団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

そろそろ限界なのではないか

2020-04-30 11:04:07 | Weblog
 感染拡大防止のための自粛もそろそろ限界に来ているのではないか。とにかく自粛を守らない人は非国民扱いだし、3密に対しても過剰反応だ。
 屋外で多少の人数になっても、感染の恐れはほぼないのではないか。風は吹いているし、日光がウイルスを殺してくれる。
 それが、こっちに来るなである。パチンコ店だって、ふつうならさほど混雑はしておらず、煙草を喫う人が多いから、換気もしっかりしている。人の間を空ければ、それほどの心配もあるまいと思う。しかし開店している店が少ないから、そこに集中して感染拡大の原因を作っている始末だ。
 ほとんどの中小業者は、3月4月と休んで、これで5月も休業になっては、破産、廃業の憂き目になることは必至。
 政府は専門家の意見を聞いて、緊急事態宣言の延長も考慮に入れている。この専門家は感染症の学者で商売人ではない。明日が見えない商売の痛みは分からないだろう。
 東京は徐々に感染者が減ってきている。地域によって、ある程度の凹凸があるが、その感染者数を考慮して、そろそろ緊急事態宣言を撤回し、各自治体に判断を任せたらどうだろうか。
 そのために、感染防止のための徹底したガイドラインを設けることだ。居酒屋などは、換気を徹底させ、客の席を空けるようにして、入出時は手の消毒をして、さらに入店時には検温をすることなど。このように各業種で決めて、5月6日以降、自粛の解除を行ったらどうだろうか。
 そうすれば、経済の停滞は最小限度で止められるし、商売が回り出せば、世の中が明るくなり、元気も出てこよう。
 問題は、そうやって果たして感染拡大が止められるかどうかだが、やってみるしかあるまい。専門家は反対するかもしれないが、金が回らなくなって、自殺者が増えることだって考えられる。
 給付金、補助金などなど、いろいろな名目があるとはいえ、いったいいつ支給されるのか。それまでもつのか、という大問題がある。
 今のままでは、先の明るさが見えない。せめていついつまで辛抱すれば、元の生活に戻れるという見通しこそが、すべての国民が待ち焦がれていることではないか。
 自粛解除は、やってみるしかない。その結果、また感染者が増えれば、再調整することではないか。政府が呼び掛け、国民の覚悟を強いて、やってみるしかない。まさに非常時なのである。

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いったいどこからうつるんだ

2020-04-23 10:58:07 | Weblog
 専門者会議が感染しないための10ルールを発表している。小池都知事はスーパーの来店の新しいルールを指示している。
 これだけ国民がいろいろと協力して、感染を拡大させないように努力しているのだが、なかなか劇的に減ってこない。その焦りが、こうした新しいルール作りになっているのだろう。
 そのルールが適切かどうかは素人の私では判断できないが、新型コロナウイルスに関してのさまざまな意見を聞いていると、やはり飛沫感染よりも接触汚染のほうが大きいのではないか。
 飛沫感染なら、換気によってウイルスは吹き飛んでしまう。多少の密集でも、さほどの問題はあるまい。外出自粛というのは、あまり意味がなくなってしまう。接触汚染なら、8割削減の効果はさほどでもなくなろう。
 接触感染は、例えばドアのノブを感染者が触る。ノブにウイルスが付着する。金属の表面では長生きするらしい。
 そのノブを無菌者が握る。手に付く。その手で顔を触る、目、鼻、口からウイルスが体内に入る。増殖すれば陽性になってしまう。
 この接触汚染のことをあまりいわない。もっぱら3密が中心になっている。人との関係は、食事時には黙って食し、終わってからマスクをつけて会話をする。そういう関係が好ましいそうだ。
 院内感染が依然と減らない、というのも、接触感染ではないか。クルーズ船で自衛隊から感染者が出なかった理由は、たぶんマスクや手袋の装着の徹底で、接触感染が起こらなかったと考えられる。
 ここに来ても、依然として感染者の割合が分からない。ただ累計の感染者数や死者数を発表しているだけ。
 今朝のニュースで、慶応大学が症状のない一般の患者の67名をPCR検査して、陽性は4名、6%だったと聞いた。
 100人で5~6人が感染していることになるわけだ。それだけ感染が広がっており、街中では手であちこちを触ってしまうだろう。触った場所は、以前に感染者が触っていないとも限らない。だから帰ったら、手をよく洗う所以である。
 新しい10ルールを守りつつ、接触感染のことも大きく取り上げれば、もっと感染者は減っていくのではないか。とにかく薬、ワクチンの開発が待たれるものである。
 
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モノからヒトにうつるらしい

2020-04-15 13:45:50 | Weblog
 私は中部大学の武田邦彦先生のユーチューブをよく見ているが、最近注目すべきコメントがあった。
 先生によれば、自粛していない時期と現在を比べると、感染者が急増している。つまり自粛はあまり効果がない、と結論。その理由を、ヒトからヒトにうつる以上に、モノからヒトがもっとも多いのではないか、と警告している。
 ヒトからヒトはたぶん2~3割ぐらいで、ほかはモノからヒトが多いとか。例えばトイレに入って排尿か排便をして水で流せば、個室内にパァーとウイルスが拡散しよう。それが浮遊している間に、次の人が入ってくれば、感染の確率は格段に高まる。
 トイレのドアのノブもそうだし、ウイルスが付着している手で触ったモノは、当分の間ウイルスは生き続ける。
 同一のビルの中でクラスターが起きた、という報道があったが、人との交流はあったかもしれないが、エレベーターやトイレが感染源になった可能性は高い。
 となると、何を用心すればいいのだろうか。やはり他人が触ったモノには、なるべく触らないようにして、トイレなども自分のうち以外は使うのは止めるようにするのだろうか。
 スーパーで気になるのは、買い物かごの取手やキャリーカートの持ち手。多くの客は店に入る時に、消毒液で手を除菌しているが、実際は店から出る時に使うべきであろう。
 そうした目で見ると、やはり感染しないための行動を変えなければならない。電車の中でも、吊皮やポールを握るのは、ちょっと危ないが、電車内での感染はあまり起きていないから、マスクが有効に作用しているのではないか。
 加えて、やはり手洗いの徹底となるのだろう。洋服などにも付着している可能性はあるが、風通しのいいところに吊るしておけば、ウイルスの効力は低下していくとか。
 メディアの報道は、コロナウイルスの感染者の累計の人数をずっと伝えているが、それならずっと増え続けていくのは当たり前だ。
 危機感をあおるのはいいが、それよりもその数から治癒して退院した人数を引いたらどうか。現在、実際に入院している患者数なら、増減を繰り返し実態が把握しやすくなろう。
 ともあれ、行動自粛をして、モノに触れるのに注意していれば、感染者数は減少に転じていくのではないか。そう期待しつつ見守りたいものだ。
 
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新型コロナウイルス猖獗

2020-04-12 11:28:04 | Weblog
  とうとう日本もここまで来たか、という感慨が強い。毎日、感染者の数が更新されている。あれこれ考えると、やはり本当のことをいってこなかったツケをいま払っているわけだ。
 それは、ある時期から一定程度の感染者が周りに増え始め、それを放置していた結果ではないか。ある時期とは特定できないが、3月のはじめころであろう。この時期、まだ海外からの帰国者は入れ放題だし、外国からの入国も武漢ぐらいで、ほとんどフリーだった。
 彼らの中に、たぶん多くの感染者がいたのだろう。むろん陽性ではあっても、自覚症状はなく発症はしていない。だから動き回り、いろいろな人と接触した。
 そういう状況があって、多くの日本人にも感染したろう。この時点でも、まだPCR検査をやっていなかった。態勢が整っていないこともあるが、政府にまだ緊張感がなかった。
 実際、日本は外国と比べ、感染者数も少なく死者はもっと少ない。だから油断をしていたのだろう。3月の3連休以降、気が緩み、あちこちで人との接触が起こったから、現在の急増に結びついている。それでも大した数ではない。
 一説では、わが国では1万人罹患したとして、発症する人は約2割で2000人。その中で重症化する人は5%。100人である。多くは高齢者で持病のある方。
 症状のない感染者の8割の人が動き回れば、どんどん感染は広がっていく。ようやくそのことが分かって、緊急事態宣言になったわけだ。
 軽症の人は、2~3日程度高熱が続くぐらいで、深刻な事態にはならないらしいが、人との接触は当分避けなければならない。
 いろいろなメディアを見ていると、新型コロナウイルスは空気感染はせず、多くは人からの飛沫感染でうつるようだ。人から発せられる飛沫をそばの人が吸い込んで発症する。マイクロ飛沫というのがあって、一定時間空気中に漂い、保菌者がその場所から離れても、浮遊していることが多い。
 ただこのマイクロ飛沫は換気によって飛んで行ってしまう。密閉を避ける換気が重要なことで、密集と密接は前記のことで納得がいこう。
 国は人との接触を8割減らせといっている。まあ、8割といわずとも接触を極力抑え込むことが国民の責務になっている。
 以前のブログで、私はマスクをしない、と書いたが、さすがこうなると戸外ではしないが、スーパーなどに入る時にはマスクをつける。自らの防御策である。
 早く収まってほしいが、コロナ禍後の世界はどうなっているのだろうか。
 
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