アンセル・エルゴート主演、エドガー・ライト監督、『ベイビー・ドライバー』、8/19、Tジョイ久留米にて鑑賞。2017年29本目。
ミュージカル映画が苦手です。
苦手なのでそんなに頻繁には見ないのですが、『ラ・ラ・ランド』、『レ・ミゼラブル』、『ジャージー・ボーイズ』など、世間的に評判の良いミュージカル映画であっても、主人公が突然歌い出す、というミュージカル映画の根幹を為すお約束がどうにも受け入れがたいのです。
その点、ミュージカル映画ではなくても、『ベイビー・ドライバー』の音楽のリンクには非常に感心しました。
何しろ作中流れるBGMはすべて主人公のベイビーが実際聴いているという設定で、なおかつ、主人公の何気ない動作から、ガンアクションやカーチェイスシーンまで、そのすべてがBGMとリンクするのだから驚きです。
本作における音楽の使い方は素晴らしいの一言に尽きます。
ただ、残念ながらストーリー自体は凡庸だと思いました。
というか、凄腕の逃がし屋ドライバーが、一人の女性を好きになったことで足を洗おうとするが、、、、というお話ははっきりいってありがちです。
近作でいえば何といってもライアン・ゴズリング主演の『ドライヴ』ですね。あれは心臓をぐわっと鷲掴みにされるような衝撃を受けました。
それに比べると『ベイビー・ドライバー』は衝撃と言えるほどの衝撃は受けませんでした。
もう一つ残念だったのは、『ベイビー・ドライバー』はオープニングのカーチェイスには目を瞠るものがあるものの、以降それを越えるカーアクションがないことですね。
せめてもう一つ、カーアクションの山場があったらいいのに、と思いました。
ちょっと辛口のレビューになりましたが、前述の通り音楽は非常によく、カーアクションは水準以上で、劇場に観に行ってまず損はない作品です。
現在公開中の作品の中では『スパイダーマン:ホームカミング』の次にお薦めです。
ps.一つだけわからないことがあって、最後、主人公のベイビーは聴覚の障害を克服したんですよね?何となくそうなのかな、と思ったのですが…。
お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
ミュージカル映画が苦手です。
苦手なのでそんなに頻繁には見ないのですが、『ラ・ラ・ランド』、『レ・ミゼラブル』、『ジャージー・ボーイズ』など、世間的に評判の良いミュージカル映画であっても、主人公が突然歌い出す、というミュージカル映画の根幹を為すお約束がどうにも受け入れがたいのです。
その点、ミュージカル映画ではなくても、『ベイビー・ドライバー』の音楽のリンクには非常に感心しました。
何しろ作中流れるBGMはすべて主人公のベイビーが実際聴いているという設定で、なおかつ、主人公の何気ない動作から、ガンアクションやカーチェイスシーンまで、そのすべてがBGMとリンクするのだから驚きです。
本作における音楽の使い方は素晴らしいの一言に尽きます。
ただ、残念ながらストーリー自体は凡庸だと思いました。
というか、凄腕の逃がし屋ドライバーが、一人の女性を好きになったことで足を洗おうとするが、、、、というお話ははっきりいってありがちです。
近作でいえば何といってもライアン・ゴズリング主演の『ドライヴ』ですね。あれは心臓をぐわっと鷲掴みにされるような衝撃を受けました。
それに比べると『ベイビー・ドライバー』は衝撃と言えるほどの衝撃は受けませんでした。
もう一つ残念だったのは、『ベイビー・ドライバー』はオープニングのカーチェイスには目を瞠るものがあるものの、以降それを越えるカーアクションがないことですね。
せめてもう一つ、カーアクションの山場があったらいいのに、と思いました。
ちょっと辛口のレビューになりましたが、前述の通り音楽は非常によく、カーアクションは水準以上で、劇場に観に行ってまず損はない作品です。
現在公開中の作品の中では『スパイダーマン:ホームカミング』の次にお薦めです。
ps.一つだけわからないことがあって、最後、主人公のベイビーは聴覚の障害を克服したんですよね?何となくそうなのかな、と思ったのですが…。
お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。