団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

ワイドFMを聞こう

2016-01-28 10:24:54 | Weblog
 机に向かいながら、ラジオを聴いていることはたびたび書いている。会社兼住まいはマンションだから、AMラジオは雑音が多く聞きづらい。だから去年11月からはじまった民放ラジオのワイドFMには期待していた。
 それが、オリンパスのラジオサーバーを買ったひとつの理由だった。ただこのラジオはリビングに置いてあり、そこからイヤホン出力で食事をするそばのラジオまでコードでつないで聴けるようにしている。
 好きな番組に、ニッポン放送の平日午後4時からやる「そこまで言うか」があり、これがクリアに聞けるようになった。それまではテレビのそばのパソコンから取っていて、再生デバイスの設定を変えたりとけっこう面倒だった。
 これでリビング周りはカタが付いたが、問題はオフィスのある部屋だった。パイオニアの古いラジカセでふだんは聞いているのだが、日によって雑音がひどい日がある。しかしそのラジカセはワイドFMには対応していない。
 それでパソコンでウェブサイトのラジコを立ち上げ、イヤホン出力で外部入力のAUXとつないで聴いているわけだが、いつもパソコンを使っているわけではなく、なんとか違う方法でワイドFMで聞けないものだろうか、と考えた。
 気がついたのは、外出時に使っているソニーのMP3プレーヤーにFM機能があることだった。むろん3年ほど前のもので、ワイドFMに対応しているのかどうか分からなかった。それで使ったことがなかったFMの周波数を調べてみたら、ちゃんとワイドFMも聴けるようになっていた。ほほお、立派なもんだ、と感心した。
 古いラジカセにつないで、そのMP3プレーヤーからワイドFMを聞けるようにした。しかしひとつ問題があった。電源である。パソコンのUSBにつなぐと、充電モードになって音声は聞けない。かといって内部電源で聞いていれば、充電を繰り返す羽目になる。電池が劣化したら、本来の目的の音楽を聴くことができなくなる。
 そうか、とまた気がついた。ソニーの以前に使っていたMP3プレーヤーを使えないかと。すっかりヘタっている電源を蘇らせてFMモードにしたら、これもワイドFMの周波数があった。
 なるほど、これで2台使えるから、なんとかなるだろう、と落ち着いた。古いMP3プレーヤーでもけっこうFMの周波数帯は広く、たぶん輸出もしているからではないか。ながながとワイドFMについて書いてきたが、やはりラジオを含めて聴くクオリティはいいほうがいいに決まっているし、周りの古いオーディオ機器をいちどチェックしてみることをお勧めしたい。
エッセー「団塊SONGS」を配信中。原則的に隔週の日曜日にhttp://ameblo.jp/shiratorimn/にアップロードしています。エッセーで書いた歌は「団塊SONGS」(検索)で聴くことができます。カメラと写真の情報は「Web写真人」で。URLはhttp://shashinjin.digiweb.jp

世界大乱か

2016-01-08 10:42:30 | Weblog
 2016年早々、世界が大騒ぎになっている。独断と偏見で、あちこち聞きかじったことを記してみよう。
 びっくりしたのは、北朝鮮の水爆?実験。規模が小さいから水爆ではないのではないか、と西側の専門家の分析だが、原爆以上の爆弾を作ったことは確かだろう。
 次に中国・上海の株式市場で、2回ものサーキット・ブレーカーを発動。あまりに影響が大きいというので、今後は中止するという報道があった。中近東では、イランとサウジアラビアが国交断絶。さらに緊張が高まっている。
 中国の株価低迷は、今後も続くらしい。問題はクラッシュが起こるのか、ソフトランディングができるのか、という点だろう。前者は暴落、そして世界的な不況に突入というシナリオ。後者は、上がったり下がったりを繰り返して、徐々に落ち着くところに落ち着くという見方だ。
 不動産バブルがすでに崩壊しており、こんどは株と人民元安。経済不安が、どう政局に影響するかで、共産党一党独裁が続くかどうかも占えるが、もともと官製の似非資本主義だから、これまでまともに相手にしてきたのがおかしいわけで、中国は経済と政治は切り離して考えたほうがいいのではないか。
 だから経済は縮小均衡に向かうが、それに伴う共産党政治の不安定さが中国の行く末を決定すると思われる。つまり成金になった中間層が、大損すればみんな破産。貸し付けていた金融機関の破綻が先に来るだろう。怒りの矛先は政治に向かう。ただ共産党に対抗する勢力がないのが問題で、烏合の衆がわあわあ言っているだけに終わるか、都市部の若者が立ち上がるのか。それは分からない。
 北朝鮮の水爆実験の目的は2つ。ひとつはアメリカとの交渉権確立。北朝鮮は本気でアメリカが攻めてくる、と思っており、アメリカと対等の核を持つことをアピールした。もうひとつはビジネス。水爆も造れるよ、とメッセージを世界に向けて発信したわけだ。イラン辺りがお得意さんになるのだろうが、イランが買えばサウジアラビヤやイスラエルが黙っていない。しかしアメリカはあてにならない。とすると、どうするのか。まったく先が見えない。
 最後に原油安。とうとう1バレル30ドルを切るまでに行きそう。中国の失速とアメリカのシェールオイルの輸出で、だぶついている。20世紀はアブラで戦争もし経済も発展した。そのアブラが利益を生み出さないとなると、世界のパラダイムは大変わりするだろう。
 21世紀がこれほどの時代になるとは、まさにため息が出そうな幕開けである。
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正月点描

2016-01-03 09:15:58 | Weblog
 関東地方は好天に恵まれ、気持ちのいい正月を迎えることができた。わが家の初詣は、たいてい浅草寺と浅草神社で、そのあと余裕があったら、他の神社に回るスケジュールが多い。今年もそうなった。
 浅草寺に詣るのは、朝の十時までにしている。それ以降は、雷門まで長蛇の列ができて時間の無駄が多くなってしまう。今年は九時半に参拝。それで隣の浅草神社に詣った。こちらはすでに細いながら列ができていて、礼拝するまで二十分ぐらい待ったろうか。
 拝殿に近づくと、四、五人のアラブ系の人がいて、興味深くこちらを見ている。彼の国の人にしてみれば、何をしているのだろう、という心境か。時折、こちらの動作に合わせて合掌している。連中も神頼みか、と面白かったが、一神教ではなく八百万の神になれば、もっと平和になるだろうに、と思った次第だ。
 今年は、浅草をあとにして、飯田橋の東京大神宮に向かった。女房殿がまだ行っていないのと、近場であるからだが、神社に近づくと、こちらは道路にすでに人の列が溢れている。まいったなあ、と思って、うろうろとしていると、参拝とは別に境内に入ることができて、遠目から手を叩いた。
 横で、赤福とぜんざい、甘酒を志で振る舞っていた。糖尿の私は遠慮したが、女房はちゃっかりと赤福とぜんざいを食べた。境内を出て、駅のほうに歩いて行くと、駅のそばまで列ができていて、日本人の良き習慣が蘇ったかのようだった。
 そろそろ昼時になり、かつて行った中華料理屋を探したが、チェーンのラーメン屋に代わっていた。そこをやめて、正月から似つかわしくないが、カフェに入って、ゆっくりとコーヒーとサンドウィッチを楽しんだ。
 それが元旦の行動だった。帰って三時から酒。日本酒ではなく、糖質ゼロのチューハイと焼酎を嗜んで、食事にした。二日目は丸一日、箱根駅伝に見入った。
 女房が五日に大腸検査があり、三日から検査用食事に入れ替わった。おせち料理は私だけになり、ちょっと物足りない正月になってしまった。現在は三日の午前中。これからヨーカードーに行って、正月気分の店内を味合おうと思っている。
 女房は今日で古稀になった。言葉とは裏腹に、まだ大人になり切れない気分であろう。もう歳はとらないと力んでいる。格別なこともなく、平穏な正月が過ぎていく、という心境だろうか。これが続くことが、大切なことだろうとつくづく思える齢になったものだ。
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