おもしろきこともなき世を おもしろく すみなすものは・・・

セロ弾き 呑み鉄 蕎麦打ち~趣味とともに楽しく過ごしたい今日この頃

N響アワー

2012-03-18 22:41:58 | 音楽
 金曜日、以前一緒に仕事をした面々が福島からやってきた。当然呑み会。職場近くの中華で飲み放題。飲み放題の時は、以外に自分で呑みたい酒を持ち込むことができる。小生は焼酎を、そして職場の上司は、「磐城壽」を持ってきてくれた。このお酒、浪江町の海岸近くにあった酒蔵で造られていたが、津波の被害を受け、蔵は全滅。ただ、酵母が県の試験場に残っていたので、それを使って山形で造っているそうだ。酵母の力、大きい。

 そんなわけで、昨日は寝させてもらった。といいつつも、午前8時には起床。お墓の修繕が完了したので、精算に行ってきた。石材屋さんは内郷白水町、国宝・白水阿弥陀堂の近くである。そこの奥様は薬膳の普及にも関わっている方で、地域振興に頑張っていただいている。6月に阿弥陀堂でイベントを開催するとのこと。イベント業務管理者としては、地元でもあり大いに関わりたいところではあるが、いかんせん、今のお仕事をやっているとなかなか集中できない。何時の日か、イベントを中心としたお仕事に戻りたい。

 ということで、今日は午後から雨。家の雑務を片付けつつ、1日を過ごした。午後9時からは、NHK Eテレ「N響アワー」、来週最終回となってしまう。小生、この番組、ほぼ欠かさず視聴していたが、曲の紹介など、新たな発見をすることもできた。今日は、これまでの歴代司会者や名演を放映。特に、マタチッチのブルックナーは秀逸である。今日放映したのはシンフォニー8番。比較するのも何だが、セルジュ・チェリビダッケがミュンヘンフィルと来日したときのそれもまた秀逸。教会のオルガン奏者だったブルックナーの交響曲は、響きを重視している。ブルックナー休符といわれる「間」。そこで、その響きを堪能する。ただ、小生、ブルックナーのシンフォニー、生演奏を聴いたことがない。機会があれば、是非、生演奏を聴いてみたい。

 そして、サバリッシュのブラームス・シンフォニー4番。サバリッシュの演奏を最初に聴いたのは、バイロイト祝祭オーケストラ、ワグナーの歌劇「タンホイザー」。タンホイザー、実は、2種類あって、「ドレスデン版」と「パリ版」がある。序曲の後のバレエ・バッカナールをどのあたりで演奏するかで変わってくる。サバリッシュの「タンホイザー」は、この2つの版をミックスした形で演奏されており、珍しい、とライナーノーツに書いてあった。
 ところで、今日のブラ4、サバリッシュの解説付きで演奏された。指揮者がどの様に解釈して演奏しているのかを知ること、これ、聴く側にとっては、ある意味醍醐味である。

 震災もあってそれどころではなかったのだが、もう、1年以上、生演奏を聴いていない。芸能浴、本格的にやらないと。愚息の進学も決まったので、そろそろ、趣味人生、満喫していきたい。

コメント
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