団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

白内障手術その後

2018-05-31 10:15:43 | Weblog
 前回、白内障手術に至るまでの経過を説明したが、眼底出血した左目も白内障の手術をして、約1ヵ月後に眼球内の血が滲み出た硝子体を入れ替える硝子体手術を行う予定で、そのあとは両目のレーザー治療で、出血しやすい血管を焼いて、出血を阻止する。
 たぶん8月まではかかりそうだが、現在は右目がくっきりと見えている。これほど世の中はシャープだったのか、と驚いている。電車に乗れば、中吊りを読むのが楽しく、人の顔がよく見えるからつい観察してしまう。
 老眼鏡は手術前の度数が1.0だったが、手術後は2.5になった。単焦点のレンズを保険の範囲内で入れているから無理はないが、100円ショップでその眼鏡を買った折、一番陳列が少なかったのが度数2.5の眼鏡だった。なるほど、白内障の手術をすると、多くの患者は度数が2.5になるのだろう、と思った。
 両目がしっかり見えるようになったら、もうちょっとまともな老眼鏡を買おう、と思っている。
 ひとつ変えたことは、酒の飲み方。眼科医は飲んでも構わない、といっているが、月曜日から木曜日まではぐい飲み程度の小さいグラスで、一杯の日本酒を食前酒として飲む。これだけである。ただし金曜から日曜日は、缶チューハイに25度の焼酎を200cc飲む。
 目の心配もあるが、そろそろ酒に依存する気持ちを和らげたい、というのかその意図。依存症ではないから、平日はその食前酒で足りるようにしている。ただし外では飲む時は飲んでいる。
 それにしても、前回も書いたが、見えなくなる恐怖は相当なものである。手術前の約10日程度、これで懊悩した。読者の方で白内障の手術をするかしないか迷っている方は、なるべく早めにやったほうがいい。いいほうの眼も、いつ悪くなるか分からないからだ。
 目が見えないと、何も楽しめない。新聞もテレビも見られない。ラジオや音楽だけが楽しめるが、むろん物足りない。目がこれほど人間にとって大切なものであることが、今回のことでよく理解した。
 最近は病気や健康の話題が多いが、団塊の世代も70歳に到達した。立派な老人である。

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見えなくなる恐怖

2018-05-11 14:54:09 | Weblog
 最初は目の端に何かが跳ねているような気がした。次の日、額の上に何かが引っ掛かっているように思えた。翌日、それが増えて、まずいと思い、慌てて眼科に飛んだ。案の定、眼底出血だった。その時点で、私の右目は白内障を発症しており、これでは両目が見えづらくなる、と慄いた。
 地元のクリニックから大学病院の紹介状をもらった。症状はますます悪化する。5月8日に受診し、右目の白内障手術を優先して6月6日に決まった。約1ヵ月後である。
 その間に、私が発行している月刊誌を作成しなければならない。両目が不自由で、そんな仕事ができるわけがない。気持ちが悪くなるほどのストレスが襲った。
 そうか、早く手術をしてくれる眼科を探せばいいわけだ、と考えて、ネットにアップロードしている眼科クリニックに電話しまくった。ほとんど受診後1ヵ月、早くて2週間。これでは話にならない。
 半ばあきらめかけて、足立区のある眼科に電話した。看護師が出た。かくかくしかじかと説明して、受診後いつ手術できますか、と質問した。
 毎週木曜日が手術日で、それ以前に受診・検査をしていれば、最短の木曜日に手術ができます、との回答に耳を疑った。「本当ですか」「ええ、早めの希望でしたら明日にでもいらっしゃってください」
 翌8日受診、10日に手術。そして現在、右目の白内障は治り、くっきりとした視界が確保されている。まさに感謝である。
 あとは左目の硝子体手術と白内障手術、両目のレーザー治療で出血の可能性を根治するのがスケジュール。
 1つの目に約10万円程度はかかるが、見えなくなるのを考えれば安いものである。
 どうしてこうなったかは、右目の白内障の進行をほっておいたから。まさか左目が眼底出血するとは想像もしなかった。大馬鹿者である。
 大学病院の医師に、手術は早められないか、と何度も懇願したが、一度決めたスケジュールを動かせないと突っぱねられた。現に困っている患者を前にして、冷たいものである。
組織の医師は裁量に限界がある。元気な個人経営の開業医がそれを補って余りある。探せば、そういう病院があるということが分かって、救われた。ちなみにその眼科クリニックは足立区梅島のあおば眼科クリニック。手術日の木曜日には20人の患者をこなす。足を向けて寝られない心境である。

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