新聞に温暖化の目を見張る記事があった。米科学誌「サイエンス」の最新号に、1999年から2008年の世界の平均気温の上昇は、0.07度±0.07度で、実質的な変動は0.00度であったというのだ。
世界のあちこちで温暖化現象は起きているが、また変わっていない地域もあり、二酸化炭素は実質的に増えているのに、単純に温暖化と結びついてない、という結論だ。
一部に嵐の前の静けさ、という意見もあるが、10年のスパンで考えると、やはりさほど変化していない、と考えるべきだろう。
これが正しいのかどうかは別として、人間の活動による温暖化ガスの排出は、やはり低減されなければならないし、エネルギーも炭素燃料からクリーンなものに転換していくのが、人類の責務ではあるだろう。
ただ、こうした記事があまり注目されないことは問題にしなければならない。社会が温暖化を常識として、それに沿ったさまざまな施策や対応策などを正義する傾向がある。温暖化対策に反することは敵だ、という論理だ。
そうすると、だれも敵にはなりたくないから、みんな迎合していく。ある時、温暖化対策の利権が莫大に膨れ上がっていることに気がつく。なんとなく想像がつくことだ。
現に事業仕分けでも、温暖化対策費などはあまり俎上に上らなかったようだ。省エネ・エコロジーもまたそうだ。
省エネをするために、反対に多大な費用をかけるのは本来の趣旨から反する。太陽発電だって、そのための生産材は決して省エネではない。
生活においては、なにかが壊れるまで使う、壊れたら直す、捨てない、というのが最大のエコロジーなのだが、ランニングコストが安い、といって、使えるものまで買い換えてしまう。本来は後ろめたいものだが、エコロジーという大義名分がある。
確かに、温暖化・エコロジーで我々がやらなければならないことはある。しかし師走になって、派手なイルミネーションを見ると、みんなどうでもいいと思っているのだろう。意外と、そんな市民感覚がまともなのかもしれない。
やはり、温暖化もエコロジーも、極端に走らないことだ。かつてはイデオロギーで社会が揺れ動いた。しかし温暖化もエコロジーも、それを正義とすれば、またイデオロギーと化す怖さはある。環境税や煙草の増税がそうだ。政治や社会が、そこに落ち込んでいくことを警戒しなければならない。
カメラ・写真、フォトギャラリーの動向に興味のある方は「Web写真人」をご覧ください。また拙著「団塊の世代の世間話」の案内ページにもアクセスできます。「Web写真人」(http://shashingin.web.infoseek.co.jp)で検索できます。アクセスをお願い申し上げます。首都圏のフォトサロン/ギャラリー一覧を掲載。http://www.blogmura.com/ にほんブログ村
世界のあちこちで温暖化現象は起きているが、また変わっていない地域もあり、二酸化炭素は実質的に増えているのに、単純に温暖化と結びついてない、という結論だ。
一部に嵐の前の静けさ、という意見もあるが、10年のスパンで考えると、やはりさほど変化していない、と考えるべきだろう。
これが正しいのかどうかは別として、人間の活動による温暖化ガスの排出は、やはり低減されなければならないし、エネルギーも炭素燃料からクリーンなものに転換していくのが、人類の責務ではあるだろう。
ただ、こうした記事があまり注目されないことは問題にしなければならない。社会が温暖化を常識として、それに沿ったさまざまな施策や対応策などを正義する傾向がある。温暖化対策に反することは敵だ、という論理だ。
そうすると、だれも敵にはなりたくないから、みんな迎合していく。ある時、温暖化対策の利権が莫大に膨れ上がっていることに気がつく。なんとなく想像がつくことだ。
現に事業仕分けでも、温暖化対策費などはあまり俎上に上らなかったようだ。省エネ・エコロジーもまたそうだ。
省エネをするために、反対に多大な費用をかけるのは本来の趣旨から反する。太陽発電だって、そのための生産材は決して省エネではない。
生活においては、なにかが壊れるまで使う、壊れたら直す、捨てない、というのが最大のエコロジーなのだが、ランニングコストが安い、といって、使えるものまで買い換えてしまう。本来は後ろめたいものだが、エコロジーという大義名分がある。
確かに、温暖化・エコロジーで我々がやらなければならないことはある。しかし師走になって、派手なイルミネーションを見ると、みんなどうでもいいと思っているのだろう。意外と、そんな市民感覚がまともなのかもしれない。
やはり、温暖化もエコロジーも、極端に走らないことだ。かつてはイデオロギーで社会が揺れ動いた。しかし温暖化もエコロジーも、それを正義とすれば、またイデオロギーと化す怖さはある。環境税や煙草の増税がそうだ。政治や社会が、そこに落ち込んでいくことを警戒しなければならない。
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