今日、高校授業料無償化と子ども手当の法案が衆議院を通過した。バラマキといわれながらも、マニフェストにあるから、とりあえずは公約を実行したことになる。
しかし、このやりようが民主党の危うさのような気がする。政治とカネの問題だけではなく、悪平等的なバラマキに対して、多くの国民が違和感を持っているのだろう。
自民党の政治は、特定の誰かが得をする政治だった。天下り官僚が得をしているし、道路やダム、港、空港で土建屋が得をしてきた。 特定の業界が自民党への働きかけによって、巨大な利権を得ていた。それがひっくり返った。
民主党になって、特定の誰かが得をする政治ではなくなった。だから事業仕分けも継続しているが、言ってみれば、みんなが得をする政治に変わったわけだ。
みんなが得をする、というのは本来あり得ない。得をする者がいれば、損をする者がいるのがノーマルな社会であろう。ところが、民主党はバラマキによって、みんなが得をする社会を作ろうとしている。
ここになにかのまやかしを感じるのである。みんなが得をするというのは、みんなが損をするのである。いまは国債も発行すれば買われるが、その信用が失墜すれば、国債はどうなるのか。その時点で、国民の借金でがんじがらめになっていれば、みんなが損をするわけだ。あの時代、つまり現在の民主党のバラマキがその原因になったと、と将来の経済学者が指摘することだろう。
どう考えても、現在はバラマキよりも、まず借金を増やさないことに留意して、困っている特定の人に支援を充実して、困窮している人がそこから脱っして健全な生活ができるように支援をするのが政治である。
つまり社会的な弱者が立ち直れるシステムを作ることこそが、民主党が標榜した政治ではないか。ところが、なんの一線もなくバラマキになってしまった。悪平等である。
誰もそんなことは望んでいなかった。自民党政治は確かに否定されたのだ。そこが分からない谷垣さんが批判されていて、鳩山邦夫の新党が誕生する。
つまり自民党はもういや、民主党のバラマキもいや、じゃあ、どうするのか、という国民のジレンマが新党騒ぎになっているような気がする。
もし新党が国民の支持を受けるとしたら、自民党でなく民主党でもない、ふつうの国民の気持ちを代表する政党になればいい。ふつうの国民とはなにか。自ら努力して克己する人々のことだ。この国に生活する当たり前の人の常識を大切にすることだ。政治はそういう人にこれまで応えてきのだろうか。
カメラ・写真、フォトギャラリーの動向に興味のある方は「Web写真人」をご覧ください。また拙著「団塊の世代の世間話」の案内ページにもアクセスできます。「Web写真人」(http://shashingin.web.infoseek.co.jp)で検索できます。アクセスをお願い申し上げます。首都圏のフォトサロン/ギャラリー一覧を掲載。http://www.blogmura.com/ にほんブログ村
しかし、このやりようが民主党の危うさのような気がする。政治とカネの問題だけではなく、悪平等的なバラマキに対して、多くの国民が違和感を持っているのだろう。
自民党の政治は、特定の誰かが得をする政治だった。天下り官僚が得をしているし、道路やダム、港、空港で土建屋が得をしてきた。 特定の業界が自民党への働きかけによって、巨大な利権を得ていた。それがひっくり返った。
民主党になって、特定の誰かが得をする政治ではなくなった。だから事業仕分けも継続しているが、言ってみれば、みんなが得をする政治に変わったわけだ。
みんなが得をする、というのは本来あり得ない。得をする者がいれば、損をする者がいるのがノーマルな社会であろう。ところが、民主党はバラマキによって、みんなが得をする社会を作ろうとしている。
ここになにかのまやかしを感じるのである。みんなが得をするというのは、みんなが損をするのである。いまは国債も発行すれば買われるが、その信用が失墜すれば、国債はどうなるのか。その時点で、国民の借金でがんじがらめになっていれば、みんなが損をするわけだ。あの時代、つまり現在の民主党のバラマキがその原因になったと、と将来の経済学者が指摘することだろう。
どう考えても、現在はバラマキよりも、まず借金を増やさないことに留意して、困っている特定の人に支援を充実して、困窮している人がそこから脱っして健全な生活ができるように支援をするのが政治である。
つまり社会的な弱者が立ち直れるシステムを作ることこそが、民主党が標榜した政治ではないか。ところが、なんの一線もなくバラマキになってしまった。悪平等である。
誰もそんなことは望んでいなかった。自民党政治は確かに否定されたのだ。そこが分からない谷垣さんが批判されていて、鳩山邦夫の新党が誕生する。
つまり自民党はもういや、民主党のバラマキもいや、じゃあ、どうするのか、という国民のジレンマが新党騒ぎになっているような気がする。
もし新党が国民の支持を受けるとしたら、自民党でなく民主党でもない、ふつうの国民の気持ちを代表する政党になればいい。ふつうの国民とはなにか。自ら努力して克己する人々のことだ。この国に生活する当たり前の人の常識を大切にすることだ。政治はそういう人にこれまで応えてきのだろうか。
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