団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

水元公園で仰天放射能

2012-02-24 11:32:08 | Weblog
 葛飾区の水元公園で、とんでもない放射線量の結果が出た。以下がネットから引用した記事だ。
『最も高かった「野鳥観察舎」入り口の土壌、落ち葉のセシウム濃度だ。原子力安全委員会によると「Bq/kg」を「Bq/平方メートル」に換算するには65をかける。単純計算で1平方メートル当たり約140万~150万ベクレルになる値だ。これはチェルノブイリ事故の際、土壌の汚染濃度に応じて居住区域が制限された最高レベル「居住禁止区域」(1平方メートル当たり148万ベクレル以上)に相当する』
 というわけで、調査したのは共産党の都議団。これを報道したのは日刊ゲンダイで、一般の新聞はあまり報道していないが、大きな問題だ。当局はたぶん人口密集地だけに、あえて触れないできたのだろうか。それを共産党が公にしてしまった。
 つまり水元公園に限らず、東京東部、埼玉東部、千葉、茨城などの各所に、こうしたホットスポットが限りなくあるということを証明したわけだ。
 ところが、葛飾区などのウェブサイトを見ると、お気楽な放射線量の数値が並んでいる。この差はどこから来るのか、今後の調査を待ちたいが、ある程度落ち葉などが堆積するような場所に、高濃度の放射線が検出されている。
 ということは、そういう場所をローラー的に調査して、ホットスポットとして、せめて子供の出入りを禁止するぐらいの措置は早急にする必要があろう。水元公園は都民の憩いの場所だ。多くの家族が休日には出入りする。こんな報道があれば、今週から閑古鳥になるだろう。
 そうした風評被害を恐れるから、正確な調査をしなくなっている。これをひとつのモデルとして、すべてを見直す必要があろう。
 放射能は堆積するだろうし、ずっと周囲に放出しているわけだから、そのそばを通るたびに被曝することになる。なんども身体を通過することで、身体の中に溜まっていくだろう。
 これを避けるには結局、除染しかないわけだから、当局は徹底的にやってほしいものだ。そうしたボランティアなら多くの人が参加しよう。
 なんとなく放射線被害は東北のほうに限られているようにトーンダウンしているが、被害はもっと深刻のようだ。落ち葉が被曝しているなら、それが風が舞って、またどこかに飛んで被曝を広げよう。
 ガレキ処理が進まないことも憂慮すべきことだが、これもまた早急な対応が必要ではないか。

「60からのマイソング55」を配信中。毎日曜日にhttp://ameblo.jp/shiratorimn/にアップロードしています。エッセーで書いた歌は「団塊SONGS」(検索)で聴くことができます。また「Web写真人」でも検索できます。URLはhttp://shashingin.web.infoseek.co.jp

気持ち悪い日本語

2012-02-20 09:28:17 | Weblog
 やはり、言葉というのは世代間でギャップがあるものだろう。「ヤバイ」という言葉は、本来危ないという意味で使われていたが、最近ははまってしまう、虜になりそう、といったいい意味で使われることが多くなっている。
 かつてはヤクザ言葉で、かたぎの人間は使わなかったから、違和感のある人も多いだろうが、若者には日常語として定着してしまっている。
 最近気になる言葉は「悩ましい」。細野環境相が原発の問題で多発していたのが記憶に残っているが、たぶん彼は、解決困難な問題という意味で使っていると思われるが、悩むから、悩ましいに発展したのだろうか。
 しかし、政治の場で使う言葉ではない。これも本来は、セックスアピールに属する言葉で、あの肢体、悩ましいなあ、といったふうに使おう。たぶん誤用であろうが、メディアもあまり指摘しない。自信がないというより、なんでもありになっている風潮だ。
「耳障りがいい」という言葉も耳にする。けっこうな立場の人も使っており、これも情けない。これは「耳当たりがいい」というべきで、耳障りだけで、悪いほうに使う。
 廃品回収業の車のアナウンスがうるさい、耳障りだなあ、というだけだ。それで気に障ることが表現できる。
 あとは、サイテー、サイコー、最悪という言葉が多用されている。一気に極端な結論に落とし込む言葉で、反論の余地がないが、よく使う人に合うと、ボキャブラリー不足を露呈して頭が悪そうである。
 そう思ったとしても、いちど噛み締めて、違う言葉を探すことによって、思考の練度も増そうと思うがいかがだろうか。
「チョー(超)」も使うが、あまりに耳に慣れすぎてしまって、当たり前の言葉になってしまっている。同じ意味の言葉を使う場合、簡略で短くて済むほうを使う傾向があり、それが進行しているわけだ。
 もうひとつは、意味の分からない横文字の多用だ。同じグループ内ではそれで通用するだろうが、違った場所ではしっかりとした日本語でフォローしてほしいものだ。
 面白いのは世界に発信する日本の技術の粋であることに関しては、日本語が多い。例えば、はやぶさ、新幹線の名前などなど。ところが国内では、多くが横文字やアルファベット表記が目立つ。GKB47などはその典型で、なるべくなら日本語だけでいい時はそれで十分だ。
 ら抜き言葉は、使う人が気にするようになって、最近はあまり聞かれなくなってきたようだ。らを抜くと、品のない言葉になってまうことに気づいたのだろう。この「気づき」と略すのも嫌な言葉である。
 言葉は時代とともに変わるもので、世代も関係しているから、あまり制限する性質のものではないが、日本語としてはっきりと間違いという言葉は、やはり指摘して改めていく必要はあろう。
 言葉から自らの品性を磨くこともできるわけで、耳当たりのいい言葉を使えば、悩ましく思われるものである。
 
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ここまで「団塊SONGS」をアップロードして

2012-02-12 11:16:03 | Weblog
 昨年の中頃から、アメーバーブログに「団塊SONGS」をアップロードしている。団塊の世代が馴染んだ歌の数々のエッセーを書き、実際に自分が歌った歌唱を静止画とともに、ユーチューブにアップロードしているわけだ。
 今日でエッセーは27回目、アップロードは団塊SONGSの今日の「旅人よ」で30曲目になる。数が合わないのは、エッセーにない曲も上げているからだ。さほどの理由はなく、こんな唄も歌えます、というデモストレーションとでもいうべきか。いずれは、その曲のエッセーもアップロードする気でいる。
 たぶんこのブログの読者もたまには聴かれていることと思うが、トータルで2000回の視聴を超えている。私自身が再生することもあり、それがカウントされていると思うが、拙い歌をお聴きいただきありがたいことである。
 これまでにも唄を歌う理由は書き連ねてきたから省略するが、この30曲の中で、もっともアクセス数が多いのが「イビヨル」。吉屋潤の反戦歌である。アップロードの時期も早いが、それでも最初にアップロードしたアダモの「夢の中に君がいる」より多い。次がはしだのりひこの「風」という順だ。
「イビヨル」がもっとも多い理由は分からないが、ネットで探せばあるが、日本語で全部歌う歌詞というのは珍しいのかもしれない。「夢の中に君がいる」は越路吹雪が歌って有名になったが、あまり歌われていない名曲だ。「風」はあまり出来が良くない歌い方で、ちょっと恥ずかしい思いがある。
 それにしても、ネットで歌っている方々の唄を聴くと、びっくりするぐらい上手い人がいる。セミプロ級もザラである。
 ただたぶんもっとも自分が得意としている唄をアップロードしているのであろう。私の場合は、自分が歌える唄で好きな唄という限定で、自宅のカラオケでかなり練習はするが自己流、しかも原曲キーのままである。
 なぜ原曲キーで歌うのかは、作り手と歌の気持ちを大切にしたいからで、キーをいじれば原曲から離れてしまうし、楽にもなってしまう。
 だから唄によって自分の声に合う合わない歌があるわけで、それでもアップロードしてお聴きいただくのは、下手な見本も必要であろう、という気持ちからだ。
 たまに評価を下してくれる人もいて、多くは低評価である。気にはしていないが、励みにはなるものである。たまにはお寄りいただき団塊の歌も聴いてほしいものである。

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もっと明るい未来を描いたらどうか

2012-02-05 10:28:15 | Weblog
 厚生労働相はおどし官庁らしい。このままほっておくと、50年後には日本はこんな国になっていますよ、と恫喝している。だから消費増税という仕掛けだ。
 たまに書くことがあるが、そもそもこんな狭い国に1億3000万人も住んでいたことのほうが異常だろう。日本の豊かな国土が、これだけの人口を養えたわけだ。
 スケールの大きい話でいえば、1億人程度がちょうどいい感覚ではないか。ただ、都市集中は困るわけで、地方分権もあるが、地方でも困らない人口再配置といった考え方が必要ではないだろうか。
 それでも減っていく人口をどうするのか。経済を活性化させて、適正な計画移民をすることだろう。血は混じったほうが人間は丈夫に逞しくもなる。日本は江戸時代の幕藩体制で各藩が鎖国していたようなもので、それが明治になって血の混淆が激しくなって、日本人が再活性された。それをこんどは外国に求めることだろう。
 経済を上向かせるのは、日本の底力を駆使することだ。テクノロジーは世界最先端である。基礎はできており、どう集中させるかで、世界をリードできる。
 もうひとつは、資源国になることだ。メタルハイドレートという有望なエネルギーが海の底に眠っている。これを使えば、低いコストの火力発電でやっていける。
 さらに話題になっている藻から油を作るオーランチオキトリムを早く実現化させる。これも実用化寸前で、政府が本気になれば、ここ3年ぐらいで実用化させられるはずだ。日本が産油国になる日が近いわけだ。
 あとは超電導技術だろう。これを電線に使えば、電力の浪費はなくなり100%の送電が可能になる。実用化すれば、世界中から注文殺到だ。これもそう遠くない日に実現する。
 医療ではiPS細胞が、さまざまな治療に使われるようになる。日本が独占すれば国家的な利益にむすびつく。
 こうした新しい基礎技術が国の経済を活性化させて、あとはそれぞれの産業が独自分野で勤勉に励めば、日本も捨てたものではない。
 地震、津波、噴火、台風、豪雨が来るが、それを補って余りある豊穣の国が日本であり、そこに世界のトップテクノロジーが集まっている。
 もっと明るい未来を描くことが、政治家の仕事であろう。 

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