団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

薬のネット販売どう考える

2009-02-26 08:27:32 | Weblog
 ネットでお世話になっている楽天の社長まで出てきて、薬のネット販売規制に反対していた。楽天のビジネスに関わることだから、真剣にもなるだろうが、あまり熱くなると自分の商売を擁護しているだけ、と受け取られないから、ほどほどに。
 それより薬のネット販売はどうなのだろうか。副作用のあるような薬がネットで堂々と売られている、というほうが驚きではあるが、私が常用している薬もネットで販売していた。むろん処方箋が必要で薬局でしか買えない薬だが、ネットで見ると値段が分かる。なるほど、この3割をこちらが払っているのだ、と納得した。
 副作用の恐れのある薬は全面的に規制するか、許可するのか、という二者択一の論議になっている。
 私の経験だが、薬の副作用があるかないかは、最初に飲んでみなければ分からない。飲んでみてなにもなくても、体調の悪いときには発現することもあるから、はっきりいって副作用での規制は無理がある。
 規制派は、たぶん薬剤師などが多いだろう。ネット販売を認めれば、自分たちの頭越しに薬が動いて、商売にならない。それは困る、という理由である。だから副作用を持ち出して、患者の安全を主張するが、副作用というのは前述のとおり医者だってよく分からない。私の副作用も、カテーテル検査をやってみてはじめて分かったからだ。
 ただ野放図に規制もなにもしないで、ネットでどんな薬でも取引できる環境というのも、どこかノーマルではない。みんな薬の扱いには慎重だからだ。
 ひとつの折衷案として、医者から出された処方箋の薬なら、ネットでも買えるようにしたらどうか。
 例えば、医者から出された処方箋にIDとパスワードを記入しておく。最初は薬局で処方箋に応じて薬を買い、注意事項をよく聞く。そのあとの2回目からは、IDとパスワードによってネットの薬の業者から買えるようにする。
 利用する人は、薬の種類と量は処方箋の指示を守ることを条件にする。厚労省はネットの薬の業者がその規則を守っているかどうか監視する。
 そうした環境を作って、条件付きでネットでも買えるようにすればいい。私は持病があって、総合病院に通っている。予約が3時とすれば、2時に行って採血。1時間以上待って診察が5分。まったく同じ薬を処方され、その足で薬局へ行く。これを6週間で繰り返しているが、症状に変化がなければ、薬を入手する儀式のようなものだ。
 6種類の処方される薬で本当に必要なのは2種類。あとは血圧や高脂血症、胃薬などで大して必要はない。必要な薬をネットで保険なしで買えば、たぶん診療費と処方代を合わせたぐらいの価格になるだろう。しかも時間が節約できる。
 そんなメリットもあるから、全面規制というのも大人気ない気がする。
 
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いまさらながら大画面テレビで

2009-02-24 14:06:24 | Weblog
 桃源郷のオークションで37型テレビを入手したと書いた。フルハイビジョンではないのが残念だったが、まあ、納得するしかない。
 そんなわけで、いきなり37型大画面テレビと対することになった。テレビの画面について、いろいろなことを考えてしまった。
 たぶん、映画でもテレビでも、人の顔が見えやすい大きさに映るように撮っているだろう。映画では当然、大スクリーンで観ることを想定しているから、カメラはロングショットが多い。
 その映画を旧来のテレビで観れば、画面サイズにもよるが、人の顔は小さくなって判別もつけにくい。ましてシネマスコープサイズでは、ワイドというより横帯のような画面になって、かなり近寄らないと分からない。
 ところがテレビ用に撮ったドラマは、そうしたテレビのサイズを意識してか、アップが多い。ハイビジョンになって女優の顔の粗が目立つというのは、ちょっと違っている。高精細だけではなく、大画面テレビになったのに、従来の4:3サイズの画面で絵作りをしているからだ。
 家庭のテレビの平均インチは分からないが、4:3なら21~29型程度だろう。ところが薄型大画面テレビになって、32~42インチがほぼ平均になってきた。
 従来の撮り方では、人の顔のアップはドでかい顔になってしまう。つまり画面に映る顔の大きさが、女優の顔のしわを際立たせてしまうのではないか。
 そうなると、4:3ではない大画面テレビのカメラの撮り方というものがあっていい。映画、29型までのブラウン管型テレビから、薄型大画面テレビになってきたのだから、お茶の間の視聴距離にフィットした絵作りが必要だ。
 もうひとつは、横長ワイドで観ていて、ノーマルに戻すと、ものの形が上下に長いように錯覚する。うちのテレビではズーム、スーパービュー、フル、ノーマルなどの画面サイズがあって、どれが本当の形なのか分からなくなってしまう。ノーマルでは画面が小さくなってもったいない気がするし、かといってスーパービューで見ていると、両脇の人物が膨らんで見える。困ったものである。
 また放送局の放送画面も、アナログ、BS、CSでばらばら。BSのドラマは黒枠が出て画面はミニサイズになってしまうが、そこは37型だからまだ救われる。
 地デジになって、そうしたことが解決されるか分からないが、シネマスコープサイズの映画を多く観る人は、37型以上がお勧めだろう。
 
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冷やかし入札で罰が当たった

2009-02-19 15:40:29 | Weblog
 桃源郷オークションを利用していることは以前に書いたが、そのオークションでこんな価格で落ちるわけはない、とたかを括って、入札したら、なんと落札してしまった。
 もともと冷やかし入札だから、商品の機能や型式なども確認していなかった。その商品は液晶テレビ。東芝のレグザで37型。落札価格は9万円だった。37型が9万円で買える、なんていう状況になっているとは知らなかった。3人が落札し、価格は9万円が2人、8万2100円が1人という結果だった。300人以上が入札している。
 落札してから、大慌てで機能などをチェックしたら、あっああ、と溜め息をもらした。すでに生産終了商品で、しかも37型でありながらフルハイビジョンではなかった。
 だから9万円で落札できたのか、というとそうでもない。最新型の37型がカカクコムでは9万円弱で売り出されている。それで、こちらの落札商品の価格をみると、なんと最低価格が9万6000円だった。矛盾しているが、旧型の価格は更新されずに残ってしまうから、そのままの価格で表示されているのだろう。
 それにしても、37型液晶テレビが8~9万円で買えるようになってしまった。新年から急激な値崩れが起こっているとは聞いていたが、液晶テレビも安くなったものである。ウォン安で韓国勢の輸入品が安くなっており、それに国産も足を引っ張られているのだろう。
 先日、会社関係の知り合いがニューヨークに行ったが、往復の航空運賃が5万円だったとか、海外絡みで一部に円高の恩恵を受けているが、国内にいる人たちにとって、もっと円高の有り難味を肌で感じる仕組みにならないものだろうか。
 昨年から続いている円高で、輸入品は相当に安くなっているはずだ。よく購入していた5食パックのインスタントラーメンは昨年の今ごろは198円だったが、値上がりしてから依然としてそのままの価格が続いている。たまにセールで298円が出るが、ほとんど398円のまま。
 小麦粉だって安くなっているだろう。誰かが暴利をむさぼっている。円高に転じて輸出企業が大変なのは分かるが、もっと自国通貨の値上がりが国民生活に得になるようなシステムを早急に作り上げる必要があろう。
 おっと、落札テレビからこんなところに話が飛んだが、冷やかし入札の罰が当たった次第だ。

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とうとう小池百合子の出番なのか

2009-02-17 12:56:43 | Weblog
 中川財務大臣が失敗した。本人は時差ぼけと風邪薬のせいとしているが、誰がみても酒が原因であろう。もともと酒癖が悪い評判で、麻生さんからも釘を刺されていたとか。
 どうして、こうも不祥事が続くのか。結局、政治家が二代目や三代目であることに尽きる。初代が築いた地盤、看板などをそのまま引継ぎ、周りもまた押し立てて、なんの苦労もなしに政治家になってしまう。
 生まれてすぐに、その路線は確定しており、昔でいえばお世継ぎである。世襲争いもなく、それがもっとも周囲にとっては穏健な継承にはなるが、ただ本人の資質とは別問題で動いていく。
 初代にあった人を押しのける図太さ、高邁な理想、駆け引きなど、鍛えられる環境にあるはずもなく、政治ゴロのような連中と仲良しクラブを作って過ごす。
 いまの二代目の政治家はほとんど、そうなのだろう。だから時々ボロを出す。安倍さんは嫌になったら放り出した、福田さんは面倒くさくなって辞めた。麻生さんもやはり政治家としての資質に欠けている。言葉の重みを知らない。中川さんも世界のメディアが見ている前での醜態は、やはり失格であろう。
 じゃあ、麻生さんのあと、民主党に勝てないまでも、少しでも議席数を減らさないために誰が出ればいいのか。
 ここで、ようやく登場するのが小池百合子センセイであるのだ。これは冗談ではない。小泉さんと活動をともにしてきた履歴、そしてなにより女であることだ。
 女性は政治家として生きよう、と思ったときに、すでにハンディがある。男の政治家に混じってしぶとく生き抜いてきた強さがある。小渕さんもまたサラブレッドではあるが、女性ゆえの強さを見につけつつあるのだろう。
 そんなわけで、二代目の男の政治家に期待できない以上、もう小池百合子しかいない。自民党の派閥の領袖の方々も、四の五の言わず、とりあえず選挙では小池百合子で戦おう、と挙党一致でやるしかないだろう。これなら小沢さんもふんどしを締め直す。
 いまの自民党なら、まさにチョロイものである。白塗りのババアと陰口を叩かれているが、そのババアしか自民党には人材がいなくなった。

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小泉さんまで出て麻生下ろし

2009-02-13 11:20:02 | Weblog
 やはりちょっと仕事が立て込むと、ブログの発信がおろそかになるものだ。最近はけっこう読者も増えて、私のつたない文章でも読んでいただく方がいると思うと、なんとなく駆り立てられる気分になるものだ。
 それで、今回のブログは、やっぱり政治の話になってしまう。とうとう過去の人の小泉さんまで登場した。小泉さんにしてはひどい悪態を麻生首相に投げかけたが、むろんそれは政治的な言動である。
 その心は、麻生さんでは本当に選挙に負けてしまう、という危機感であろう。たぶん自民党のどこかの派閥に頼まれてのことと想像できる。
 その動きを察知して郵政民営化についての無茶苦茶なコメントになったか。ただ結果は裏目に出て、定額給付金にまでケチをつけられて、もううんざりというのが正直な気持ちかもしれない。
 しかし、こうなった本当の原因は小泉さんにある。というのは、やはり小泉さんは強権政治を行なった。郵政民営化に反対なら自民党を出ていけ、ということまでやって、国民新党ができた。それはきっと賛成した議員の中にも、くすぶっている連中は多かったにちがいない。
 ただ当時は小泉さんに求心力があった。選挙でも圧勝した。しかし気持ちの中では、不本意に強引に押し切られたくすぶりがあった。
 それが安倍政権、福田政権を経て、なんとも情けない麻生政権になって、重石が取れたように表面化してきたのではない。それが閣僚の勝手な言動にも出ているし、派閥の動きも活発化してきた理由であろう。
 今回の一連の動きは、やはり麻生さんを下ろして、本気で選挙で戦う自民党を作り上げることではないか。昨年秋口までは麻生さんで勝てる、と判断したのだろうが、世界的な景気後退によって景気対策が優先してしまったが、それさえも後手に回っている。
 景気も雇用もなんとかしのいで、それ以上に選挙に勝たなければ、多くの議員が路頭に迷う結果になってしまう。それで小泉さんの悪態となったが、下野するのもまたいいではないか。自民党をぶっ壊す、といった人なのだから、本当に壊れて再出発もまた次の新しい政治が開くことにつながろう。
 とにかく選挙をやってよ、というのが現在の国民の希求ではないか。

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ストリートビューの是非

2009-02-08 10:37:09 | Weblog
 グーグルが提供しているストリートビューが世間を騒がしている。問題を指摘する人は、プライバシーの侵害や犯罪を誘発するのではないか、といっている。
 まあ、その指摘も分からないことはないが、それにしてもネットでこんなことが可能になった、ということの方が驚きだった。
 グーグルが最初に地球レベルのビューを提供、こちらはびっくりして見たものだ。画面に地球が映り、日本を選ぶとぐいぐいと日本列島が大きくなり、次に東京、そして自分の住んでいる近辺がクローズアップしていく。こんなことができるぞ、と友人に吹聴したものだ。自分がまさに地球人という自覚も生まれた。
 結局、こうしたサービスは常に裏表があるもので、負の部分は前述のプライバシーの侵害などがある。人の顔が映る、物干しが見える、表札も分かってしまう、というが、人の顔以外はもともと見えるところにあるのだから、さほどのプライバシー侵害にはならないだろうし、犯罪誘発も別にこのサービスによってまだ起こったわけではないようだ。
 つまり心配、懸念が先走りしている。しかし、まだこのサービスが人々の生活の中で、本当に生かされているわけではない。
 たまたまテレビで、子どもの通学路のチェックをこのサービスで確認している主婦のコメントがあったが、なにかもっと生かされることがありそうだ。
 例えば、災害時の避難道路、集合場所や、あるいは交通事故多発場所の表示など、いろいろと有効に使える分野があるのではないか。
 まったく新しい事象やサービスに合うと、人々の中の1割程度の人がまず試したりやってみる。この人たちがオピニオンリーダーになって啓発をしていく。そうやって徐々に流行が生まれたり世の中が変わっていく。
 インターネットもそうしたプロセスを経て社会に定着していった。たぶんグーグルのこのサービスもそうした類のものではないか。
 きっとそうしたオピニオンリーダーが、そろそろストリートビューにフィットした有効ななにかを考える頃だろう。それまではあまりヒステリックに規制を、と騒ぐことはないのではないか。

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夫婦2人で2時間サスペンス

2009-02-05 14:27:11 | Weblog
 女房と二人でよくテレビの2時間サスペンスを楽しんでいる。うちはケーブルテレビとも契約しており、過去に放送されたドラマも録画しては、こまめに見ている。
 BSではTBS系のBS-iが平日、午前と午後に1本ずつ、BS日テレ系が土曜日の夕方に火曜サスペンスの再放送、CSはミステリーチャンネルやチャンネルNECO、京都チャンネルなどで放送しており、観賞には事欠かない。
 地上波は、常連のテレビ朝日の土曜サスペンス、テレビ東京の水曜ミステリーのほかは、TBSやフジテレビでもやっているが、毎週というわけでもなくなった。
 けっこうトリックや犯人当てが面白く、2時間のあいだにああでもない、こうでもない、といった推理を楽しんでいる。
 最近は、役者が限られてきて、犯人の見当はほぼついてしまう。逆に奇をてらって刑事が犯人というルール無視もある。しかも殺される方が悪人で、やむにやまれず犯行におよぶパターンが多くなって、ミステリーをつまらくなしている。
 古い2時間サスペンスは、原作もしっかりしていて、内容も起伏に富み、結末も意外で、ドラマとしての見応えもあったが、現在は山村美沙や西村京太郎の原作のドラマがひとつのパターンを作り上げて、どれも似たようになり、出演者も同じで、ホームドラマ化して情けない現状になっている。
 むろん昔も駄作はあったが、それでもいまほどワンパターンにはなっていなかった。視聴者としての救いは、海外のテレビドラマが楽しめることだ。
 最近はNHKのBS-hで「コロンボ」が復活した。CS のスーパードラマTV でも傑作選をずっとやっている。ミステリーチャンネルは英国の重厚なミステリーを多くやっている。ただ字幕というのは、うちにいると億劫になってしまう。
 その中で、お勧めはかつてNHKでもやっていた「WITHOUT A TRACE」。FBI が失踪者を追うドラマで、現在はスーパードラマTVで放送している。またAXNでは迷宮入り事件を解決する「COLD CASE」も面白い。最新版はWOWOWでやっている。
 日本のドラマとはまったく違う作りで、刑事と視聴者の視点が一致している。刑事の後ろで犯人らしい男がにやりと笑うような思わせぶりなシーンはまったくない。日本のミステリーは刑事が知り得ないシーンまで入れて安直に興味をつなげるから、反対に興ざめしてしまう。
 ミステリーにスターは必要なく、時間をかけて練られたシナリオと、丁寧に作り上げる監督がいれば十分だ。現在の制作現場ではむつかしいかもしれないが、せめてそこを目指さなければ本当に2時間サスペンスは視聴者から見捨てられてしまうだろう。

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大相撲の根本的な問題は国技であること

2009-02-02 16:50:37 | Weblog
 また大相撲の力士が大麻で捕まった。処分は解雇。理事会の決定ではもっとも重い処分で、大麻を吸ったぐらいでこれほど過酷な処分をするのは、大相撲の体面があるからだ。
 その体面とは、国技であり、大相撲の力士として保たねばならない品格というものがある、と国も協会も信じている。
 ずっとそうやってきたからだが、じゃあ聞くが、朝青龍はなんなんだ、といいたい。調子が悪いはずが優勝してしまい、勝てば官軍で、批判は封じられてしまった。
 場所中の取組は、横綱の品格を著しく欠く内容で、勝てばいいのだろう、とうそぶいているような取り口だった。
 かつてのブログで2つの協会を作って競わせれば、いい意味での競争原理が働く、と書いたが、違った提案をすれば、国技という枠をとって、格闘技として新しい興業団体に作り変えたらどうだろうか。
 そうすれば、横綱の品格なんか関係ないし、大麻を吸ったってせいぜい謹慎ぐらいだろう。国技という体裁があるから、なまじないものを期待することになる。
 かつてはハワイ勢だったが、モンゴル、ロシア、東欧の力士が幅を利かせ、そういう連中に日本の国技としての精神を求める方が無理だったのだ。
 目的は金。丸い土俵にお金が落ちている、としか思っていないから、金になる取組だけはしっかりと働くが、金にならないことは手を抜く。先の場所はいよいよ立場が悪くなって、開き直った結果だろう。
 朝青龍だけでなく、大なり小なりそうなっている。だったら世界中から力持ちを呼んで、大相撲格闘技場所でも作ればいいだろう。そうした割り切った興業の方がよほどすっきりする。八百長があったら、面白くないから入場者は激減して商売にならない。
 ということで、国技という体面をとったら、すべてがすっきりするのだが、伝統や日本美などはどこかに行ってしまう。
 もしそれを大切にするなら、勝負だけでなく品格に反する相撲をとったら、勝負に勝っても負けを宣する差配もあっていい。そこまで徹底しなければ、もう大相撲の品格は守れないのではないか。

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