団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

こんな時期に風邪ひいた

2020-05-25 11:37:53 | Weblog
 ギクッとした。昼間仕事で外出して順調にこなし、帰って来てふつうに食事をして寝る段になる前に、最近では検温することになっている。
 36.8度もあった。ふだんは36度前後が平熱でちょっと高いかな、と思って床に就いた。朝方、咳が出て喉に痰が詰まる感じがあった。
 起きて、早速体温を計った。昨夜より高い37.1度あった。風邪か、まさかコロナか、と思いを巡らせた。
 この時期に、新型コロナウイルスに罹患すれば、行動が制限され、あれこれとやっかいなことが起こる。
 とにかく風邪をこじらせないこと、と肝に命じ、以前読んだ中部大学の武田邦彦教授の風邪の対処法を実践してみよう、と決めた。
 朝食は、いつも食べているヨーグルトと野菜の組み合わせを最小限にした。昼は牛乳をコップ1杯。夕食はご飯半分と鮭の塩焼き。昼間は布団でひたすら身体を横にした。
 武田説によれば、風邪で熱が出るのは、免疫細胞がウイルスと闘っているから。だから解熱剤などで、熱を落とすのは良くないとか。熱は上がるままにまかせ、食事は消化のいいものを最小限食す。それは消化にはエネルギーが費消され、免疫細胞の働きを低下させるから。そして随時、水を飲むこと。
 身体を横にするのは、心臓の負担を軽くするため。立っていれば、血液は身長分の高低差をめぐるわけで、心臓に負荷がかかる。
 以上のことを実践した。寝る前の体温は相変わらず37.1度だったが、翌朝、体温を計ったら、35.8度まで下がっていた。体調は回復した。
 やっぱり効いたんだ、と武田説に納得した。風邪になって、熱が出れば、たいていの場合は風邪薬、解熱剤を飲む。そうした薬は、風邪をこじらせる原因になるかもしれない。
 以上のことは、わりと昔から言われていることで、なんとなく聞いていたが、信用はしていなかった。言い伝え、というのはやはり理由があるのであろう。
 どこでうつったのはまったく心当たりはないが、考えてみると、ひょっとしたら新型コロナウイルスで、軽い症状で済んで、体内に抗体ができたのかもしれない、とも思うが、コロナはこんなやわなウイルスではあるまい、と思う。敵を侮るなかれ、である。
もうじき緊急事態宣言解除である。ふつうの日常が迫ってきている。あと少しの辛抱である。

 写真・カメラの情報はhttp://camerajoho.web.fc2.com/を参照。ユーチューブの団塊SONGSや団塊SONGSエッセーもそのページの下部のアイコンから入れます。お楽しみください。

第2波は来るのか

2020-05-17 12:27:13 | Weblog
 新型コロナウイルスについては、あれこれと研究され、その実態がようやく分かってきたが、日本人の感染者と死者がなぜ少ないか、というのが、世界から注目されている。
 実際は、PCR検査か抗原検査をすれば、陽性者つまり感染者はもっと多くなるに違いないが、それでも死者数は欧米諸国と比べても段違いに少ない。
 その理由はいろいろと推測されているが、納得できる答えはなさそうだ。日本人にその理由がないとしたら、ウイルス側にあるのだろうか。
 新型コロナウイルスは欧米人に強く、アジア人には弱い、という特性があるのかもしれない。なぜなら武漢研究所から漏れた中国製だから。
 とまあ、これは悪い冗談だが、生活習慣の違う人種ごとの違いもないわけではない。もっと明確なのは、その地域性。やはりコロナウイルスは風邪のウイルスなのだから、寒さや乾燥の中で毒性を高めるわけで、昨年の11月から流行り出し、日本でのピークは4月半ば。その時期での感染は2~3週間前だから、3月のお彼岸の連休と下旬にかけての各種のイベントの中で広がったのだろう。
 だから4月に入ってから、緊急事態宣言が発出されても、徐々に減ってきているのが実情。ウイルスの毒性が弱まっているとも考えられる。これから日本は梅雨、高温多湿とウイルスにとっては嫌いな環境が到来する。しかし南半球辺りはこれから冬。きっとまたぶり返す可能性は否定できない。 
 というわけで、第2波を警戒する声が強いが、たぶん第2波は秋以降になるのではないか。しかも、感染対策はそれぞれの業態で徹底して行われており、油断がなければ、現在のまま推移していく可能性は高い。
 いろいろな規制があるが、県をまたいでの移動の自粛というのは、よく分からない。それを声高にいわないと、人との接触が多くなる、という警戒感からか。
 つまりわあわあと危機を煽っているにしても、だいたいウイルスの感染源は分かってきたのだから、それを重点的に注意することに移行すべき時ではないか。
 以前にも書いたが、飛沫感染にしても接触感染にしても、もっとも感染しやすいパターンは3密下の大勢の飲み会やイベント。大半はここからクラスターが起こっている。
 ふつうの日常では、ほとんど感染しないのではないか。となれば、誰が感染しているかの特定を急がなければならない。PCR検査、抗原検査、抗体検査をフル活用して、感染の実態を解明すべき時に来ている。
 それを秋以降の第2波が来るまでに、終えなければならない。そして無発症の感染者が分かれば、行動自粛、他人との接触を皆無にする必要があろう。そうやって初めて元の生活に戻れるわけだ。
 結局、そうやって抑え込んでいくしかないが、そうこうしているうちに有効な薬やワクチンが出てくることだろう。
 結局、人々が危機感を持って行動するしかない。気の緩みではなく、感染防止対策の守るべきことを守るに徹する生活を送る必要があろう。

 写真・カメラの情報はhttp://camerajoho.web.fc2.com/を参照。ユーチューブの団塊SONGSや団塊SONGSエッセーもそのページの下部のアイコンから入れます。お楽しみください。 

終息は見えてきたか

2020-05-07 15:26:01 | Weblog
 大阪モデルが話題になっている。それを発表した吉村知事に西村金融再生相が噛みついている。立場の違いだろうが、メディアは嬉々として取り上げている。
 とはいえ、大阪がそういう数字を出すということは、そろそろ終息が見えてきた、という証左だ。東京の小池知事も数字を出したいのだろうが、東京はまだ上がったり下がったりして、感染者数が不安定だから、もう少し時間がかかりそうだ。
 それよりも、新型コロナウイルスが蔓延してから、2ヵ月以上が経っている。それでも、まだ3密といっている。本来の3密は、密閉、密集、密接の3つが重ならないように、という趣旨だったが、ぞれぞれの密がひとり歩きして、すべてダメになってしまった。
 いわば過剰反応で、自粛警察などと極端な正義の押し付けまで出始めている。自主的に守ることこそが大切なことである。
 この3密でいいたいことは、これまでの感染データを分析して、感染源はどこだったのかを、もっと精密に調べたらいいのではないか。
 例えばいま話題になっているパチンコ店。パチンコ店で感染した人は、いったい何人いたのだろうか。クラスターは発生したのだろうか。
 とんとそうした情報はない。またジョギングでも2m以上離れて走ろう、マスクも着用しよう、といっているが、このランニングで感染した人がいるとは寡聞にして知るところではない。
 こういう例が数多あるのではないか。たぶん3密の典型である居酒屋などは、やっぱり感染防止対策を徹底してやって、開店にはこぎつけることができるだろう。カラオケボックスもまたしかりであるが、これまでの感染源のデータから、もっと業種別の対応を考えるべきときに来ていると思う。
 それが現在も十把一絡げである。専門家会議は、相変わらず3密の継続、人との接触の8割減などといっているが、もうそういう段階ではあるまい。
 ウイルスの正体もほぼ分かり、感染源のデータもしっかりと把握されるようになったはずだ。そうしたデータを生かして、もっと生活に即した業種別・業態別の感染防止を提案するべきであろう。
 専門家会議ができなければ、それをカバーするのは政治の責任である。言葉の違い云々でやりあっている場合ではない。
 ようやく解除された公園、図書館、美術館、博物館、劇場などは、最初から自粛要請の対象にすべきではなかった場所だ。ウイルスが分からない時期だったからしかたがないが、もう出入り自由が当たり前だ。
 ただ図書館などは、人が取った書籍を他の人が触る可能性があり、手の消毒は継続しなければならないだろう。
 最近では、飛沫感染よりも、手についたウイルスが口、鼻、目から体内に入る確率が高い、と指摘されている。そういう可能性を排除して、元の生活に戻れるように工夫したいものである。その指針こそが政治に求められている。
 
 写真・カメラの情報はhttp://camerajoho.web.fc2.com/を参照。ユーチューブの団塊SONGSや団塊SONGSエッセーもそのページの下部のアイコンから入れます。お楽しみください。