先にバレンシア
某Wの陰謀によりまたも録画なので、マドリーの試合については、以下のバレンシアに関する記事の下に置きます。
今節のバレンシアは、ヘタフェと対戦。11月9日(日)21時、コリセウム・アルフォンソ・ペレスにて。今節の最後の試合ですね。召集選手は以下のとおり。
GK:レナン、グアイタ
DF:ミゲル、アルビオル、マルチェナ、モレッティ、デル・オルノ
MF:アルベルダ、エドゥ、バラハ、マドゥロ、マヌエルフェルナンデス、パブロ、ホアキン、ビセンテ、マタ
FW:アングロ、モリエンテス、ビジャ
UEFA杯でレナンが大腿部に強い打撲を受けたために金曜日はトレーニングができず、ヒルデブラントも腰を痛めていることから、GKがいない!という状態だったバレンシア。一時はバレンシア・メスタージャ(Bチーム)のサルバというGKを召集するというニュースもありましたが、最終的にレナンは召集リストに入りました。実際に出場するかどうかはぎりぎりまで引っ張るのかもしれませんが。でも3人目のGKを連れていないところを見ると、なんとかなる状態なのかもしれない。他には、マドゥロが入っているのがやや目新しいところ。全体で19名召集なので、最終的にフィールドプレイヤーから1人外れることになると思います。
ラシンに敗れ、コペンハーゲンに引き分け。やや調子が落ちかけてきている印象もありますが、中心選手が怪我でいないというわけでもないですし、疲れがたまってきた頃ということでしょうか。少し調子を上げて、リーガの上位を維持していって欲しいと思います。ヘタフェ戦はあまり相性が良い気がしないのですが、国王杯では勝ったし。うまいことやってほしいです。

フエラの試合でおなじみのサイン会はモリエンテスとモレッティ。やっぱりマドリー方面担当
すごいものを見た
08/09 Liga Espanola 1a division Jornada 10
Real Madrid C.F. 4-3 Malaga
マドリーの得点:イグアインイグアインイグアインイグアイン(8、37=PK、71、78)
マラガの得点:エリセウ(6)、バハ(18)、アポニョ(70=PK)
GK:イケル
DF:セルヒオ・ラモス(43、タルヘタ・ロハにて退場)、カンナバーロ、エインセ、マルセロ
MF:ガゴ、グティ、スナイデル(46、サルガド)、ドレンテ(72、サビオラ)、ファンデルファールト(82、ディアラ)
FW:イグアイン

疲れた…見ていて本当に疲れた。なにこの試合。何やってんですか、マドリーは。
怪我が心配されたセルヒオ・ラモスは結局先発。中盤はガゴの1ピボーテ、その前にグティ、スナイデルとVDVとドレンテのオランダ3枚は…どうなってたんだろう。最初は何度かポジションを変えていたのでなんとも言えませんが、ドレンテの主戦場が左、スナイデルは右寄りかな。ラウルはローテーションでしょう、イグアインが1トップで試合がスタート。
開始6分で失点、以降常に先手を取られる形でマラガに3失点。マドリーのボールポゼッションは高く、中盤でボールを回していることはできますが、ひとたびボールを奪われると実に簡単にカウンターを許す。やはりセルヒオ・ラモスもマルセロも上がりますし、中盤で守備をするのはガゴくらい。ボールを奪われたときにもっと高い位置から攻撃を食い止める動きをしないと、というか、中盤が前に寄りすぎなのか。1失点目はマルセロのサイドから崩され、ゴール前でドタバタしてカンナバーロやイケルが体勢を崩され、失点。2失点目も、速攻から(ちょっとオフサイドぽかったけど)やられました。3失点目は、やはりエリア内の守備が後手に回るところでガゴがマラガの選手を倒し、ペナルティ。
しかもこの試合、前半終了近くにセルヒオ・ラモスが一発ロハで退場になっています。そんなに低い位置ではなかったと思いますが、マラガの選手にタックルを仕掛けて倒し、先に起き上がったラモスが走り出そうとしたところでマラガの選手を踏んづけてしまい…。わざとならロハで数試合出場停止の措置もアリだとは思いますが、ラモスは踏んだ瞬間に「あ!」という感じで振り返って謝っているので、周囲をよく見ずに足を踏み出してしまっただけのように見えます。ロハはやり過ぎという印象でした。ラモスはこれで休めて良かったとも言えますが、不運でもあった。次節はお休みです。主審はおなじみのイトゥラルデ・ゴンサレス。主役になりたがる、試合を作りたがるレフェリーです。
結果としては、イグアイン祭り。本当に、よくやってくれた。1点目は、グティから高い位置にいた左のマルセロにボールが出て、マルセロがなかなかの切れ味のシュート。GKアルナウがはじいたところをイグアインが蹴りこんでゴール。2点目はマラガの選手のハンド。ボールの出るところに腕を動かしているのでハンドの判定は正当だと思いますが、なんかエリアの外っぽかったんですよね、あれ……。イグアインがキッカー、アルナウの手をはじきながらもゴール。
この試合で決定的だったのは、何よりもイグアインの3点目でした。3失点目となるペナルティを献上してしまったガゴが、失策をとりかえそうという勢いでボールを持って上がっていき、イグアインにパス。やや距離がありましたが、イグアインが右脚を思い切り振りぬき、ゴラッソ! 3失点目からわずか1分後。イグアインの気迫も、決定的なアシストをしたガゴの気合の入った喜び方も、このゴールの重要さをあらわしていたと思います。意気消沈してしまいかねなかったチームに与えた活気、いろいろな意味で重要なゴールでした。
失点が嵩み、セルヒオ・ラモスが退場して10人(後半からスナイデルを下げてサルガドを投入)。それでも追いついた、負けるわけには行かない。3失点目からしばらくの時間は、チーム全体が、何かが振り切れてしまったかのような気迫、勢いを持っていました。そこまで追い詰められなきゃできないのか、といえばそうなのですが。4点目、VDVからのクロスに、エリアに飛び込んでいったイグアインが倒されて再びペナルティを得る。キッカーはイグアインで、いったんはアルナウに弾き返されてしまうのですが、イグアインがそのまま詰めて、遂に勝ち越し点。
試合は最後まで落ち着かず危ない場面も幾度もあったのですが、サルガドやグティの決死の守備とか、とにかくこの試合は落とさない、という気持ちだけはあったと思います。時間がたつのを忘れ、気がついたら試合が終わった……という、いろいろな意味で引き込まれる試合でした。試合終了後に選手たちが肩を組んで勝利を喜ぶ様子は、歓喜というよりも安堵、という言葉の方がぴったりくるような、いろいろなものが詰め込まれたある意味スペクタクル過ぎる試合でした。

今日の先発布陣は悪くないと思ったのですが、これだけの失点。グティをディアラに変えたら攻撃が作れなくなる。今いる戦力でどうにかするなら、もっと高い位置から守る意識を持たせないと…できるかどうか知りませんが。ラウルやサビオラを入れてイグアインと2トップにしていたら、もう少し前からボールを追えたように思います。ちなみにベンチで休養になったカピタンは、前半途中だったかな、隣に座っている誰かと非常に熱く語り合っていました。言いたいことは山ほどあっただろうな……。
某Wの陰謀によりまたも録画なので、マドリーの試合については、以下のバレンシアに関する記事の下に置きます。
今節のバレンシアは、ヘタフェと対戦。11月9日(日)21時、コリセウム・アルフォンソ・ペレスにて。今節の最後の試合ですね。召集選手は以下のとおり。
GK:レナン、グアイタ
DF:ミゲル、アルビオル、マルチェナ、モレッティ、デル・オルノ
MF:アルベルダ、エドゥ、バラハ、マドゥロ、マヌエルフェルナンデス、パブロ、ホアキン、ビセンテ、マタ
FW:アングロ、モリエンテス、ビジャ
UEFA杯でレナンが大腿部に強い打撲を受けたために金曜日はトレーニングができず、ヒルデブラントも腰を痛めていることから、GKがいない!という状態だったバレンシア。一時はバレンシア・メスタージャ(Bチーム)のサルバというGKを召集するというニュースもありましたが、最終的にレナンは召集リストに入りました。実際に出場するかどうかはぎりぎりまで引っ張るのかもしれませんが。でも3人目のGKを連れていないところを見ると、なんとかなる状態なのかもしれない。他には、マドゥロが入っているのがやや目新しいところ。全体で19名召集なので、最終的にフィールドプレイヤーから1人外れることになると思います。
ラシンに敗れ、コペンハーゲンに引き分け。やや調子が落ちかけてきている印象もありますが、中心選手が怪我でいないというわけでもないですし、疲れがたまってきた頃ということでしょうか。少し調子を上げて、リーガの上位を維持していって欲しいと思います。ヘタフェ戦はあまり相性が良い気がしないのですが、国王杯では勝ったし。うまいことやってほしいです。

フエラの試合でおなじみのサイン会はモリエンテスとモレッティ。やっぱりマドリー方面担当
すごいものを見た
08/09 Liga Espanola 1a division Jornada 10
Real Madrid C.F. 4-3 Malaga
マドリーの得点:イグアインイグアインイグアインイグアイン(8、37=PK、71、78)
マラガの得点:エリセウ(6)、バハ(18)、アポニョ(70=PK)
GK:イケル
DF:セルヒオ・ラモス(43、タルヘタ・ロハにて退場)、カンナバーロ、エインセ、マルセロ
MF:ガゴ、グティ、スナイデル(46、サルガド)、ドレンテ(72、サビオラ)、ファンデルファールト(82、ディアラ)
FW:イグアイン

疲れた…見ていて本当に疲れた。なにこの試合。何やってんですか、マドリーは。
怪我が心配されたセルヒオ・ラモスは結局先発。中盤はガゴの1ピボーテ、その前にグティ、スナイデルとVDVとドレンテのオランダ3枚は…どうなってたんだろう。最初は何度かポジションを変えていたのでなんとも言えませんが、ドレンテの主戦場が左、スナイデルは右寄りかな。ラウルはローテーションでしょう、イグアインが1トップで試合がスタート。
開始6分で失点、以降常に先手を取られる形でマラガに3失点。マドリーのボールポゼッションは高く、中盤でボールを回していることはできますが、ひとたびボールを奪われると実に簡単にカウンターを許す。やはりセルヒオ・ラモスもマルセロも上がりますし、中盤で守備をするのはガゴくらい。ボールを奪われたときにもっと高い位置から攻撃を食い止める動きをしないと、というか、中盤が前に寄りすぎなのか。1失点目はマルセロのサイドから崩され、ゴール前でドタバタしてカンナバーロやイケルが体勢を崩され、失点。2失点目も、速攻から(ちょっとオフサイドぽかったけど)やられました。3失点目は、やはりエリア内の守備が後手に回るところでガゴがマラガの選手を倒し、ペナルティ。
しかもこの試合、前半終了近くにセルヒオ・ラモスが一発ロハで退場になっています。そんなに低い位置ではなかったと思いますが、マラガの選手にタックルを仕掛けて倒し、先に起き上がったラモスが走り出そうとしたところでマラガの選手を踏んづけてしまい…。わざとならロハで数試合出場停止の措置もアリだとは思いますが、ラモスは踏んだ瞬間に「あ!」という感じで振り返って謝っているので、周囲をよく見ずに足を踏み出してしまっただけのように見えます。ロハはやり過ぎという印象でした。ラモスはこれで休めて良かったとも言えますが、不運でもあった。次節はお休みです。主審はおなじみのイトゥラルデ・ゴンサレス。主役になりたがる、試合を作りたがるレフェリーです。
結果としては、イグアイン祭り。本当に、よくやってくれた。1点目は、グティから高い位置にいた左のマルセロにボールが出て、マルセロがなかなかの切れ味のシュート。GKアルナウがはじいたところをイグアインが蹴りこんでゴール。2点目はマラガの選手のハンド。ボールの出るところに腕を動かしているのでハンドの判定は正当だと思いますが、なんかエリアの外っぽかったんですよね、あれ……。イグアインがキッカー、アルナウの手をはじきながらもゴール。
この試合で決定的だったのは、何よりもイグアインの3点目でした。3失点目となるペナルティを献上してしまったガゴが、失策をとりかえそうという勢いでボールを持って上がっていき、イグアインにパス。やや距離がありましたが、イグアインが右脚を思い切り振りぬき、ゴラッソ! 3失点目からわずか1分後。イグアインの気迫も、決定的なアシストをしたガゴの気合の入った喜び方も、このゴールの重要さをあらわしていたと思います。意気消沈してしまいかねなかったチームに与えた活気、いろいろな意味で重要なゴールでした。
失点が嵩み、セルヒオ・ラモスが退場して10人(後半からスナイデルを下げてサルガドを投入)。それでも追いついた、負けるわけには行かない。3失点目からしばらくの時間は、チーム全体が、何かが振り切れてしまったかのような気迫、勢いを持っていました。そこまで追い詰められなきゃできないのか、といえばそうなのですが。4点目、VDVからのクロスに、エリアに飛び込んでいったイグアインが倒されて再びペナルティを得る。キッカーはイグアインで、いったんはアルナウに弾き返されてしまうのですが、イグアインがそのまま詰めて、遂に勝ち越し点。
試合は最後まで落ち着かず危ない場面も幾度もあったのですが、サルガドやグティの決死の守備とか、とにかくこの試合は落とさない、という気持ちだけはあったと思います。時間がたつのを忘れ、気がついたら試合が終わった……という、いろいろな意味で引き込まれる試合でした。試合終了後に選手たちが肩を組んで勝利を喜ぶ様子は、歓喜というよりも安堵、という言葉の方がぴったりくるような、いろいろなものが詰め込まれたある意味スペクタクル過ぎる試合でした。

今日の先発布陣は悪くないと思ったのですが、これだけの失点。グティをディアラに変えたら攻撃が作れなくなる。今いる戦力でどうにかするなら、もっと高い位置から守る意識を持たせないと…できるかどうか知りませんが。ラウルやサビオラを入れてイグアインと2トップにしていたら、もう少し前からボールを追えたように思います。ちなみにベンチで休養になったカピタンは、前半途中だったかな、隣に座っている誰かと非常に熱く語り合っていました。言いたいことは山ほどあっただろうな……。