団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

核もミサイルもあります金正日

2009-05-31 08:22:50 | Weblog
 北朝鮮がやりたい放題をはじめた。今朝の日曜討論などの番組は、北の基地攻撃は憲法の範囲内、という先制攻撃の必要性を議論していた。
 まあ、ここまで北がやっては、どんな制裁を受けても文句はいえまい。問題は北、というようり金正日のその狙いだろう。
 金正日の基本政策は、独裁政権の維持であり、金王朝の存続だ。すべての政治的な行動はそこに収斂される。核実験はここまで核開発は進んでいるぞ、という示威行為。ミサイルの乱発は核も搭載できるミサイル技術の誇示であろう。
 これらを見せつける相手はアメリカで、金正日にとって唯一の実際的な敵国だ。アメリカがイラクに侵攻したように、北に来られてはたまらないから、脅しをかけているわけだ。
 韓国は親戚だし、日本は仲間がいっぱい、中国やロシアは大切なお隣様だ。だからアメリカを意識した行動で、いつもアメリカとの単独対話を求めている。
 それにしても、ここまで軍事的な行動をエスカレートしているのは、どういう理由なのだろう。考えられるのは、金正日がショーグン様と呼ばれているように、偉大な軍人であり続ける必要があり、国民に向けて世界がひれ伏していることを見せなければならないし、政治的には故意に追い詰められる政策をやって、いろいろに制裁措置がそろったところで、相手から譲歩を引き出す作戦だろう。
 実際、北が先制攻撃をどこかにしたら、まず金体制は崩壊する。まさに自滅だ。そこまでバカではないだろう。
 いろいろな脅しのメニューをそろえ、時間稼ぎをした、有利な条件を引き出すのが狙いだから、各国の対応は過剰反応はせずに、ほっておくのが有効な政策ではないか。いよいよとなれば、各国の了解を得て、ピンポイントで確実に金正日がいる場所にパトリオットを撃ち込めばいい。
 それが北の被害を最小にとどめる解決策ではあるが、それをするだけの条件はまだ整っていないし、そんな状況なら金正日一派は中国に逃げ込んでいよう。

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裁判員なら冤罪防げ

2009-05-28 10:53:05 | Weblog
 とうとう裁判員制度がスタートした。依然として反対論は多いが、もうはじまってしまったのだから、後戻りはできない。今後、よほどの不都合でも出なければ、一定の期間は実施されていくだろう。
 もちろん私も反対だった。専門家である裁判官がなぜ、ド素人の一般人に裁きを押し付けるのか。なんのための裁判官か分からないが、結局はアメリカの制度を真似てみたかったというのが本音なのではないか。
 しかし、取り組みようはある。問題は冤罪である。最近、テレビ朝日が検察の横暴を追求するキャンペーンをやっている。確かに検察は起訴した以上は有罪にしたい。有罪になるための証拠を法廷に提出する。無実を示唆する不利な証拠は出さないらしい。すべての証拠を提出することを義務づけているアメリカとは、えらい違いだ。
 そこに冤罪が発生する危険がある。これまでの裁判官だけなら、その検察の法廷戦術にはまり、被告人に不利な証拠しか見なくなる可能性もあった。
 しかし今度は裁判員が加わる。素人の裁判員になにが分かるかは即断できないが、ただ専門家ではない素人の新鮮な目で裁判に関わることができる。
 例えば、状況証拠だけなら、再捜査の差し戻しにしてしまえるし、自白も警察で強要された恐れがあるなら、これまた差し戻しだ。
 誰がみても、確たる物的証拠があり、被告人の自白もあり、明瞭に犯行が立証されてはじめて、有罪となる。この当たり前なことを裁判員が実行すればいい。
 裁判員になって、裁判にならない裁判が増えれば、それこそ裁判員制度を導入した甲斐がある。検察も有罪率をアップさせることばかり考えないで、曖昧な証拠だけならやはり再捜査を命じなければならない。
 裁判官、検察、弁護士と三者の閉ざされた世界で、自分たちの言語と価値観でゲームをしていたのが、裁判員が加わることによって、どんな風穴が開けられるのか。それが次の改善につながることを待ちたい。
 やはり基本は、疑わしきは罰せずなのだ。

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またもパソコンを買う羽目に

2009-05-25 16:05:23 | Weblog
 またまたパソコンを買ってしまった。というのは、いろいろな理由がある、という言い訳でもなければ買えるわけではない。
 まず現在使っているDVD/HDDレコーダーが壊れかけている。すでにDVD は動かず、HDDは時々認識しなくなる。5分程度待っていると「ディスクをチェックしてください」と表示が出て、もとに戻るが、たぶん時間の問題である。
 このレコーダーを多用して、BSやCSのミステリーや映画を楽しんでいるのが、わが家の観賞形態で、壊れてはその楽しみがなくなってしまう。
 そこで考えた。DVD/HDDレコーダーを買っても4~5万円はする。それなら地デジチューナー内蔵のパソコンならどうか、といろいろと調べてみた。
 前提として、現在使用している37型薄型テレビのHDMI端子に接続できなければならない。つまりレコーダーのようにパソコンを使いたいからだ。
 そのHDMI端子があり、地デジチューナー内蔵で、リビングに置いてもカッコいいデザインのパソコン、というのは、ほとんど10万円以上だった。こちらの予算は10万円以下で月賦で買えるものだ。
 あれこれ調べまわって落ち着いたのが、やはりデルだった。キャンペーン中で、地デジチューナー内蔵でグラフィックのビデオカードがHDMI端子付きで、さらにソファからもパソコンを操作したいから、ワイヤレスのキーボードとマウスだけをグレードアップした。
 もうひとつの理由は、仕事絡みで15型の液晶モニターが突然映らなくなった。ずいぶん以前に購入した12型程度のモニターは性能が悪く細かい文字まできれいに映らない。そこで、安いモニターも検討していた。
 デルのセットでは、20型ワイド付きモニターがあり、それを使えるようになる。単体なら2万円ぐらいするが、セットでは1万ちょっとになった。
 デルのビジネスはセット商売で、あれこれBTOで選んでいくと、けっこう高価格になるので要注意。単体の値段が安いからと、オプションをプラスしていくと、セットの方を越えてしまうことがある。
 もちろんそのパソコンでネットも楽しめ、さらに大画面テレビで3Dゲームを堪能したいという隠れた理由もある。最近購入した「13世紀デスorグローリー」というのが、けっこう面白い。13世紀の各国の代表的な会戦を再現するゲームで、世界史・戦史が好きな私にはぴったりだ。
 最大の問題は、その大画面テレビの前にひとりで座る時間があるかどうか。もちろんゲームなどをしてテレビを独占すれば、女房は渋い顔になる。自由な時間は深夜しかなく、寝不足になることは必至のようだ。
 ちなみにパソコンの性能は次の通り。インスパイロン545のミニタワー。OSがビスタプレミアムSP1。CPUがインテルCore2Duo2.8GHz。メモリー4GB。ハードディスク500GB。DVDスーパーマルチドライブ。20インチワイド液晶モニター、地デジチューナー内蔵。グラフィックがATI Radeon(TM) HD 3450 256MB (DVI/HDMI/VGA付)となっている。

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マスク品切れを笑う不要論

2009-05-21 22:34:44 | Weblog
 マスクがほとんどの薬局で売り切れとなっている。東京でも新型インフルエンザの感染者が出て、マスクをしている人が首都圏でも目立ち始めている。
 ところが、マスクはほんとうに効力があるのか、という疑問視する声も出ている。ヨーロッパではあまりマスクをする習慣がなく、マスクをしている人は人にうつさないため、という理由とか。
 日本では、感染したくないという思いで、関西では一斉にマスクを着用している。殺菌用の石鹸やうがい薬も品切れで、歌手のライブも中止になっている。
 しかし、マスクはもちろん口と鼻をガードして、そこから入るウイルスを阻止する役目はあるだろうが、ではどうして手を洗うのか。外出して、いろいろなものを触り、手や腕にウイルスが付着している可能性があるからだ。それが鼻や口から侵入する恐れがある。
 という理屈なら、手や腕だけでなく服装にもついており、マスクで覆った以外の顔にもウイルスは付着していよう。となれば、やはりマスクをしても、完全にガードできない理屈になる。
 だからマスクが不要とはいわないが、マスクが万能ではないということを知るべきだろう。つまり外出すれば、なんらかの形でウイルスが侵入するケースの可能性が高くなり、マスクをしようがしまいが危険なのである。
 だから、万全を期すなら、人込みの中への外出は極力控えることだろう。それでも出なければならなければ、感染してもしかたがない、という覚悟をすべきだ。
 ただ症状は通常の風邪と同じようなもので、熱があり下痢や嘔吐があっても慌てることはないだろう。関係機関に連絡して、適切な処置をして、症状が治まるまでうちにいればいい。
 現在はほとんど過剰反応で、上から下まで大騒ぎだ。実態はもう感染はかなり広がっており、あとは収まるまでほっておくしかないのが、本当のところだろう。
 まあ、はじめての体験でみんながパニックになっているが、これをこれから来るだろう致死性の高いウイルスのシミュレーションにする知恵が必要だ。

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ちゃん

2009-05-18 18:16:23 | Weblog
 先日、近所のディスカウンターで洗剤を買った。当然、いつも使っている洗剤だから、詰め替え用を選んだ。ふっと隣の棚を見ると、同じ製品のボトルがあった。あれっと思ったのは、値段だった。
 ボトルの方が10円安い。なっ、なんだなんだ、と思わず目を見張った。さらによく見ると、容量がボトルの方が多い。ボトルに入って容量も多く値段が安い。迷わずボトルの方を買った。
 それにしても、なんのための詰め替え製品か。まともな消費者なら、詰め替えを選ぶはずがない。たぶんボトルを安くして、こちらをまず使わせるくせをつけたいのだろう。だから買いやすくしているが、同じところに詰め替えがあることが誤算だった。
 やはり詰め替えこそ安くして、ボトルはなんども使えるような価格と容量に設定するのが、エコを謳うメーカーの責務だし、こうした市場を放置していることも環境省あたりの怠慢であろう。
 エコポイントである。つまりエコの大義名分で買い替えを促進させようという魂胆だ。実際、省エネのランクはメーカーの自主申告で、第三者機関のお墨付きではない。だから日立の冷蔵庫のような偽装の数字がまかり通る。
 消費者はなにを信じていいか分からないままに、ポイントがつくからと尻を叩かれている。それ以上、エコをいうなら使い方こそ指導すべきだろう。
 猫しか見ていないテレビがつけっ放し、冷蔵庫のドアを無用に開閉する。エアコンもまめに消せばいいし、フィルター清掃も大事なことだ。
 ことほどさように、エコを実践することはモノを買うことではない。モノを買えば必ず無駄が生じる。反エコロジーになり、要はなにもしないことが究極のエコなのだ。
 そうしたシビアな認識を持って、無理のないところから生活を変えていくことが正しい態度であろう。まあ、こんな不況だから、買わせようというのも無理はないが、賢い消費者は踊らされてはならないだろう。
 
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2009-05-15 18:32:52 | Weblog
 前回で前鴻池官房副長官のことを書いたあとで、気がついたことがあったのでフォローしたい。
 女性を連れて熱海での温泉三昧、行くときに議員特権のJRパスを使っているという。これもみみっちい話で、多くの人はケチねー、と感想を述べるが、いろいろと考えると、どうも違うような気がする。
 要するに、鴻池なのである。議員の前に人間、鴻池であるから、お金持ちでありお金などはあって当たり前の世界で生きてきたのであろう。それは麻生首相も近い。
 だから、ケチという論評は当たらないし、公私混同も見当違いで、要するに人の金と自分の金が基本的に区別がついていない生き方をしてきたのであろう。
 JRパスなどは使えるから使ったまでで、それが公私の問題に波及するなんてことは考えないし、誰の金かもあまり考えてこなかったのではないか。
 もちろん嘘を言ったのは悪いし、ばれてクビになったのもしかたがない。女性と温泉に遊びに行くのも議員会館に連れ込むのも、決して議員にふさわしい行為ではない。
 ただ、育ちの良さで金のことも公私も無頓着とすれば、やはりこの人を議員として出した自民党もよくないし、選んだ国民も反省すべきだろう。
 つまり選良として不適格者を選んでしまったわけだ。ただし、こういう人は金に汚い、ということはない。だから利用されない限りは汚職とは無縁だろう。そこが小沢さんと違うところであろう。
 ある意味、愛すべき人間であり、こういう時代に稀有な存在でもあるだろう。問題は、こうした人間の使いどころにあるわけで、やはり麻生さんの任命責任というのもあるのではないか。
 それにしても、この緊張感のなさというか、脇の甘さというか、よく政治家が勤まってきたと思う。となると、やはり周りの人間がこ乱行をたしなめなければならないが、爺やもすでに遠い人になって、誰もとどめる人間がいなくなったゆえの悲喜劇なのだろうか。
 
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ばれる嘘をついてクビ

2009-05-14 06:49:20 | Weblog
 鴻池官房副長官が辞任した。表向きは健康上の理由だが、週刊誌に女性との不適切な交遊関係を報じられたからだ。もっとも、以前に報じられた時は、天地神明に誓ってありえないこと、とコメントして否定していた。
 それがゴールデンウィークの体たらくである。舌の根も渇かないうちの不倫で、自認して当然と思えるのだが、嘘をついてその場を糊塗できればいい、と考え、へっちゃらで嘘をついてもいい風潮になっているのか。政治家だからか、というと最近はそうでもなく、やはり社会的な地位にある人間が嘘をついては、やはり総すかんを食うケースがあまたある。
 人間の質の問題である。嘘も方便という言葉もあるが、やはり正直に吐露すべき場面では、ちゃんと説明をした方がいいに決まっている。民主党の小沢さんが辞めたのは、嘘はついていないが説明責任を果たせなかったゆえだ。
 嘘をついてばれて、ほとんど消えた人間は多い。なべおさみがその代表だ。反対に不倫がばれて、芸能レポーターに聞かれて、あの通り、と開き直って、事なきを得たタレントもいる。
 問題は、大衆はそこにそのタレントや政治家の人間性を見るのである。しかもテレビが、その嘘をついている場面をなんどでも報じる。これでは、もうかばいようがなく、みそぎが過ぎるまではなにもできなくなるだろうし、その嘘を見た人間はまず忘れることはない。いつまでも引きずることを覚悟しなければならない。
 だから、反対に素直に悪いことを認めて、蟄居謹慎してしまった方が好結果を生む。スマップの草なぎ君がその例だろう。
 人気商売の人間が、なにか反社会的なことをして、それが露見して、もし嘘をつかなければならないシーンになっても、まず嘘をついたら終わりだ。とりあえずは喉元を過ぎるが、結局は嘘というのはばれる。ばれた時にどうするのか。その言い訳までも考えて、嘘をつくなら本物だ。
 天地神明に誓って、といってまた不倫をしているようでは、人間が甘いとしかいいようがないが、それよりも鴻池さんは68歳である。相手の女性は知らないが、現役だったのだろうか。その齢で、女性に情熱を燃やすことができるのだろうか。
 嘘よりも、そっちの方に興味をいだくのは、齢ゆえには違いないが、まだまだ枯れるわけにはいかないのである。

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ハクビシンに出会った

2009-05-10 19:23:28 | Weblog
 葛飾のど真ん中である。自転車に乗ってスーパーの帰りがけに、なんの変哲もない工場ビルの前庭をなにかが駆け抜けた。
 ネコか、というほどに柔らかい体の動きだったが、どこか違う。なんだろう、と自転車を止めて、その動物が入っていったビルの横の細い路をのぞくと、こちらをなにかが見ている。
 た、タヌキか、と思った途端に、また奥に入っていった。自転車で横の方に回りこんで、イヌを散歩させている人に聞いた。「この辺でタヌキを飼っている人、いますか」「さあ、昔から住んでいるけど聞いたことないなあ」
 とやりとりしていると、その動物が路地を横切った。「あれあれ」と指差し、あとを追ったが、こんどは住宅の裏に入り込んだ。
 キャッチボールをしていた親子も見に来て、のぞき込んで発見。「いたいた」と、ちょっとした騒ぎになった。
 そこに、自転車で通りかかった老人が「あれはハクビシンですよ、千葉の市川の方にも出没しますが、獰猛でねえ」と解説してくれた。
 ハクビシン、なるほど、顔に白い線が走っていた。ネコよりちょっと体が大きく、動きも早い。ただ毛並みがきれいで、とても野生とは思えない。やはり近所のペットが逃げたのだろうか、と思い、帰ってネットで調べてみた。
 いろいろと解説が載っていたが、なんと駆除業者のコマーシャルもあった。農家などでは作物を荒らすのだろうか。たぶん江戸川辺りに生息しているハクビシンが、都会に紛れ込んできたのだろう。早く自然の中に帰ってほしいものだが、いずれ誰かに発見され、追い詰められ、どうなってしまうのか心配でもあるが、野生動物に人間が関わりあうものではない。
 それにしても、都会のど真ん中で、タヌキらしきものに出会うとは、吉兆、どちらなのだろうか。まあ、そんなことは信じる方ではないが、真夏ほどに熱い五月の午後の幻のようであった。

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久しぶりに都電に乗ってきました

2009-05-06 08:03:33 | Weblog
 長い連休中に、久しぶりに都電に乗った。1日フリー切符が400円。夫婦二人で800円で、乗り降り自由だった。
 まず町屋駅前に出た。そこから三ノ輪橋まで乗った。沿線沿いにバラが咲き誇り、また反対の早稲田方向の沿線はツツジが旬。季節感たっぷりのミニツアーになった。
 三ノ輪橋で降りる時に、フリー切符を買おうとしたら、売り切れ。よほどの人気のなのだろうか。運転士さんは「次の電車で買ってください」とおおらか。まず無賃乗車でここまで来て、レトロっぽい街に降り立った。
 ビルの下が通り抜けになっている旧王子電車の本社ビルを抜けたり、いまでも活気ある昭和の香りを残す商店街を見て歩き、赤レンガ塀、銃撃の跡が生々しく残る上野から移した黒門や彰義隊士の墓がある円通寺、吉原の女郎を投げ込んだ浄閑寺、吉田松陰の墓がある回向院などを回り、下町の風情が残る民家の佇まいを楽しみ、有名店のカレーパンを楽しんで、また都電に乗った。
 こんどは切符が買えた。次の目的地は王子駅前。目的は飛鳥山ではなく、今夜の晩飯のおかずになる扇屋の玉子焼き。道を間違えて、飛鳥山沿いに行ってしまい、横断歩道を渡ってようやく音無川親水公園の上に出た。目的の扇屋さんは、以前の料亭ではなくなっており、親父さんがひとりで立つ売り場だけの店舗になっていた。
「以前は大きな工場があちこちにあって、そこだけで商売ができましたが、いまはもう」と、時代の変化に洗われているが、日本橋の高島屋にも出店している元気な店だ。わずか1つ残った玉子焼きを購入。630円だった。昼食は地元の名店が分からず「餃子の王将」にした。
 そこから鬼子母神に出た。この鬼の字はまちがっており、頭の点はない字が正確で、わざわざ案内板の文字は訂正されていた。境内に駄菓子屋があり、子どもたちがたかっていた。
 雨がそろそろ本降りになりそうになり、早稲田の終点まで行って、そこで反転。町屋まで戻って帰宅した。
 都電がクルマに押されて邪魔者扱いされて、この荒川線だけ残った。よく残してくれたと思うし、これからクルマが減る社会になっていくなら、都電の復活を楽しみにしたい。
 
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ネットブックか旧型ノートか

2009-05-03 08:37:07 | Weblog
 ゴールデンウィーク中に秋葉原のヨドバシカメラに行った。どこが不況か、というほどの混みようで、定額給付金セットなどと称して買い気を煽っていた。
 買い物はノートパソコンのメモリー。そもそもメモリーが欲しくなったのは、現在所有しているちょっと古いノートパソコンをいま流行のネットブックのように使えないか、という目論みだった。
 古いといっても、4~5年前のものでドライブもなく軽量薄型で、バッグに入れても苦にならない。ところが光でウェブサイトなどを見ていても、やたら動きが遅い。昔はそんなことはなかったが、サイトの容量が大きくなって重くなっているのだろう。
 使えないか、ほぼあきらめて、最近はネットブックのことを調べていた。安いものは3万円前後からあり、そこそこの性能だ。しかし、いかにも買い足すのはもったいない。そこでメモリーを調べたら、なんと256MBだった。
 かくてヨドバシカメラに直行した。古いパソコンだから、どんなメモリーを使えばいいか分からないから、店員さんに聞いて、ちょっと高かったが512MBを購入。これで256と512で768MBになり、さくさくと動くようになった。
 その足で、ちょっと気になる売り場に行った。どうしてノートパソコンを復活させたかったかは、外で原稿を書き、メールの確認やウェブサイトを使いたかったら。午前中に仕事があり、次の仕事が夕方では、その間なにもできない。自宅兼会社に帰るほどの時間がなければ、やはり仕事をしたい。そんな理由だったが、そのためにはネット環境が不可欠。
 現在、私はケータイではなくPHSを使っている。律儀に最初にPHS が抽選? で当たって以来8年以上も使っている。そのPHSで月額980円でネット使い放題というサービスをやっていた。これに加入すると、二つの契約になってしまう。
 店員氏に聞いた。ダブルで契約するのはもったいないから、現在使っているスマートフォンでネットはできないの、と。あっさりとアダプターがあります、と答えが返ってきた。
 3980円。その場で早速購入。つまりスマートフォンの中のモデムはW-SIMといって取り外し可能。これを取り出し、アダプターに差し込み、パソコンのUSBに差し、所定の設定をすればメールもネットも可能になるはずだ。
 ちょっと手間を食ったが、能書きどおりにできるようになった。これでほぼ最低の料金で電話もネットも可能になったわけだ。研究しなければ、ネットブックを買って新しい契約もしていたかもしれない。パソコン、通信、ネットなどなど、新しい仕組みには無駄もあることを肝に銘じ、古いものも捨てたものではないのが結論だった。

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