相変わらず病気の話が続くが、今回はあれこれと入院時の話しをしてみよう。
前回は内科入院だったから、点滴程度の平穏無事の入院生活だったが、今回は外科だからなんとなく戦闘的であった。
入院して2日目にカテーテル検査があったが、私は右腕の動脈と右股の付根の静脈から造影剤を注入した。腕は問題ないが、股の付根は陰毛を剃らなければならない。風呂場で自分でやるものと思っていたら、看護婦が来てベッドの上でさっさとパンツを脱がせて、ジョリジョリとはじまった。むろん男根にも触る。あまりいいものではない。
剃った後が悪い。ツルリとした股間などは見たくないものである。なかなか生えてこないから、風呂に入るたびに目に入る。嫌なものである。
手術のことは書いたが、点滴から麻酔が入ったが、まさに瞬時に気を失う。気がついたらICUのベッドの上だったが、そのベッドがなんでも300万円だとか。
ちょっと身体を動かすと、自動でその体型に合わせてベッドの角度が調節されるし、体重も寝たまま測れるのである。ちょっとやり過ぎで、好き嫌いがあるだろう。
ICUには5床ぐらいあっただろうか。多くは手術後の様体の安定を待っている患者が多い。このICUの中にいる時から、早くもリハビリが始まった。
ただ廊下を歩くだけだが、これが肝心だとか。最初は1往復、次が3往復ぐらいに増やして、一般病棟に移ってからは、自転車でのリハビリになった。
約20分、疲れない程度のスピードでペダルを回す。これが2回あり、最後にシャワーリハビリで終わった。これはただ退院前に身体をきれいにすることと、頭からシャワーを浴びることでお湯に慣れさせることなのだろう。
むろんこの間、点滴は継続しているし、小便のドレインは途中まであった。
入院時に役に立ったものは、スマホだった。ベッド脇のテレビは依然として有料視聴になっているがスマホならワンセグでいくらでも観られるし、ネットのニュースで世の中の動きが分かる。メールはほとんどSMSを使ったが、ふんだんに連絡が取れ合った。
むろんACアダプターは必須だった。アマゾンの電子書籍も持ち込もうとしたが、これはUSB充電でパソコンがないとだめ、ということで止めた。意外とこういう場所ではUSBというのは不便なものである。
術後の経過でいえば、不整脈特有の頻脈はまだあるものの、呼吸が深くなり、夜もぐっすり寝られるようになったのだが、体内の水分バランスが崩れたせいか、便秘ではないが便が相変わらず固い。いずれ治ると思うが、すっきりというのがないのは物足りない。
心臓の血液が100%毛細血管の隅々にまで行き渡るから、手足の冷えがなくなった。特筆すべきは、手前味噌かもしれないが、歌が上手くなったような気がする。
低音と高音の音域がちょっと広がり、中音の声質も変わったようだ。これも血の巡りから来ているのだろうか。以前の歌と比べて見る必要がありそうだ。
心臓は内科的な治療では無理ならば、外科で治すことがベスト。現在は弁膜症の手術だって2週間で退院できるし、高額医療の補助もあって医療費の負担も少ない。
内科治療で長患いしているなら、経験者として手術をお勧めしたいものだ。その手術は心臓が元気な若いほうがいいということだ。私はぎりぎりだったろう。
エッセー「団塊SONGS」を配信中。原則的に隔週の日曜日にhttp://ameblo.jp/shiratorimn/にアップロードしています。エッセーで書いた歌は「団塊SONGS」(検索)で聴くことができます。カメラと写真の情報は「Web写真人」で。URLはhttp://shashinjin.digiweb.jp
前回は内科入院だったから、点滴程度の平穏無事の入院生活だったが、今回は外科だからなんとなく戦闘的であった。
入院して2日目にカテーテル検査があったが、私は右腕の動脈と右股の付根の静脈から造影剤を注入した。腕は問題ないが、股の付根は陰毛を剃らなければならない。風呂場で自分でやるものと思っていたら、看護婦が来てベッドの上でさっさとパンツを脱がせて、ジョリジョリとはじまった。むろん男根にも触る。あまりいいものではない。
剃った後が悪い。ツルリとした股間などは見たくないものである。なかなか生えてこないから、風呂に入るたびに目に入る。嫌なものである。
手術のことは書いたが、点滴から麻酔が入ったが、まさに瞬時に気を失う。気がついたらICUのベッドの上だったが、そのベッドがなんでも300万円だとか。
ちょっと身体を動かすと、自動でその体型に合わせてベッドの角度が調節されるし、体重も寝たまま測れるのである。ちょっとやり過ぎで、好き嫌いがあるだろう。
ICUには5床ぐらいあっただろうか。多くは手術後の様体の安定を待っている患者が多い。このICUの中にいる時から、早くもリハビリが始まった。
ただ廊下を歩くだけだが、これが肝心だとか。最初は1往復、次が3往復ぐらいに増やして、一般病棟に移ってからは、自転車でのリハビリになった。
約20分、疲れない程度のスピードでペダルを回す。これが2回あり、最後にシャワーリハビリで終わった。これはただ退院前に身体をきれいにすることと、頭からシャワーを浴びることでお湯に慣れさせることなのだろう。
むろんこの間、点滴は継続しているし、小便のドレインは途中まであった。
入院時に役に立ったものは、スマホだった。ベッド脇のテレビは依然として有料視聴になっているがスマホならワンセグでいくらでも観られるし、ネットのニュースで世の中の動きが分かる。メールはほとんどSMSを使ったが、ふんだんに連絡が取れ合った。
むろんACアダプターは必須だった。アマゾンの電子書籍も持ち込もうとしたが、これはUSB充電でパソコンがないとだめ、ということで止めた。意外とこういう場所ではUSBというのは不便なものである。
術後の経過でいえば、不整脈特有の頻脈はまだあるものの、呼吸が深くなり、夜もぐっすり寝られるようになったのだが、体内の水分バランスが崩れたせいか、便秘ではないが便が相変わらず固い。いずれ治ると思うが、すっきりというのがないのは物足りない。
心臓の血液が100%毛細血管の隅々にまで行き渡るから、手足の冷えがなくなった。特筆すべきは、手前味噌かもしれないが、歌が上手くなったような気がする。
低音と高音の音域がちょっと広がり、中音の声質も変わったようだ。これも血の巡りから来ているのだろうか。以前の歌と比べて見る必要がありそうだ。
心臓は内科的な治療では無理ならば、外科で治すことがベスト。現在は弁膜症の手術だって2週間で退院できるし、高額医療の補助もあって医療費の負担も少ない。
内科治療で長患いしているなら、経験者として手術をお勧めしたいものだ。その手術は心臓が元気な若いほうがいいということだ。私はぎりぎりだったろう。
エッセー「団塊SONGS」を配信中。原則的に隔週の日曜日にhttp://ameblo.jp/shiratorimn/にアップロードしています。エッセーで書いた歌は「団塊SONGS」(検索)で聴くことができます。カメラと写真の情報は「Web写真人」で。URLはhttp://shashinjin.digiweb.jp