団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

東京スカイツリー狂騒曲

2012-04-01 09:06:01 | Weblog
 私の住まいは東京都葛飾区で、最寄り駅は主に青砥である。都心に出る場合、多くは押上で乗り換えて、東京メトロの半蔵門線に入る。
 その押上駅のそばに、あの東京スカイツリーが5月下旬に開業する。きっと多くの人で溢れかえることが予想される。あまり人混みが好きでなく、地域に慣れない人々が雲霞のごとく押し寄せることを考えると、いまから憂鬱な気分になってくる。
 むろん地元にお金が落ちることを忌避するものではない。それでも、駅名を変えてまで、分かりやすく人を呼び込もうという魂胆には違和感を覚える。
 歴史のある地名の業平橋が、東京スカイツリー駅に変えられてしまったし、押上はカッコ付きで東京スカイツリー前となるし、地元の地名も、おしなりやおしなり橋というふうに呼ばれるようになる。
 日本各地から、あるいは世界からの観光客は当分は押し寄せるだろう。東京の名所のひとつになることは確実としても、あまりにも浮かれ過ぎで、儲け主義に走り過ぎていないか。
 あの東京タワーだって、バス停以外はどこにもそれにちなんだ地名なんかないだろう。最寄り駅は浜松町か大門、神谷町だ。
 確かに当時は、こうしたひとつのビッグモニュメントができることの意味を正確に理解していなかったのかもしれないが、それでもどこか地に足がついていたように思う。いまほど人々が軽佻浮薄ではなかったろう。
 現在は、官民あげて、メディアも地元も、ただこの狂騒曲に踊っている始末だ。この違いを、どこかの識者に冷静に分析してもらいたいものだ。
 たぶん私にすれば、スカイツリーができても当分は近寄らないだろうし、行かない公算が大きい。東京タワーにのぼったことはないし、ディズニーランドは仕事で2回程度、家族と1度行ったきりで興味はまるでない。
 そんな人間もまたいるし、そういう声なき人々は多い。もしひとつだけ望むことがあるなら、出来る限り地元の活性化に生かしてほしい。
 経営母体の東武は、スカイツリーに人を入れたら、すべてその中で完結するようなセコイ仕組みを作るのではなく、浅草から墨田一体をエリアにした回遊区を作って、地域経済の活性化に役立ててほしいと願っている。それが日本の元気につながっていくことになろう。

「60からのマイソング55」を配信中。毎日曜日にhttp://ameblo.jp/shiratorimn/にアップロードしています。エッセーで書いた歌は「団塊SONGS」(検索)で聴くことができます。また「Web写真人」でも検索できます。URLはhttp://shashingin.web.infoseek.co.jp


1 コメント

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Unknown (Unknown)
2012-04-01 09:47:12
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