドームで行われた第4回ワールドベースボールクラシック2次ラウンドの日本対オランダ戦はまさに死闘と呼ぶにふさわしい好ゲームでした。
 しかしこの好ゲームに水を差す輩がいます。
 いわく、もっと楽に勝てる試合だった、と。
 どういうことかというと、先発の石川にもっと早く見切りをつけていたら、9回の抑えに最初から牧田を投入していれば、もっと楽に勝てていた、というのです。
 確かに結果からすれば、そういう見方も出来るとは思います。ただ、それがすべてではないとも思うのです。
 先発の石川をもっと早く交代させていれば、確かにバレンティンにホームランを打たれることはなかったかもしれません。
 でもあのホームランに関して言えば、打ったバレンティンを褒めるべきであって、打たれた石川を責めるのは酷だと思います。
 並みのバッターがあのシンカーに手を出してもファールにしかならないでしょう。よくあの球をレフトスタンドのポールにまで運んだなと感心するしかないですね。
 また9回の抑えに先発型の則本をマウンドに送ったことに関して、小久保監督は試合後の会見で「理由はない」と答えたそうです。
 この「理由はない」継投策で小久保監督は相当バッシングを受けているようです。まぁ一歩間違えれば敗戦に繋がりかねなかったのでバッシングをする気持ちもわからないではありません。
 しかし、本当に理由はなかったのでしょうか?自分はそうは思いません。
 なぜなら、人が「理由はない」と言うとき、本当に理由がないことはきわめて少なく、大抵の場合は“相手を納得させるだけの”理由がないか、もしくは“筋道を立てて説明出来るだけの”理由がないことがほとんどだからです。

 今回の侍ジャパンに召集された投手の中で、一番抑えとして信頼出来るのが牧田であることに異論はありません。
 しかし今後のすべての試合で抑えを牧田に任せるというのはいくら牧田が信頼出来るとしても荷が重すぎると思います。牧田以外の投手に9回を任せなければいけない場面もきっと出てくるでしょう。
 その場合どうするか?平野にするか、松井にするか、千賀にするか、、、答えの出ない問いです。
 こういうとき、大谷がいれば深く悩むことなく大谷を送り出せばいいんでしょうけどね。

 小久保監督も不憫だな、と思います。
 今回の侍ジャパンのメンバーも当初小久保監督が描いていた構想のそれとは違うでしょうからね。
 大谷が辞退したのも痛かったでしょうし、日本人メジャーリーカーの投手も一人か二人は欲しかったに違いありません。
 まさか抑えを任せられる投手が一人しかいないとは思ってもいなかったでしょう。
 しかしそのことで小久保監督が何か愚痴を言ったという話はついぞ聞きません。
 召集できた選手で最高のゲームをするだけだという心意気なのでしょう。
 そして日本対オランダ戦は最高のゲームでした。
 これからも小久保監督には最高のゲームを見せて欲しいです。
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想像以上にエロかった!『お嬢さん』。

2017-03-12 22:27:51 | 新作映画
 パク・チャヌク監督、キム・ミニ主演、『お嬢さん』、3/11、中洲大洋劇場にて鑑賞。2017年4本目。


 3月の予定を立てた時点で、11日は『哭声/コクソン』という韓国映画を観るつもりでした。
 予告編を見る限り、何がなんだかよくわからないけど凄そうな映画だということは伝わってきましたし、11日は何かのキャンペーンで鑑賞料金が1100円だったんですよね。
 観ない理由はないと思ってました。
 が、やめました。
 他に観たい映画が出来たんですよね。
 それが『哭声/コクソン』と同じ韓国映画の『お嬢さん』です。

 華族令嬢秀子の元に新しいメイドの珠子がやってくる。が、彼女の本名はスッキといい、詐欺師の手先だった。
 莫大な財産を奪うべく、秀子に仕えるスッキだったが、いつしか美しく、純真な彼女に惹かれていく。
 しかしスッキは知らなかった。
 世間知らずに思えた秀子にはもう一つの顔がある事を…。

 イギリス人作家サラ・ウォーターズの原作を韓国人であるパク・チャヌクが1939年の朝鮮半島を舞台に脚色、監督し、韓国人俳優が日本人を演じるという、一見キワモノのような映画なのですが、キワモノはキワモノでも一筋縄ではいかないキワモノ映画でした。

 まず、想像以上にエロかったですねぇ。
 いや、エロいってことは知っていたんですよ。だって、R18+という18歳未満お断りというレーティングでしたからね。
 ただここまでとは思ってもみませんでした。
 日本映画でもたまに濡れ場シーンがあったりしますが、それも女優の乳首が一瞬見えるかどうか、ぐらいじゃないですか(作品にもよるけど)。
 それがこの『お嬢さん』ではこれ以上ないってぐらい秀子とスッキの二人が絡みまくるんですよ。
 (日本映画は)韓国映画に敵わないなと思うことがあるのですが、まさにそう思わされましたね。
 だって、松嶋奈々子と堀北真希が全裸でレズプレイを演じるなんてこと、日本映画では考えられないですよね?
 女優の例えが正しいかどうかはわかりかねますが、それに近いものを感じましたよ。

 本作がエロい映画であることは事前に知っていました。
 ただ、エロい映画だから本作を観に行ったのではありません。
 こんなことを告白するのもなんですが、自分は女性のおっぱいが大好きです(自分に限らず、世の男性はたいがい女性のおっぱいが好きだとは思いますが)。
 でも女性のおっぱいが拝める映画って、おっぱいが拝めるんだからそれで満足でしょ?とでもいうような、どうしようもなく脚本がグダグダな駄作も少なくないのです。
 おっぱいを目的にするなら、フツーにアダルトビデオを見るっつーの!

 それがこの『お嬢さん』では脚本が素晴らしいんですよね。物語が二転、三転し、そのたびに「えぇっ!?」と驚かされました。
 脚本は素晴らしく、女優陣はエロく、エグいところは容赦なくエグい。
 『哭声/コクソン』の鑑賞料金が1100円だったのに対し、『お嬢さん』は1800円だったのですが、700円多く払って観た甲斐がありました。すごく満足しました。

 一つだけケチをつけるとすると、邦題がなぜ『お嬢さん』なんだろうなってことです。
 というのも劇中秀子は一度もスッキから「お嬢さん」とは呼ばれていないのです。スッキは秀子のことを「(秀子)お嬢さま」と呼んでいました。
 であれば邦題は『お嬢さま』にするべきだと自分は思うのですが。
 「お嬢さま」と「お嬢さん」では微妙にニュアンスが違うと思うのは自分だけなのかな…。


 お気に入り度★★★★☆、お薦め度★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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