団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

本当にあっただでポイントゲット

2008-12-29 09:51:37 | Weblog
 私は決して桃源郷オークションの回し者ではないが、買いもしないで入札するだけで、ポイントがゲットできてしまう、という仕組みがあることを知った。
 シャープの電子辞書のパピルスだったか、ある金額で入札した。金額が安かったのか落札はできなかったが、それから何日かたってフッと楽天のポイント数を見ると増えていることが分かった。落札していないのになんだろう、と不思議に思っていたら、出品商品の中には、入札するだけでもポイントがつくものがあることが分かった。
 一連の出品商品のリストの最後に並んでいる商品で、試しにその中の42型HDDポケット付きの液晶テレビを狙って8万5000円ぐらいで入札した。結果は、11万8000円と12万円で落札されていたが、なんと私の楽天ポイントに850点増えていた。
 ただ入札するだけで、まさしく850点がもらえたわけだ。これを10回繰り返せば8500円になるということで、1万円近い商品が楽天市場で購入できるようになる。
 これは初体験だったが、ネットではこんなことが当たり前で通っているのだろうか。もちろん入札するときに、その商品をいろいろと見るからアピールにはなるが、それにしてもただでポイントゲットである。
 ちょっと抵抗があるものの、こうした仕組みを活用しない手はないだろう。現金にはならないにしても、ポイントをためて高額な書物も買える。買おうかと迷っている商品はポイントを使うと、損した気分にはならないものだ。
 ギャンブルもネットも射幸心をあおる傾向が強い。この桃源郷のオークションも、こうした仕組みを作ってオークションへの関心を維持しているのだろう。
 こうしたことが社会にとっていいことなのか。ネット社会になってまだ日が浅いから、その価値判断はつかないが、ただそうした仕組みがある以上は、世知辛いながら利用できれば利用した方がいいに決まっている。だからここでも紹介してみた、と思っていたら、みんな知っていたなんてことになっているのだろうか。
 デジタルデバイドという。デジタルを利用している人と利用していない人との情報格差だ。このオークションもまたデジタルデバイドではあるが、いちど試してみる手はある。入口はやや面倒ではあるが、おいしい目にあえればくせになる人もいよう。
 以上のブログが役に立って、なにかいい買い物ができれば、と年末のメッセージを送ってみた。来年、いい年を迎えられることを切に願って今年を終えたい。

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飯島愛の早すぎる死

2008-12-27 09:40:58 | Weblog
 飯島愛が死んだ。36歳の早すぎる死だった。
 芸能界を引退したのだから、とやかくいう筋合いはないのだが、彼女の履歴は尊敬に値するだろう。
 最初はアダルトビデオに出演していた。現在でもケーブルテレビのアダルト系の放送で流されることがある。
 その後、12チャンネルの深夜番組に出演して、Tバックを見せるタレントとして売り出した。この頃でも、けっこう私生活が乱れていて、遅刻はするわ、非協力的な態度はとるわで、共演者から顰蹙を買ったりして、いずれは消えるタレントだろう、と思われていた。
 それが、あれよあれよと人気者になり、最後はフジテレビの日曜日の看板番組の進行役をやっていた。バラエティでは活躍して、ちょっと斜めから見る個性的なコメントが人気を呼んだ。
 そして引退。なにをしていたのかは知らないが、彼女の以上の経歴を見ると、タレントとしてサクセスストーリーのひと言に尽きる。
 かつて日活のロマンポルノ女優からふつうの女優になった白川和子、美保純などがいる。ストリッパー上がりのあき竹城もいる。アメリカではポルノ男優から映画俳優になったロッキーのシルベスター・スタローンがいるが、日本でアダルトビデオの女優上がりがテレビタレントになった例は絶無だろう。
  そうした過去の後ろめたさを反対に武器にすることによって、稀有なタレントとして活躍できたのだろう。彼女は苦労している、いろいろと経験もしている、だからコメントに重みがある、という風に視聴者から受け取られたのではないか。
 並みの女優がもっともらしいコメントをいっても、なにも知らないお嬢様が偉そうに、と視聴者から反発を食うだけだ。そこが飯島愛は違った。
 それにしてもなぜ引退したのだろうか。やはり自分という者を知っていたのだろう。テレビタレントとしては頂点を極めた。よくここまで這い上がったという意識が、反対に次の目標を見失う結果になったのではないか。
 あと10年ぐらいは同じような仕事はこなせるが、そこになにが残るのか。お金に余裕があるうちに、本当に自分がしたいことを見つけたい、という気持ちになったのだろう、と思う。
 それにしても、孤独死とは無残だった。結婚をしていれば、そんな死に方はしなかったろう。ひとりで生きる怖さを彼女の死が教えている。

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もみじマークのどこが悪い

2008-12-26 08:21:46 | Weblog
 高齢者が運転する車に貼り付けることを義務付けたもみじマーク。義務付けがなくなり罰則もなくて見直し、ということになった。
 なぜそうなったのかは、評判が悪いから、なぜ評判が悪いのか。枯れ葉のように見える、黒枠は縁起が悪い、後期高齢者を連想させる、などなど。
 要は単なる感情論でしかないが、せっかく税金も使ってアピールしスタートしたのに、わずか半年で後退してしまった。
 おそらく車を運転している高齢者以外の人に聞けば、全員がもみじマークに賛成するだろう。だって、そうだろう。自分の前の車がどんな人が運転しているか分かったほうが安全だ。もみじマークを見れば、多少は様子を伺い注意をするだろうから、事故を未然に防ぐことにつながる。若葉マークと同じ理由だ。
 どうして後退したかは、高齢者だってしっかりした運転はできる、という元気なお年寄りが反対し、どこかの有識者がそれに乗って声高に反対した結果がこの有様なのだろう。
 しかし、どう考えても高齢者の運転は反射神経が鈍っていて危なし、いつ身体の変調が起こるかもしれない。
 だからまったく反対する理由などないのである。つまりマークのデザインが悪い、というなら、すぐに変えて貼り直せばいいだけの話である。
 こうしたことはすぐに拡大解釈されて、年寄りいじめ、高齢者の差別などと指摘する輩がいる。そう叫ぶことによって、なんらかの利益をそこから引き出す人々だ。
 決して差別などではなく、必要なことだ。これからますます高齢者が増える。年配者が運転する場合に改めて研修を受ける制度もあるが、自分だけがいいのではなく、周りの人々にも安心を与えることは欠かせないことだ。
 若葉マーク、もみじマークがあるなら、もうひとつ提案するなら、交通事故の累犯者にはドクロマークでもつけたらどうだろうか。
 日本では交通事故に対して世間の見方は甘い。多くは不可抗力と見られるが、実際は事故を重ねる人が多く、注意力散漫などで運転には向いていない人もいるものだ。ドクロマークで注意を促す手はあるが、これまた差別と騒がれるのは間違いない。
 ドクロがあるなら、酒酔い運転者にはいっそビールのコマーシャルステッカーでも貼ってもらったらいい。おっとこれは冗談だが、とにかく真っ当な理由もなく、いいことが後退することは残念なことだ。

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新党誕生ならどんな政党か

2008-12-23 16:55:50 | Weblog
 またぞろ消費税の増税論議が高まっており、何年か先にはアップされるらしい。もっとも景気が上向くという条件付きだが、どうなるか分からない。
 予算で33兆円もの国債を発行するという借金財政だし、企業は世界的な不況で税金の支払いが少なくなりそうだし、どんどん年寄が増えて社会保障費は膨れ上がるしで、消費税しか逃げ場がなくなっていることは、多くの国民も思っている。
 思ってはいるが、やはり消費税増税よりも先にやってほしいことは山ほどある。なぜ小泉政権時に選挙に圧勝したか。それは小泉さんの人気もあるが、やはり構造改革を支持したことだ。その副作用が今の社会に影を落としているが、戦後以降、溜まりにたまった垢を落とし、身軽になって効率的で風通しのいい政治や行政を実現する、という公約を支持したのだ。
 それがなぜか後退している。景気の問題ではない。早くに不況から脱出する意味でも、構造改革を推し進めなければならないのに、反対のことをやろうとしている。
 ここに自民党政治の限界がある。それなら、民主党という選択肢もあるが、こちらの党も政権を担うには不安がいっぱいだ。
 ということで、新党の旗揚げが視野に入ってきた。誰が代表になるかは別に、政治の官僚支配を脱し、利権や癒着を廃し、さらに小さな政府を実現する、真に国民のための政党を作るなら、多くの国民の賛同を得よう。
 このまま選挙になれば、残念ながら自民党は惨敗する。民主党もかろうじて勝ったとしても、衆議院第一党のポジションで、過半数を得るには、どこかと手を組まなければならない。まさか社民党や共産党では無理で、国民新党か公明党か、ということになる。
 これではうんざりで、こうならないためにも新党というのが待望されるわけだ。その新党とは基本的にはリベラルな保守で、理想をいえば自民党や民主党の若手を中心に結成されてしかるべきだろう。
 ある意味、憂国の士ともいうべき人材を結集して、この新党が一定の成功をおさめれば、たぶん民主党は崩壊、自民党も決定的なダメージを受けて体質を変えざるを得なくなる。となれば、その新党と新しくなった自民党との二大政党政治に入ることになる。
 こんな将来像を描けるが、まあ、来年のことは分からない、というのが本音なのだが、消費税増税を言い出した自民党には衆院選の勝機はなくなった。反対に新党結成のムードを高めたというわけだ。

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派遣

2008-12-18 09:23:59 | Weblog
 相変わらずほとんどのマスコミが、派遣労働者の問題を扱っている。言葉の使い方もあいまいなので整理してみると。
 派遣労働者とは、まず派遣会社に登録して、そこから自動車メーカーなどに派遣される。だから契約は派遣会社と行なっており、契約の履行・不履行は派遣会社と執り行われるのが筋であろう。その派遣会社を通り越して、自動車メーカーとあれこれ交渉しているのが現況だ。
 もうひとつは、非正規社員。これは従来からあるパートやアルバイトの人々で、多くはその企業に雇われており、契約社員とは違うであろう。かつては季節労働者という人たちもいた。農家の方々が農閑期に工場で働く仕組みだが、これはあまり表立っていない。
 派遣と非正規は違う概念で、これが一緒になって論じられることが多いから混乱する。今回の騒動の多くは、派遣問題だ。いきなり首、住んでいる寮からも追いたてをくらう。
 明日から路頭に迷う、と訴えているのだが、やはり派遣労働者のあいまいな立場が表面化しなかったのは、このところ景気が良くて、メーカーは人手確保の方に関心があったからだ。
 この事態を収拾するには、遅きに失したかもしれないが、派遣労働者の立場を守る法整備が必要で、雇っている以上、いくら派遣とはいっても、解雇通告は3ヶ月前、寮は次の就職が決まるまで居住できる、といったルールは最低限必要ではないか。
 ただ分からないのは、派遣の人たちはその寮に入る前に、どこに住んでいたのか。派遣された寮というのは一時住まいで、そもそものうちというのがなかったのか。だから派遣になったというのも、ちょっと解せないことだ。しかも寮だから家賃も安い。いくら給料が安くても、蓄えをするのが大人の生活態度であるだろう。なぜマスコミはそこに目を向けないのか。
 こんな異常事態が突然起こったのであるから、そうした余裕もなく首を切られたかもしれないが、言葉は悪いが、すでに食い詰めた人たちが派遣労働の中に住処を見つけた、というのが実態だろう。勤務先が一流メーカーだから安定したような気分になっていたが、ネットカフェの住人とあまり変わることがなかったわけだ。
 話は変わるが、人手が余れば流動化が起こる。人手が足りないところはどこか。いうまでもなく農業である。かつてのノーキョーの元気があればいいが、ここで農協が立ち上がり、派遣を首になった人たちの受け入れ先になってもいいではないか。住むところはいくらでもあり、給料は派遣よりも安くなるが、食い物には困らない。そんな条件で、高齢者の農家を応援することはできないか。派遣の方々がここで農業を目指すのもいい。そのために早急に受け入れ体制を整えることではないか。すでに大分の自治体では動きはじめている。

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なぜ町工場に発注ないか知りたい

2008-12-16 13:30:28 | Weblog
 仕事が忙しく、ブログの発信にやや間ができてしまった。別に書きたいことがなければ発信する必要もないのだが、忙しいと書きたいことも湧いてこない、ということもある。
 ところで、マスコミの不況の大報道には恐れ入る。 新聞もテレビも広告収入で食っているのだから、自分たちの足元にも影響があるのだろうが、それは置いておいて、大田区の町工場の悲惨さをこれでもかと伝えている。
 たしかに、末端には非正規雇用の人も含めてしわ寄せは来るのだが、それを解決すのは政治の仕事なのだろう。それよりも、どうしてこうなってしまったのか、という追跡がない。
 町工場に発注している企業があって、そこの会社の現況はどうで、どうして当該工場の発注がかくも減ったのか。そしてその企業がそうせざるを得ない理由を追って、得意先や海外の発注元にも取材を広げて、はじめて今回の不況の原因が分かるのではないだろう。そうやって調べたら、意外とどこかで儲けているやつがいるかもしれない。
 そういうわけで、現象だけを取り上げて、センセーショナルに騒ぎ立てるのは止めてもらいたいものだ。
 実際、これまでは金融産業のような仕組みで、金が金を生むアメリカ発のバブルが世界を覆っていたのだろう。それが崩壊して、金が一気に回らなくなってしまった。金が回らないことが、実体経済に悪影響を与えている。
 株や金融商品、為替などで儲けていた人たちが損をして、バブルのようにモノを買っていたのができなくなった。そのバブル景気に実体経済も浮かれていたことは確かだ。
 そのバブルの気が抜けて残ったものが、本当の意味の実体経済で、言い換えれば必要経済なのだろう。社会を維持していくために必要で十分な生産財はいる。これまでは十分以上の生産財が世界にばら撒かれ、環境を悪化させ、人々の生活を享楽的にした。
 しかし、これからはこの不況を奇貨として、必要経済を磐石なものにして、人々の生活も質素でありながら、豊かな社会に変換していくチャンスでもあるだろう。
 ただ人間は欲が深い。また○×型のビジネスモデルが成功して、同じようなバブル景気に沸くことも考えられようが、今回のような経験を生かして社会システムを変えていけば、多少のことがあってもハードクラッシュにはならない。
 ただ、これからの社会システムのビジョンを描ける政治家がいるのかは別問題である。わが国も、その点ではお寒い限りである。

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麻生内閣支持不支持のアホらしさ

2008-12-09 20:49:18 | Weblog
 麻生首相の支持率が急降下している。むべなるかな、というのもあるが、もうひとつは内閣支持率というのは、なんなんだ、という疑問がある。
 もともと麻生首相を選んだのは自民党とその党員だ。国民のほとんどは関与していない。そうなら、そもそも支持するもなにもないではないか。
 だってそうだろう、頼みもしないのに首相をやっているのだから。支持というのは、本来こちらから推戴した人を押し立てることだ。不支持は、その押し立てた人が通用しなくなったから辞めてくれ、ということだ。
 こちらの埒外のところで、進んでいることに支持も不支持もあるまいと思うが、マスコミはこぞってその不支持を騒ぎ立てている。しかも支持不支持の基準は、ほとんどマスコミの垂れ流し情報を頼るしかない。偏った情報で判断を強いられる国民も迷惑なら、麻生さんも迷惑であるだろう。
 議院内閣制の矛盾がそこにあるが、そこまで言及するマスコミはいない。もし麻生さんが辞めて、次に誰かが出たときに、やはり支持できるのか。そこにどんな根拠があって、支持できるのか。一般国民が関与しないことに、支持もへったくれもないのである。
 だから内閣の支持率の調査は、一種の人気調査でしかない。いろいろな非常識な発言と教養のなさを暴露して楽しい首相だと思うが、それを許せない人もいるのだろう。
 誰が首相になっても関係ないのだから、麻生さんに長くやってほしいものだ。ただ解散となれば、話は違う。
 これは国民が関与できる選挙だ。そこは大いに支持、不支持の政党がはっきりしよう。麻生・自民か、小沢・民主か。あるいはその前に大連立があるのか。新党が結成されるのか。
 いずれにしても一般国民が関与できるのは選挙しかないが、それよりもこのばかげた不況騒ぎを収めてもらいたいもの。
 実体経済がしっかり動くいていくように、政治のサポートが必要だ。日本人はバブルで懲りたように、金で金を生むような経済は規制して必要最小限度にしてしまうことだろう。その方がよほど世の中はしっくりと治まりそうだ。
 そして、実体経済の金の巡りをよくして、徹底的に無駄を削る政治を遂行すれば、麻生内閣でもいいじゃないか、という気にみんながなってこよう。

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結局は単純な事件だった東金幼女殺人

2008-12-07 08:49:22 | Weblog
 千葉・東金市の幼女殺人事件の犯人が捕まった。捕らえてみれば、結局はきわめて単純な事件だった。
 目撃情報、レジ袋の指紋など、たぶん早くから目星はつけていたのだろう。それにしては時間がかかりすぎているのが疑問ではある。
 まだ正確な動機は分かっていないが、たぶん目についた幼女に興味をもって部屋に連れ込み、いたずらをしようとしたが騒がれ、慌てて口を押さえたらぐったりした、という経緯だろう。
 なんの計画性もなく、ほとんど衝動的だ。部屋の窓から衣服を入れたレジ袋を投げ捨てるなど、無造作ですらある。
 犯人は、この事件のまえに仕事を辞めており、女性につきまとっている。
 仕事に行かなくなり、うちにいるようになって、独りになったことで犯人の中でなにかが芽生えたのだろう。
 たぶん、女性への異常な執着だ。社会から隔絶されたことで、社会的な相対的意識が希薄になり、なにをやっても許される、という自己肥大に陥ったか。
 この事件の問題は、やはり親の問題になる。いまさら教育云々ではなく、どうやって子供の犯罪を阻止できるかである。
 子供の犯罪によって、家庭は崩壊する。子供を信用するのはいい。しかし無関心であってはならない。
 子供の変化に目を配り、これまでの生活が一変するような動きがあれば、要チェックだ。
 多くの親は自分の子供は大丈夫、と思っていようが、なんら根拠はない。会話を多くして子供の言動から、そのシグナルを読み取ることが必要だ。
 その変化によっては、犯罪を起こす前に第三者に相談できるシステムも必要ではないか。犯罪事前防止相談室などを自治体の中に作ることもできる。
 そうやって少しでも、犯罪を防止できれば、ぎりぎりのところで家庭が守られるし、無用な被害者が出ることも少なくなる。
 犯人は母親と二人暮らしだった。母親の心痛には同情するが、事件に至るまでに家庭の中になにかが足らなかったのだ。
 自分の子供を犯罪者にしないために、なにができるのかを真剣に考えなければならない時代になった。
 ちなみに、これに関連したブログ記事に高いアクセスがあった。読者の方々も大いなる関心があったようだ。

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首切りでよければ企業の社会性どうなる

2008-12-04 09:28:49 | Weblog
 アメリカの金融危機に端を発して、世界的な大不況である。その象徴的な分野が自動車で、前年比20~40%減で喘いでいる。
 そしてご他聞に洩れず、派遣雇用社員の大幅な削減である。理由は減産で仕事がなくなるからだ。それと決算数字を少しでも良くしたい経営者の目論みも働く。
 ほとんどの企業は、上場して株によって資本を調達しているから、株主の意向が最重要視される。その株主がもっとも関心を持つのは経営数字で、それが悪化すれば株価が下がり、損をする。だから経営者に数字のアップを要請する。
 売れないから、手っ取り早い方法でコストを削減する。そのもっとも手軽な手法が首切りである。正規社員は組合があってうるさい。だから非正規雇用者に向く。
 そんな構図で、日本の自動車メーカーも大量首切りである。しかし、あまりにも身勝手な話である。
 企業はいまや公共性を有している。住民や地域に支持されなければ、存続も危うい。だから地域の文化事業などに協力して融和を図る。
 しかし、それ以前にその企業の従業員が地域に住み、いろいろなものを買い、地域にお金を遣うことで、地域に貢献している面もある。多ければ多いほど、その地域は潤う。
 そうした視点でみれば、正規や非正規に関わらず、その企業のある地域で働く人が少なくなれば、やはり地域にも暗雲が漂うことになる。
 そうした公共性の視点が忘れられ、ただ首を切ればいい、という方向に行っていないか。
 かつてトヨタなどは1兆円の利益をあげた。その内部蓄積はどうなっているのか。こういう不況のときほど、そうした資金の緊急出動ができるのではないか。
 例えば、我が社は派遣も含めて首切りはしない、ぎりぎりまで現在の陣容で辛抱し、コストを下げて耐え抜く。そのために国民の皆さんにトヨタの車を買ってほしい、というメッセージがあれば、迷っている人はトヨタを買うだろう。
 あるいは、給料は下げるが首は切らない、そしてもっと低価格の車を売り出す。それをぜひ買ってほしい、というアピールもあるだろう。
 こうした不況のときほど、その企業の本音が出る。企業の社会性を知っていれば、もっと人に優しい対応ができるはずだ。日本のトップメーカーもこの程度だ、となると、日本の資本主義もたかが知れていよう。まあ、マスコミを恫喝する程度の低い経営者もいるから、こんなものかもしれない。

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還暦迎え思い出づくりに精を出し

2008-12-01 08:29:20 | Weblog
 名古屋の高校を出てから、それぞれがさまざまな人生を歩み、50に近くなって上京組が集ったのが1997年だった。1学年500人以上いて、在京している者は120名ぐらいで、その会に参加したのが50人弱だった。
 意外に高い参加率だったが、以来欠かさずに会を存続しており、先日も両国で下町ツアーという企画を実施して、懇親会も含めて19名が参加した。
 大企業の取締役もいれば、警備員をやっている者もいる。おばあちゃんになった女性参加者も多い。会えば和気あいあい、いろいろなことを話し、楽しい時間を過ごす。
 かつて同じ時間を共有したことが、これほど貴重なことなのか、と思う瞬間だ。もう取り戻せないし、新しく手に入れることもできない。
 ただ、かつて時間を共有したといっても、意外と同じ記憶ばかりではない。まったくこちらが憶えていないことを相手は鮮明に憶えいていたり、その反対も多い。そのズレを発見する面白さもあるのだが、やはり大切なことは思い出を共有していることだ。
 そして、これからできることは、その思い出づくりであろう。家庭でも日々、日常の生活に流されている。その日常はあまり記憶にとどまることはない。しかし、なにか別のことを、家族や友人とともにすれば、思い出が共有でき、一緒に思い出すことができる。
 そんなことを、より多く持つことで、これからの時間を豊かなものにすることができるのではないか。
 とうとう我らも60歳に到達した。還暦である。私はまだ50代よ、と力んだ女性参加者もいたが、間違いなく60代である。そして70代、80代へと齢を重ねる。
 そうした時間を歩む中で、過去の記憶、思い出がいかに豊かで、その思い出をともにできる家族や友人に恵まれることが、真の豊かさのように思う。
 最近、老人の犯罪が多い。孤独と疎外感、そして苛立ちが暴力を誘う。きっと、そんな老人は思い出すべき楽しい記憶が少ないのではないだろうか。せめて、我々は楽しい思い出づくりをこれからも続けていきたい。
 齢をとることは、いっぱい楽しい思い出を持てることなのだ。若い人にはできない芸当ではなかろうか。

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