団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

院外処方で薬代が高くなった

2008-10-31 10:56:57 | Weblog
 私が通っている総合病院で、10月から薬の院内処方をやめて処方箋を扱う外部の薬局での調剤となった。
 しかたなく、うちの近所の薬局に行って、処方をお願いした。そうしたら、院内処方よりも薬代が高めで、調剤技術料なるものが2000円以上ついて、割高になった。
 病院側からも高くなることがあります、という注意書きはもらっていたが、たぶん同じ薬と思うが、薬そのものの点数も違い、技術料も加算されて、納得できず噴飯ものだった。店頭で薬剤師さんに説明を求めたが、なんら説得力はなかった。
 確かに医薬分業はいいことと思うが、医者が薬で儲けすぎるからという理由でスタートしたのに、こんどはこれによって薬局が不当に潤う結果になっているのではないか。
 つまり、薬代で儲け技術料で儲ける、二重取りの利益の構造になっているのではないか。だから、雨後の筍のように調剤薬局が増えている。
 その技術料といっても、医者が処方した薬を割り振るだけの話で、昔のようにあちこちの薬瓶から粉薬を持ち寄って容器で混ぜるわけではない。
 もし市販薬ならば、私の風邪にはどんな薬が効くの、といくら聞いても、技術料を取られることはない。市販薬を買えば、その利益の中に技術料も含まれているのだろう。
 だったら、処方箋の薬の技術料という中身を、もっと分かりやすく納得できる説明を付与すべきではないか。そうした改善をもっとしなければならない。
 そもそも保険が適用になっているから薬代が安い。だから市販薬を買わずに処方箋に頼る。大半の患者は調剤薬局で買っても、あまり高額にはならないから、そうした技術料の矛盾が目立たないかもしれない。
 もっと調剤薬局が渡す薬の明細を見たほうがいい。うっかりすると、技術料の方が高くなっているケースもゼロではないかもしれない。
 結局は買わざるを得ないのだから、高いまま購入したが、せめてもの抵抗でクレジットカードを使うことにした。これで若干のポイントが付くから、スズメの涙ならぬ蚊の涙ほどの得をした気分だ。http://www.blogmura.com/ にほんブログ村

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うんざりするワンパターンの円高報道

2008-10-28 09:31:52 | Weblog
 アメリカの金融危機に端を発した株安、円高の連鎖が止まらない。株安は企業などの持ち株の評価損となるなど、持っているだけでも損をする羽目になるわけだが、円高についてはマスコミはそのデメリットばかりを報道しているが、実際はメリットも大きい。
 原油だってすでに70ドルを割って、しかも円高である。もっと急激に下がってもおかしくしはないし、小麦だって円高の恩恵で下がってもいい。
 実際は、国内に一定の在庫があって、そんなにすぐに値上げしなくてもいいのだろうが、風潮が値上げを後押しする。
 反対に円高は、日本の流通は複雑で、輸入される原材料が円高で下がっても、末端までそれが届くまで時間がかかるし、うかうかしているとまた円安に触れて、うやむやになってしまうケースも多い。
 今朝のテレビで、韓国からの旅行者が激減、と報じていたが、円安傾向でずっと来て、その環境下でいろいろなビジネスが立ち上がっている。韓国人のゴルファー、オーストラリアのスキー客、超豪華ホテルの海外ビジネスマンなど、みんな円安メリットで来ていた。
 円高に触れれば、また世の中で変わって、こんどは円高を当て込んでビジネスが台頭する。それの繰り返しが日本市場の特質だろう。
 日本は島国で、前述のように円高のメリットは海外旅行ぐらいしかないように思われるが、ヨーロッパなどは自国の通貨が高くなれば、国境を越えて買い物に走る。通貨高はほとんどの国民が喜ぶことなのだ。むろんユーロになってその恩恵も少なくなっているかもしれない。
 日本の円が海外通貨に対して高くなることは、ほんとうは国が強くなることなのだ。かつて1ドル360円時代があった。それだけ日本の国力が弱かったのだ。それがいまや92円、バブル時代は80円台だったろう。
 ところが日本は輸出で国を富ませてきた。だから円高を悪者のようにいう。しかしいま手元にあるデジカメはフィリピン製だ。身の回りの商品のほとんどは海外生産品になっているのが現状だ。円高で日本ブラントが安くなってもいい。
 トヨタ、ソニー、キヤノンなどの日本のトップ企業が業績の下方修正をしているが、すでに生産だって海外シフトが進んでいる現在、本当に円高で損をするのはどこで、誰なのか。そして円高メリットによって、国民の生活はどう変わるのか。そうした視点で円高騒動を報道してもらいたいものだ。
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笑ってしまった麻生首相の夜遊び騒動

2008-10-26 08:34:10 | Weblog
 思わず笑ってしまったのが、麻生首相の夜の行動についての悶着。まあ、余計なお世話ではあるが、なかなか含蓄に富んだ騒動だけに、いろいろ考えてしまう。
 公務を終えた要人が、そのあとどこで飲もうが知ったことではないが、ホテルで高額な飲食を続けている、と朝日新聞がけちを付けた。
 なぜけちを付けたかといえば、金融危機でみんな大変な思いを味わっているのに、高級ホテルのバーで毎夜うつつを抜かしているはなにごとか、といかにも庶民を代表したような記事を書いた。
 たぶんその朝日新聞の記者は年収1000万円程度の収入があり、庶民の代表とは思えないがそういう立場をとって権力側を攻撃するのが好きなメディアである。
 もともと麻生さん個人の嗜好に起因している。夜遊びが好きで、首相になる前からそれは分かっていた。首相になったからといって、自分の好きなことを止める理由はない。それでは、麻生さんではなくなってしまう。
 要人が仕事を離れて、どこまで羽を伸ばせるのか、という一般的な課題はあるが、そんな論議はもっとひまなときにやってもらいたいものだ。
 もうひとつは、ホテルのバーは高いのかという問題だ。なんでもボトルキープが6000円から、モズク酢が1000円とか。さして高いとは思わないが、それよりもホテルで飲食するというのは安全もあるものだが、それより場所代である。
 モノの値段は、確かに原材料のコストで変わるが、同時に飲食する場所のコストもある。心地良い環境を整えたホテルなら、相応の値段はとるものと誰もが心得ている。街の居酒屋とは違うのである。
 だからホテルの飲食代が単純に高いとはいえないのである。払える余裕があるなら、文句をいう筋合いはない。
 それでも一定の波紋を起こしたのは、やはり麻生さんのキャラクターだからこそだろう。「答えろ」と朝日の記者に噛み付いてるシーンを他の新聞が再現していた。
 福田さんは抑制された切れ方だったが、麻生さんはけっこう直情型である。あまり細かいことを突っついて政権を放り出されては困るので、ほどほどにというのが国民の一般的な見方であろう。http://www.blogmura.com/ にほんブログ村

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振り込み詐欺にかからない当たり前のこと

2008-10-21 10:09:37 | Weblog
 振り込み詐欺の防止に警察は躍起になっている。先日もごく狭いATMに入ったら、横に太った警察官が突っ立っていてビクッとした。
 それでも、何百万円かの被害にあっているのだから、敵もさる者である。私の知人でも、被害に遭いそうになっている。交通事故を起こし相手の車がやくざで、すぐにお金が入用、振り込んでくれ、という電話があった。電話に出た奥さんはパニック状態になり、財布をつかんでうちを出ようとした。ご主人がいて慌てて止めて、息子さんに確認したら、そんなことはない、という返事だった。
 息子や娘、あるいは孫が心配で、もうほかのことは考えられなくなってしまうそうだ。それだけ騙す相手の口調も真剣で切羽詰っているのだろう。
 口先ひとつでよくそこまでできる、というのが騙されたことのない人の感想だが、最近では振り込みではなく、エクスパックという郵送も送金手段に使われている。
 防止策はあるのか。まあ、ずばり言ってしまえば、振り込まないことである。どんな状況に陥ろうと、相手の顔を見て、お金を渡す。これの徹底だろう。昔からお金の授受はそうしたものだ。
 相手がうちまで来れなければ、誰か信用のある人物に託す。あるいは、こちらから出向く。それぐらいのことをするのが、親の務めではないか。
 この振り込み詐欺の底流には、なんでもお金で解決する風潮がある。だからこそ、親は金さえ送ればなんとかなる、と結局は安直に考える。その現場に出て行って対決する、という気構えがない。
 相手の言いなりになって、お金さえ送っておけば解決する、という親の甘い考えにも起因しているわけだ。
 もうひとつは、使われる携帯電話というのが、状況によって声が変わる。いつも聞きなれた声であっても、電波状態によっては変声する。あれっ、と思っているうちに相手のペースに乗せられてしまう。携帯電話ゆえでもあるから、現在の犯罪でもあるが、いくら携帯でも息子・娘や孫の声を聞き分けられないのも、まことに情けない。親子のコミュニケーションの断絶もある。
 とにかく相手の顔を見てお金を渡す。それ以外はノー。この徹底が振り込み詐欺の廃絶につながるのではないか。
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中国農薬食品の納得できる説明

2008-10-18 07:56:15 | Weblog
 中国の農薬入り食品で、どうしてそうした混入が起こるのか、と正直のところ首を傾げていた。当初は、工場の経営者に対する不満分子が、嫌がらせのために入れたのではないか、というのが説得的だった。
 いかにも中国の社会の格差を象徴して、耳に入りやすい理由だったのだが、もうひとつの意見を聞いて、あっ、それだ、と思わず膝を打った。
 それは、繁盛している工場に対して、致命的なミスを誘発して、その工場を貶めることだった。そのミスは、今回はもっとも効果的な農薬混入という手段だったのだが、もちろん違う手も使おう。
 中国の工場同士はライバルで、同様な地域で同じようなビジネスをしていれば、もっとも効率的で安全な工場に仕事が集中する。毒入りギョーザの天洋食品などは、その典型だったのではないか。それ以降、依然として工場は元の姿に戻っていないだろう。
 ならば、どこかがフォローしているはずだ。天洋食品がなくなって、どこかが得をしている。そいつが死んだら、誰が得をするのか、というミステリーの論理に帰結する。
 それならば、納得できよう。スパイの従業員を送り込み、ある時期に農薬を工場のラインに混入する。それの食品がどこに行くかは知ったことではない。日本であろうがアメリカであろうが関係ない。それが公になって、その工場の安全と管理が疑われたらしめたものである。
 もし、ほんとうにそんなことが行なわれているとしたら、中国はほんとうに怖い国だ。日本から監督者が行っても、焼け石に水だ。
 事件を起こすことが目的なら、農薬は致死量を入れなければ、事件にはならない。だから高濃度の農薬になったのだ。事件が起こり、マスコミが騒ぎ、その工場が操業停止に追い込まれる。
 ただ犯人の誤算は、それによって中国の食の全体が疑われ始めたことだ。メラミンもあった。中国の食品は、もうだれも安心して食べられなくなった。
 それでは、犯人の工場は儲からない。その工場だけをピンポイントで狙ったのだが、中国全部の食がマイナスになってしまう。
 なにごとも想定外のことは起こるが、どうも政治的なイデオロギーも考えられないし、食品テロにしてみると、やることがどこかみみっちい。やるなら工場全部の食品に混入するだろう。嫌がらせのレベルを超え、ライバル同士の生きるか死ぬかの足の引っ張り合いがもっとも妥当のような気がする。それで、そうな想像が膨らんだ次第だろう。http://www.blogmura.com/ にほんブログ村

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三浦和義の自殺の真相は…

2008-10-14 09:56:19 | Weblog
 ロス疑惑の三浦和義がロスの留置所で自殺した。いまもワイドショーなどを賑わしているが、にわかには信じがたい話だ。
 なにしろアメリカの中で起こったことであり、真相は藪の中のなかになりそうだが、あの当時の三浦和義の言動をみていると、とても自殺するような人には見えない。プライバシー侵害や損害賠償で訴訟しまくって、ほとんど勝訴しているという。
 そうした神経の持ち主が、60歳を過ぎたからといって、自殺する兆候もなしに死ぬだろうか。ほとんとに落ち込み、面倒なことが嫌になっり衝動的に自殺した、という解釈がまあ、自然なのだろう。
 そこに落ち着くとしても、三浦和義の人柄からみて、私は偽装自殺の線を捨てきれない。
 留置所に入り、看守の巡回パターンはすぐに読めるだろう。ニュースでは30分おきとか。それで様子をみて、看守が行って20分ぐらいのあいだを置いて、首を括ればぐったりしたところを助けられる。虫の息で、また世間が騒ぐ。同情も集まり、裁判が有利に進む、と考えてもおかしくはない。
 誤算は、看守の巡回パターンが崩れたか。あと10分か5分で見回るはずが来なかった。気を失い、そのまま死んでいったのか。
 ミステリーで首を絞めると、すぐに死亡するような描き方がしてあるが、首を絞め相手の呼吸が止まっても、一時的なもので多くの場合、また息を吹き返すそうだ。確実に殺すためには、けっこう長い間絞め続けなければならないとか。その正確な時間は分からないが、それを三浦和義が知っていたとすれば、そうした可能性は高い。
 それにしても、不思議なのは日本で無罪になった人間が、いくらアメリカ統治領のサイパンでやすやすと逮捕され、ロスに移送された。日本政府にとっては、れっきとした日本人が拉致されたようなものだ。正式に抗議しなかったのだろうか。
 疑惑があるにしても、それは裁判ではっきりすることだ。もっと日本の司法当局も関与してよかった。アメリカの司法当局のやり方には疑問が残るし、日本政府はなにをしていたのか、という気持ちもある。
 外国でなにかの犯罪に巻き込まれ、数年先に日本でそれが表面化して裁判で無罪。たまたまその外国の地に行ったら、待ってましたと捕まったようなもので、その捕まる時点ではれっきとしたパスポートを持った日本人なのである。日本人の権利が侵されたようなものだ。外務省もなにをしていのたか、という問題もある。
 むろん三浦和義の疑惑が消えるわけではないが、どこか陥穽にはまったような気がするが、いかかであろうか。文中の敬称は略した。、http://www.blogmura.com/ にほんブログ村

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株暴落を言い当てた評論家に聞きたい

2008-10-11 08:41:12 | Weblog
 株価が9000円台を割った。ウォール街でも1万ドルを大きく割っている。加えて円高である。
 かつての100円を切った円高はバブル経済のときであるが、そのころは国内の景気は最高潮で、円高を吸収できる余力があった。しかし、現在の国内市場は不況だ。円高の影響がさまざまなところに波及するだろう。
 こちらは、株も持っておらず、円高もあまり影響はないと思うが、生活そのものは円高の方が輸入される原材料のコスト安になるから、メリットは大きい。
 それより、こんな事態になって、これからどうなっていくのか、ということを多くの人は知りたいはずだ。
 株価が8000円台、円が100円を切る、ということを予言できた経済評論家がいたのか。それは、昨年の今頃、そろそろサブプライムローンの破綻が言われはじめたが、そのときに今回の事態まで行くと言い当てた評論家はいたのだろうか。
 もしいたとしたら、その人にこれからどうなるのかを聞きたいものだ。
 事大主義のマスコミは、ことさら株安や円高の深刻な影響を報道し続けるが、そんなことより去年の今頃の経済評論家のご託宣をチェックして、そしてちゃんと今日のことを予想できた人をピックアップして、次の事態を話させた方がよっぽど困っている人の勉強になるだろう。
 むろんまた当たるとは限らないが、ものごとを冷静で透徹した見方ができる資質があるのだから、次の事態の予測ももさほどの見当違いではないだろう。同時に、いい加減な予測をしている方はご退場願うことが理に叶っている。
 そうして、経済評論家という人種をふるいにかけて洗練させていくことが必要だ。マスコミに登場して、有名になる人種は多い。最近は弁護士もそうなっているが、有名になることは悪いことではないが、自分の仕事に真摯に取り組み誠実な人柄であることが、その前提であろう。
 ただこういう事態になったきたのはアメリカのバブル崩壊が原因。アメリカがある程度の自律回復を見せれば、また株が上がり円高も収束に向かうだろう。それには時間がかかる。収拾をするのに、時間がある企業や投資家はいいが、時間がないところはハードクラッシュという事態も考えられよう。
 いつの時代も、犠牲者は出るもので、またそれによって儲けるところもあるものだ。アメリカ型の市場経済主義とそれによる金融モデルは成功と失敗を繰り返したが、そろそろ21世紀型の新しい経済モデルを各国が協調して考える時期に来ているのではないか。
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バナナダイエットのバカ騒ぎ

2008-10-07 12:45:56 | Weblog
 スーパーに行ってびっくりした。バナナ売り場にバナナがない。聞けば、バナナを食べればダイエットできる、というご託宣がテレビであって、ダイエット指向の方々がバナナを買いあさっているそうな。
 納豆の再現か、と思うが、納豆騒動はやらせで、今回は信憑性があるのだろうか。またミネラルウォーターダイエットも流行っている。1日2リットルの水を飲むと、たちまちやせるという効能だ。
 実際、私の周りにいる人間が実行して、効果てきめんだったが、よく聞いてみると、同時に夕食を食べるのをやめて、ミネラルウォーターも1リットル程度飲んでいる、ということで、夕食を抜けば当然やせるわけだ。
 それにしても、納豆騒動の教訓がまったく生きていない。バナナを食べれば、誰でもやせると思っているのだろうか。これまでふつうに朝ごはんを食べていた人が、バナナ2本程度にすればカロリーは減って、しかも安上がりではある。しかし昼も夜もちゃんと食べれば、やせるわけがない。
 バナナの中の有効成分にやせる効果があったのだろうか。ミネラルウォーターは大量に飲むことによって、新陳代謝が活発になり、それによって脂肪が燃焼するというものだ。これもなにやら効きそうではあるが、1日2リットルというのはけっこう辛いだろう。
 まず無理なくやせる、というのはないのが実態。ダイエットという言葉も、ダイで死に通じている。また腹回りだけとか身体の一部を細らせる、というのも無理。やせれば身体全体がやせる。武豊騎手が太ったときの判断は、手首に出るという。皮下脂肪がないところだけに敏感に分かるのだろう。
 そもそもやせるためには、身体に入ったカロリーより消費されるカロリーの方を多くすれば、徐々にやせていくものである。ただ運動でやせるのはむつかしく、やはり食事療法が一番効果がある。それも食する時間も考えなければならない。間食をやめ、夜9時以降の飲食は慎むなどを並行してやらなければならない。
 それでも効果は緩慢で、多くの人は挫折してしまう。太っている人は、例えばマクドナルドに入っても、ハンバーガーだけでなくポテトフライ、そして甘いドリンクと、ちゃんと太るものを食している。まず自分の食生活をよくチェックしてみることだろう。
 最新の医学では、太っている人の方が長生きするという結果が多く出ている。コレステロール値も高い人の方が元気とか。ダイエットに気を遣って身体のバランスを壊すほうがよほど怖いのではないだろうか。http://www.blogmura.com/ にほんブログ村

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金融法案でやはり米国は民主主義国

2008-10-05 09:05:46 | Weblog
 やっぱりアメリカは民主主義の国なんだなあ、と思い知らされたのが、今回の金融安定化法案の可決に至るプロセスだった。
 最初は否決。根回しもあり見込みも可決される予定だったが、それが否決されて関係者が呆然としている姿が見ものだった。
 否決の理由は、反対した議員の多くが有権者の声を配慮した結果だった。有権者は、これまで勝手にやってきて失敗したからといって、なぜ税金を投入して助ける必要があるのか、自業自得ではないか、というノーマルな反応だった。
 こうした声がちゃんと議員に上がっているという風通しの良さ、そしてその声を受けた議員が賛成すれば私は選挙で支持されない、という危機感もあった。
 つまり議員と有権者のコミュニケーションが確立されており、有権者の意向を無視して重大な決定ができない仕組みになっている。
 残念ながら日本では、こうなってはいない。議員は政党の一員であり、政党の決定に従わなければならない。地元の意向がそれに反していても、反対はできない。郵政民営化がいい例だ。ほとんどの地元は反対したろうが、小泉さんの強権政治で成立した。是非はともかく、議員は政党決定に背くことはできない。
 アメリカは、やはり個が確立されており、それぞれの立場で判断できる自由性があるのだろう。最初の金融安定化法案は、共和も民主も賛成だったのが、議員の賛否の判断は自由だったのだ。
 結局、二回目の法案で可決されたのだが、減税措置などが盛り込まれ有権者にもメリットのある内容になった。これが政治というもので、やはり調整力が働いている。
 むろんそれだけ危機感があった。米国発の金融恐慌を避けたかったのだろう。それにしても、大手証券会社の経営者は大統領より高い給料をもらっているという。アメリカの金融モデルが世界を席巻し、ここ10年以上栄華を極めた。
 しかし破綻し税金で助けてもらうことになったのだから、そうした経営者の責任のとり方も取り沙汰されていい。
 サブプライムローンでだれがどれだけ儲けて、その金はどこにいったのか。そしてどうしてこうなってしまったのか。経営者の責任を追及するとともに、アメリカの金融モデルの在り方にメスを入れる時だろう。
 最終的には、市場原理主義で推し進めた金融モデルが崩壊した。次の経済をどう動かしていくかで、世界の人々の生活に影響する。新しいモデルを構築するいいチャンスになったともいえよう。http://www.blogmura.com/ にほんブログ村

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個室ビデオ店でなぜ15名も死んだ

2008-10-02 09:08:28 | Weblog
 犯人が捕まり原因究明も進んでいるが、大阪の個室ビデオ店で15名もの人が焼け死んだ。かつて歌舞伎町であったピンクサロンの火事を思い出す惨事だが、どうして15名の多くの人が亡くなったのだろう。
 ビデオ店の防火関係の設備には問題なかったという。確かに1坪程度のスペースの個室、狭い通路で中は迷路のようになっており、しかも火災発生で停電にでもなれば、どこに避難していいかも分からなくなる。
 火災発生は深夜で、個室ビデオ店といっても、みんながビデオを見ているわけではなく、安い宿泊所というわけで、寝入っている人も多かったそうだ。
 火災報知器が鳴り響いても、すぐには気がつかなかった人が多かったに違いない。
 もうひとつは、たぶんこれが最大の理由だが、従来の防火設備では対応できなかったのではないか。というのは、死んだほとんどの人は、焼け死んだわけではなく、煙を吸っての窒息死だったからだ。
 新建材の毒煙がもうもうと噴き出し、すぐに部屋中に充満。それを少しでも吸えば、咳き込み呼吸困難に陥ってしまう。歌舞伎町の火災も、発泡スチロールの毒煙が原因だった。
 ということは、スプリンクラーのような熱に関知して水が出るものでは、毒煙には役に立たないということだ。
 密閉した空間では、火や熱よりも煙が怖い。だから、今回の死亡者もみんなきれいな顔をしていたという。その煙をどうするのか、という教訓がこれまでの火災から生かされなかった。
 たぶんもっとも効果のあるものは、脱煙装置であろう。これを煙に自動的に探知して屋外に煙を吐き出すように作れば、もっとも有効な救命装置になるのではないか。
 現在の脱煙装置は、たばこなどの排気に使われており大型のものはあまりないそうだ。要は超強力な排気ファンがあればいいわけで、それならさほど高額にはならない。ただ脱煙装置が動き出して風が起こり、火勢が増す恐れがあるかもしれない。
 消防署は火災を消し止める仕事である。火災さえ発生しなければ問題はないのだが、煙で人が死ぬことをもっと考慮してきてもよかった。
 不特定多数の人間が出入りする密閉された場所では、脱煙装置の設置を義務付けるようにすれば、たぶんもっと死者は少なくなるだろう。
 残業で遅くなり、泊まる場所がなく手持ちの金もわずかで、しかたなく個室ビデオ店を利用した人もいるだろう。泥酔して終電に乗り遅れ、そうしたところに泊まりそうな人はご用心を。
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