ミドリ色の屋根は永遠に~René Simardに首ったけ~

ルネ・ファンのルネ・ファンによるルネ・ファンのためのルネ・ブログ シマ姉のルネ・データ・バンク

ルネと少年少女歌手たち

2011年10月20日 | ルネ依存症の日々
 前回は、ルネ・シマールを知っている方たちから「ルネの再来」とも言われているミゲル・ゲレイロ君について書きました。



 そしてこのところ、「ルネと○○」というタイトルで、日本で大ブレイクした少年少女歌手を取り上げてきました。フィンガー5、ニール・リード、ハインチェ、ロベルティーノ・ロレッティ、オズモンズ記事を書いたのはかなり前になりますが、セリーヌ・ディオンリーナ・ザヴァローニ…。

 私はルネ・ファンとして記事を書いているので、ルネがベテラン歌手として、司会者や俳優、プロデューサーとして活躍していることを強調しすぎていました。健在で歌手を続けられている方ばかりではなかったけれど、皆それぞれの道を歩んでいるのに…。彼らもまた現役で活躍しているのです(たとえ亡くなっていても熱烈なファンがたくさんいらっしゃいます)。ルネ・ファンの私同様、彼らのファンは、ファンでない人たちから「まだいたの」と言われたら、きっと嫌な気持ちになるでしょう。ですから、彼らのファンが私の記事を読んだらいい気持ちはしないだろうな…と、少々反省しました。

 でも、私はルネが歌った彼らの歌と彼ら自身のことも好きで、さらにルネのライバルとして注目していたからこそ、インターネットで調べ、応援の気持ちも込めて記事にしたのです。日本でのブームは過ぎてしまいましたが、これからもルネ同様、ずっと活躍していって欲しいと思っています。

 現在、前出のミゲル君の他に、アメリカの公開オーディション番組「アメリカズ・ゴット・タレント」で発掘された天才少女ジャッキー・エヴァンコ Jackie Evancho が「第2のマリア・カラス」と期待され、日本でもCDが発売されるようです。彼女の11歳とは思えない安定した声と歌唱力には驚かされますが、声質は違うものの、私はシャルロット・チャーチを連想してしまいました。
 シャルロット・チャーチCharlotte Churchは宗教曲や民謡の他に著名なオペラ・アリアを歌い、少女時代は「天使の歌声」と賞賛されたイギリスの女性ポップス歌手です。天才少女としてもてはやされる一方、ある時期を境に服装や化粧が派手になり、飲酒や喫煙が報じられるなどタブロイド紙を賑わせるようになってしまいました。最近では元恋人を殴るなどの事件や性的な話が暴露されており、あまりの変わりようにガッカリさせられました。
 ジャッキーの方は「歌手でなかったら裁縫の道に進むの。」なんて言っていて可愛いです。彼女はすでに、大人と間違えるような声と歌唱力の持ち主なので、このまま素敵な女性歌手に成長して欲しいですね。

 また、イギリスで放映されているタレント発掘の公開オーディション番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」(アメリカズ・ゴット・タレントの英国版))に6歳で出場し、決勝でポール・ポッツに敗れたものの、天使の様な笑顔と歌声で人々に感動を与え、一躍有名になったコニー・タルボットConnie talbotは、今どうしているのでしょう。日本では話題に上らなくなっしまいましたが、小学校に通いながら歌手活動続けているようです。ちなみに、同番組で発掘されたスーザン・ボイルは大好きで、日本で発売されたCDは2枚とも持っていますよ♪

 過去ログで取り上げた、ルネと同時期に人気だったリーナ・ザヴァローニLena Zavaroniは、残念ながら拒食症で亡くなっています。彼女はルネが来日していた頃、日本のTV番組にも出演しており、その時の映像がYouTubeにアップされていました。(♪1参照)

 ルネと同じカナダのケベック出身のセリーヌ・ディオンCeline Dionは、少女時代よりも現在の方が成功して有名になり、アメリカのラスベガスでショーを行っていますが、ジャクソン5の亡きマイケル・ジャクソンも含め、世界的に有名になれるのはごくわずか。少年には変声期という関門が立ちはだかり、少女もいつまでも可愛いままでいられないし、『大人びた歌唱力』に甘んじて努力を怠ったら大人の歌手として成長できず、聴衆から飽きられてしまうことにもなりかねません。天才少年少女歌手が、大人になっても才能と人気を持続させるのは大変難しいことですね。



♪YouTube映像”Celine Dion - En Direct de l'Univers (Oct 2011)” 今月放送されたルネが出演するTV番組。衛星生中継で
セリーヌのステージと結び、セリーヌがルネとルネの子どもたちのために歌っています。スタジオにはルネの妻マリー=ジョゼも来ており、手話をするコーラスも出演し、感激に涙するルネの様子もご覧ください。
http://youtu.be/7w-dsdkM25Q


 余談ですが、過去ログで何度も話題にしたとおり、セリーヌ・ディオンルネの妹ナタリー・シマールと同年代でもあり、彼女の夫ルネ・アンジェリル氏つながりでルネとも家族ぐるみでのお付き合いをしているようです。

 もう一つ、前々回のレ・ポピーズLes Poppysの「美しい星」の記事にkazさんからいただいた情報で、ルネの来日のあった1974年頃、日本にもポピーズPoppiesという女性シンギング&ダンシング・グループがいたことが分かりました。同じグループ名なのに、まるっきりイメージが違うのが面白いです。レコード・ジャケットだけで見ると、宝塚の男役風のコスチュームでお色気系? 「恋は気分」のコスチュームが白いブラウス・スーツなのが、ルネの第3回東京音楽祭世界大会のコスチュームと重なってちょっと複雑…。
♪YouTube映像「恋は気分 ポピーズ」
http://www.youtube.com/watch?v=ZtCa-58FsbM
♪YouTube映像「恋のチャンス ポピーズ」
http://www.youtube.com/watch?v=Y6XG4D-ldKw


 追記です。こちらも過去ログで取り上げていますが、ルネを語る上で、もう一つ知っておいていただきたいこと。それはルネのデビュー曲”L'oiseau-鳥-”が、TVドラマ”Belle et Sebastienベルとセバスチャン(日本のTVアニメ「名犬ジョリー」の原作)”のテーマ曲であり、セバスチャン役のメーディMehdi El Glaouiが歌ってヒットした曲だったことです。そして、今ではその歌い方の違いから、YouTube等でも、「ベルとセバスチャン」の”L'oiseau”か、ルネ・シマールの”L'oiseau”かを区別して表示されていることが多いです。ちなみに「レ・ポピーズLes Poppys」も「Vox Angeli」もMehdiの歌い方です。


♪1・YouTube映像”Lena Zavaroni sings 'Personality' and 'The end of the world' on Japanese TV”
1975年日本のTV番組で「パーソナリティ」と「この世の果てまで」を歌うリーナ。ジュリーが若いです。
http://youtu.be/S8LuTg8r1yo

♪YouTube-Jackie Evancho
http://www.youtube.com/results?search_query=Jackie+Evancho&aq=f
♪YouTube-Connie talbot
http://www.youtube.com/results?search_query=connie+talbot&aq=0&oq=Connie+talbot
♪YouTube-Charlotte Church
http://www.youtube.com/results?search_query=charlotte+church&aq=1&oq=Charlotte
♪YouTube-Celine dion
http://www.youtube.com/results?search_query=celine+dion&aq=0&oq=Celine
♪YouTube-Mehdi El Glaoui
http://www.youtube.com/results?search_query=Mehdi+El+Glaoui+&aq=f

♪YouTube映像
珍しいルネ・アンジェリル氏の歌がお聴きいただけます。
René et Françoise, Pierre et Clémence - Si nous sommes ensemble - 1970.wmv
http://www.youtube.com/watch?v=EEHBp-wzArI&feature=colike
Pierre Labelle & René Angelil - Tes histoires d'autrefois
http://youtu.be/H2wozpIjAs4


 …今回もやってしまいました★ルネ関連と称した「重箱の隅」記事(笑)。 
 私がこのブログでルネ記事を書くのは、ルネの来日が無くなってからインターネットでルネと再会するまでの間の不完全燃焼の日々を埋める作業だったのですが、最近はルネに関連したことをいろいろ調べて記事にすることが楽しくなってしまいました。そのため、次は何を書こうかといつも考えています。また、ファンとしてルネの全曲集CDのPRができるのも、このブログがあるからこそ! ルネ友の皆さまには、これからもっと加速する「重箱の隅」な記事を楽しんでいただければ幸いです。「今回はそうきたか…」とあきれながらもお付き合いくださいね。


 
       ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪



 ルネの全曲集「GOLDEN☆BEST limitedルネ・シマールが、Sony Music Shopのオーダーメイドファクトリーにおいて復刻リクエスト投票100%を達成。2ndステージに進み、 2011年5月18日から2011年6月22日までから、11月9日までに延期になりました!
 商品化決定まで53パーセント。週に1パーセント・アップ・ペースで長期戦です。 どんどん宣伝して、みんなの力でCD化を実現させましょう!! 日本のルネ・ファンも頑張らねばなりません!



♪Sony Music Shop 購入予約はこちらからお願いします!
http://www.sonymusicshop.jp/m/item/itemShw.php?site=S&ima=5333&cd=DYCL000000362&lay=omf&link=cvAWWz0LzlQ-XvH18xZaSDMZWiALefsPwg
♪過去ログ「GOLDEN☆BEST limitedルネ・シマール」参照
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/468.html


<追記>
 過去ログでも報告しましたが、現在オークションに出品されているルネ・シマール・グッズは結構充実しています。ポスター、帯付きのアルバムはもちろん、当ブログで紹介しいる「スーパー・アイドル ルネ」や雑誌の切り抜きがお手頃価格で出ていますのでご覧くださいね♪
※Yahoo!オークション
http://auc-shop.net/s/%a5%b7%a5%de%a1%bc%a5%eb.html
http://auctions.search.yahoo.co.jp/search?p=%A5%EB%A5%CD&auccat=2084007023&submit222=%B8%A1%BA%F7&tab_ex=commerce&ei=euc-jp

雑誌の切り抜き。
入札締め切り:10月23日 
現在価格:600円


「スーパー・アイドル ルネ」
入札締め切り:10月25日 
現在価格:500円





※CDandLP.com
 カナダのCDやLP、カセットテープの購入はこちらから。アメリカのamazonより安いせいか、CDはかなり売れてしまいましたが…。まめにチェックしてください。
http://www.cdandlp.com/artist/0-0-0/3/1/rene-simard.html


コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ルネとミゲル・ゲレイロ | トップ | ルネはテニスの王子様 »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (年友)
2011-10-21 12:48:54
シマ姉さま

『重箱の隅』シリーズ!
ありがとうございます。

セリーヌディオンが歌っている内容が
分かりませんが、『全カナダが泣いた!』
と言うことでしょうか。

ポピーズの『恋は気分』これ知ってた~
思い出しました。

それと・・メーディさんの『鳥』は
巻き舌見事です。こってりとした
歌いっぷりですね。

次回も楽しみにしています。
もっと隅をつついてくださいませ。
返信する
Unknown (shimazaki_rune)
2011-10-23 09:49:00
年友様

いつもコメントをありがとうございます。
ルネのことをきっかけに、当時のことや
今まで関心をもつことなく来ていたことが
いろいろ分かるのが楽しくて、ついつい余計なことまで
記事にしてしまっています。
「重箱の隅」を楽しんでいただければ幸いです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
返信する
Unknown (kaz)
2011-10-24 20:32:30
日本のポピーズをこの欄で取り上げて頂いたのには、驚きました。コニー・タルボットは日本盤を所有しております。

カナダのネット通販から、ルネの「ミドリ色の屋根 日本語/フランス語 Midori Iro No Yane/Non Ne Pleure Pas」(Nobel NL5693)と「悲しきフェルナンド/歌の贈りもの Fernando/La Chanson C'est Ma Vie」(NL5727)のシングルが届きました。「ミドリ色の屋根」は本国カナダでもヒットしたのでしょうか・・・。よく日本語歌謡曲は世界には通用しないと言われますが、果たしてそれは本当なのかと、いつも思います(先頃由紀さおりさんが、日本語歌謡曲をひっさげて世界のポップス界へのデビューを果たしました)。何度聴いても、他にはなかなか無い繊細さを感じます。

76年のアバとバリー・マニロウのフランス語カバーは、変声期の頃だと思います。日本盤がこの頃から発売されなくなってしまったのは、やはりソニーやアルファがルネの少年歌手のイメージを留めておきたかったからなのでしょうか・・・。
返信する
Unknown (shimazaki_rune)
2011-10-25 00:10:57
kaz様

コメントありがとうございます。
kazさんはシングル・レコードのコレクターでしたね。
シングルは、フランスとオランダはジャケットが残っているのに、
カナダのものはほとんどジャケット無しなのは何故なのでしょう。

ところで、「ミドリ色の屋根」はカナダでも
日本語で歌っていましたよ。
ルネの妻マリー=ジョゼは日本語詞で歌えますもの!
「悲しきフェルナンド/歌の贈りもの」は確かに変声後の曲です。
日本でレコードが発売されなくなったのは、
1975年に入るとルネ・ブームが冷めてしまったためです。
熱烈なルネ・ファンは別ですが…。
それについては、11月6日アップ予定の記事で
取り上げますので、お読みいただければ幸いです。
返信する
Unknown (kaz)
2011-10-25 07:03:22
シングルのジャケット(ピクチャー・スリーヴ)は、ヨーロッパ大陸のものには付いているものが多いのですが、アメリカやイギリス、オーストラリア、そしてカナダでは付いていないのが普通です。売れ線のアーティストには付いているものもありますが、大抵は白い紙袋かレコード会社の袋に入っているだけのものが多いです。

以前にお知らせしましたMusicStackという廃盤レコードの通販サイトは、PayPalで支払うのが安全です。セキュリティが甘いのかカード番号を登録して買うと、情報が漏れてしまうのか身に覚えのない請求が来たことがありましたから・・・。
返信する
Unknown (shimazaki_rune)
2011-10-26 08:19:27
kaz様

またまた貴重な情報をありがとうございました♪
シングル・レコードのジャケットについて、
疑問が1つ解消いたしました。

それから、私は英語でのやり取りに自信がないため、
CD&LP.comを利用しています。
私がブログで紹介したからではないと思いますが、
CDはほとんど売れてしまっています。
でも、シングル・レコードはたくさん出ています。
日本語で取引できますし、同じものが複数店舗で出品されていて、
評価でも比較が出来ます。
一度のぞいてみてはいかがでしょう。
ユーロでの金額ですが、セキュリティの方は
安全だと思いますよ。
http://www.cdandlp.com/artist/0-0-0/3/1/rene-simard.html
返信する

コメントを投稿

ルネ依存症の日々」カテゴリの最新記事