団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

団塊SONGSのエッセーをスタート

2012-09-23 08:25:22 | Weblog
     団塊SONGS/56「夢の中に君がいる」(一九六五)

 「60からのマイソング55」の55回目のネット上の連載を終えました。これまでのエッセーは次のアメーバブログにアップロードしています。http://ameblo.jp/shiratorimn/
 続いて、団塊SONGS/として、エッセーを継続していくきます。私の歌っている楽曲は以下のユーチューブにアップしていますから、拙い歌唱ですが、よろしければお聴きください。http://www.youtube.com/watch?v=wXEF5zUP1PA&list=UU1aVL3kYB7KqQBdJH1e_efg&index=69&feature=plcp

 サルバトーレ・アダモが作ったシャンソンの曲である。制作年代は一九六五年。この二年前に『サン・トワ・マミー』と『雪が降る』という後世に残る名曲を作っている。アダモがもっとも創作的な情熱にかられていた時期であろう。
 私は最近、なにか歌える新曲はないか、と思いつつ、ネットを探っていて、越路吹雪のサイトに行き着いた。このタイトルが目に入って、クリックしてみた。曲が流れはじめた。
 あっ、ああ、この歌だったのか、と想いはすぅーと過去の中に引き込まれていった。過去のある時期に、いつもこの歌を聴いていたような気がした。そばに母親がいたような気もするが、調べてみると六五年である。きっと日本に紹介されたのは、それから一、二年後であろう。母はそれ以前に亡くなっていたから、そういうことはなかった。
 母が好んだシャンソンは『聞かせてよ愛の言葉を』だった。リュシエンヌ・ボアイエが一九三〇年に発表した歌だった。ややテイストは似ているが、それではどこで聴いていたのだろうか。はっきりと思い出せないまま練習をはじめた。
 耳朶に明瞭にメロディが残っているのだから、曲を覚えるのは早かった。すぐに無理なく歌えるようになったが、どこか訳詞に違和感があった。タイトルは『夢の中に君がいる』だから、男から女への歌のように思うが、中身は違う。明らかに女性から男性への切ない想いを歌っている。
 どこかの場所にふたりがいて、ふと女の気持ちがずれ、男がそれに気づいて、女を責めるようなシーンが歌われている。「腰に両手をかけて そんな目をしないで あなたこそ私の最後の恋人」と、女は男にすがる。そして、破局を予感させる詩が続くが、暗さはまったくない。
 どこに『夢の中に君がいる』かは、ちょっと分からない。まあ、歌は理屈ではないが、メロディが素晴らしい。前奏がはじまるだけで、心がときめく。これほどの思い入れができる歌は、最近にはなかった。幸運な再発見だった。やはり、過去のどこかでつながっているのだろうか。
 それにしても、最近はほとんど歌われなくなってきた。さほどむつかしい歌でもなく、反対に華やかさのある歌だ。その理由は分からないが、シャンソンの衰勢の中で、越路吹雪以外の歌手が歌い継いでこなかったせいではないだろうか。ネットでプロの歌手が歌っているのはピーターだけだった。もっといろいろな歌手が歌って違ったテイストで聴かせてくれることを願っている。

「60からのマイソング55」を配信中。毎日曜日にhttp://ameblo.jp/shiratorimn/にアップロードしています。エッセーで書いた歌は「団塊SONGS」(検索)で聴くことができます。カメラと写真の情報は「Web写真人」で。

粗悪品のイヤーフォンばかり

2012-09-15 14:21:30 | Weblog
 私が外出する時は、デジタルオーディオプレーヤーに録音された自分の歌った唄を聴き続けていることは報告した。
 最近起こったことだが、そのプレーヤーと一緒に使用しているイヤーフォンに粗悪品が多いことが分かった。
 製品名を記すが、LyumoM21の8GBのプレーヤーに付属していたイヤーフォンは密閉型だが、音が悪くて聴けたものではなかった。
 そこでフィリップスの1500円程度のものをネットで買った。ほぼ3ヶ月使ったところで、いきなり片側のほうから音が消えた。つまり中で断線してしまったのだろう。もともとコードが細すぎるように思っていた。
 それで以前に購入したアイリバーの4GBプレーヤーに付属していたイヤーフォンを使用していたが、これも聴いているうちに音が右に行ったり左に行ったり不安定で、使えなくなった。
 頭にきて、もっと前に購入したパイオニアのイヤーフォンを使っているのだが、コードを途中でつなぐタイプで、あまり使い勝手がよくない。しかたなくビクターの3000円程度のものをネットで注文した。密閉型でたぶん今度は大丈夫だろう、と思う。
 失敗したものは、ほとんどが韓国か中国製なのだろう。品質管理がしっかりしておらず、微妙なところで接点がずれてしまうか、細かい配慮に欠けている。
 もちろん日本製もアジアで生産しているものだろうが、やはり日本の品質基準で造っているから、それほどのバラツキがなく、コードが折れるところなどにはちゃんと緩衝ラバーなどが施されている。
 韓国や中国のデジタルオーディオプレーヤーを多くの人は購入していよう。ただ付属のイヤーフォンについては、個別で売られている市販のものと音を聞き比べる必要がありそうだ。
 市販のイヤーフォンも、あまり安いものはいただけない。やはり最低でも2000円以上ではないと、納得できる音は再生できない気がする。
 やっぱり韓国や中国などの製品は、あまり信用できない。当初はまあまあ使えるのだが、ちょっと使っていくうちに、その多くはボロが出る。どこかで手を抜いているのだろう。国家も手を抜いて、ばかな反日運動をやっている。いずれどちらも国家そのものが故障する運命にあるのだろう。
  
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次の総選挙どうする

2012-09-07 14:57:13 | Weblog
 民主党も自民党も、それぞれ代表選びで右往左往している。誰がなっても大差はないように思うが、首の寒い方々は他人事ではないのだろう。
 さて、問題は次の総選挙でどう投票するかだろう。私は少数意見を圧殺する小選挙区制は反対なのだが、その選挙制度のもとで戦うわけだから、誰かに入れなければならない。
 東京の葛飾区は保守地盤で、最近は平沢勝栄さんが勝っている。たぶんまた立候補するだろうから、無難なところだろう。
 問題は比例で、私は前回は民主党に投票している記憶がある。しかし民主党は懲りたから、たぶん維新の会に行くだろう、と思う。
 むろんこれから維新の会が、変なトラブルがなく政党化されればの話だが、やはりその期待度は大きい。
 民主党はもういいや、という理由は、マニフェストもそうだが言っていることとやっていることが違い過ぎる。そして言っていることがきれい過ぎ、実が感じられないことだ。
 そうなるのは何だろう、と考えると、党内に左も右もいて一本化できないこと、官僚に振り回されていること、そして松下政経塾の悪弊として政治学ばかりに長けた連中が集まったから。
 そこに政治家としての信念が感じられないことが多かった。まだ鳩山、菅さんのほうが失敗はあったが、マシだったように思う。
 いま社会は保守回帰に入ったように思う。自民の安倍、石破さんらがそうで、橋下さんの維新の会も、これまでの政治を変えることを旗印にしているが、基本は保守といえる。保守という言葉が悪ければ、日本主義だ。
 その社会の変化を結局、民主党は読めなかった。これだけの借金財政で左思想のバラマキをやっていたら国が持つわけがない。バラマキを継続するために消費税増税を決めた。愚策だった。景気はもっと悪くなるだろう。
 それを回避するために小さな政府にして、自己責任を明確にして利権をなくし無駄を省いて、最大効率を追求する社会に変革していかなければならない。それが先だったのだ。
 痛みが伴うことだが、それをやっていかなければ少子高齢化を乗り切っていけないし、それが当たり前のことなのだ。
 日本がもっとマシな国家になれるように次の政権に期待しながら、政治家のごたごたを見守っている次第だ。
  
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