団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

どうすればいい老人セックス

2013-06-27 08:52:19 | Weblog
 高齢者向け売春組織が摘発された。経営者の女が64歳、メンバーは46歳~73歳の16名で、2001年から3億2000万円を荒稼ぎしていたという。
 ちょっと前に、韓国人の女性の経営でやはり、そんな売春クラブが摘発されている。よく客がいるものだなあ、と同じような世代ながら思うが、ここに最近の週刊誌がよく取扱う老人のセックス問題がある。
 高齢化社会になって、人生60年時代とは違った社会的な様相が目立ち始めている。この老人セックスの問題もまたしかりだ。誰もが真正面から取り組んで来なかったし、気がついてはいるが、水面下のこととして見て見ぬふりをしてきたわけだ。
 前述の売春組織は2001年から始めているから、先見の明があったというべきか。以前に年金デーになると、ソープランドが老人で混んでいる、となにかで読んだことがあるが、それもひとつの予兆だったのだろう。
 この現象をどう分析し、どう向き合っていくか、というのが大きな問題だ。セックスなんて所詮、個人的な問題だ、ほっておけばいい、という議論もあるだろう。
 しかし、違法組織が存続できるほど、ニーズが高いのを放置できるのか、と意見はあろう。夫が売春婦を買っていたら、妻はともに生きていけるだろうか。家庭崩壊がそこに待っている。
 ならば辛抱し、合法的な方法で処理できるのだろうか、という深刻な問題にもなる。はっきりいえば、解決可能な方法はないだろう。
 ただ社会が、これから高齢化社会の中で、老人のセックスと向き合っていく時代になったことを認識しなければならない。
 若者が女性に狂う、というのは可愛げがあるものだが、老人でも同じなんだ、と捉える必要があろう。合法的なセックス産業に、老人が蝟集することになっても、それに眉をひそめるのではなく、それもありか、と受け入れことがまた必要になってきたのではないか。
 女性のことは知らないが、男はたとえ身体のほうがいうことを効かなくなっても、脳の中には煩悩の炎が燃え残っているものだ。だから、いつまでも女性を好きになるし、売春婦も買うことになるのだろう。
 いまはED治療薬もある。つまり可能な身体にすることができる時代だ。そうした環境が整っているのに、臭いものに蓋をするような態度が、いつまでも通用するとは思えない。
 超高齢化社会は結局、負の側面だけでなく、人生を謳歌できるプラスの面も見なければならない。そうした視点で捉えることによって、人生はもっと愉しいものなのだ、という認識を新たにすることではないか。たぶん、売春婦を買った男どもは、きっと幸せだったのではないだろうか。その齢で女性との行為を愉しめるのは、やはり人生ハッピーであるのだ。
 川端康成は『眠れる美女』を残し、谷崎潤一郎は『瘋癲老人日記』を書いた。作家であると同時に、男ゆえだったのだ。煩悩から逃げることはできないことし、向き合い克服するしかない。作家は書くことによって昇華することができたのであろうか。
 で、私の場合はどうか。心臓病があり、ED薬を使うのは命懸けの行為になってしまう、とだけに止めておこう。

 エッセー「団塊SONGS」を配信中。毎日曜日にhttp://ameblo.jp/shiratorimn/にアップロードしています。エッセーで書いた歌は「団塊SONGS」(検索)で聴くことができます。カメラと写真の情報は「Web写真人」で。URLはhttp://shashinjin.digiweb.jp

区議選が終わって

2013-06-24 11:28:52 | Weblog
 都議選が終わった。大方の予想通りというべきで、民主惨敗、自民が大勝という結果になった。公明、共産は投票率の低さが奏功した。第三極は、みんなの党が伸ばし、維新が負けた。
 みんなの党は内紛はあるものの、主張に一貫性があって好感度が高いのだろう。維新は保守を看板にしてきたが、そのお株を安倍政権が奪って、存在が曖昧になってしまったことが敗因だろう。橋下代表の舌禍事件を引きずった印象もあるが、それをカバーし切れないうちに、都議選に入ってしまったという時間の問題もあったろうか。
 むろん私も投票に行ったが、葛飾区の都議候補の誰ひとりとして知らなかった。事前の勉強もせず、ただ政党で選んだだけだ。
 どうして都議が必要なのか、と以前のブログで書いたことがある。むろん都議会は必要だろう。それを今の仕組みの中で選出する理由はあるのだろうか。
 都議の下には区議がいる。各区や都下の市には区議会や市議会がある。つまり我々は二重構造で議員を養っているわけだ。その構造を変えられないか、という理由で、区議会や市議会から、都議会に出席する代表議員を選んだらどうだろうか。
 現在でも世田谷区などは8人の都議がいる。そうした人口比を尊重して、各区および市の議会から、都議会参加議員を選出して、彼らの審議によって都議会を機能させることはできないか。一気に議員歳費は低くなるだろう。
 こうした変化によって、確かになにかの支障や弊害は起こるものではあるが、どうしようもない問題は起こるはずはなく、やろうとすればできることだ。
 こういう無駄の解消を本気で進めてくれる議員が必要ではないか。ちょっと前にはパート議員という発想があった。
 仕事を持ち、夜の空いた時間に議会を開いて、短時間で必要案件を審議して事足れり、という考え方だ。最近ではあまり聞かなくなったが、地方議員をバカにするわけではないが、専従議員が多すぎることは確かだろう。
 都議選で勝った負けた、と報道されているが、宗教やイデオロギーの政党は別物だが、どういう視点であれ、完全に国会の勢力図とリンクしている。都の議員として選ばれた問題意識なんか、ほとんどの当選議員から感じられなかった。一体区議とどこが違うのだろうか。
 東京や大阪などを含めて、政令指定都市は行政も二重構造になっていよう。それを大阪の橋下市長が変えようとして奮闘して人気を集めたわけだが、たぶん多くの政令指定都市で起こっていることであろう。そこに改革のメスを入れないで、なんの行革か、といえよう。
 景気拡大も必要なことだが、同時に組織はいつもシンブルでコンパクトを目指さなければならない。民主党はそれを忘れて敗退した。
 足元の行政組織が肥大化すれば、役人の利権が増大する仕組みだ。どこかでそうした構図を断ち切る本気の改革が必要なのはいうまでもないが、選挙で実現できるのだろうか。

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ファクシミリがいきなり反応ゼロ

2013-06-17 07:51:27 | Weblog
 スモールオフィスで使っているファクシミリ機がいきなり壊れた。気がついたら電源が落ちていて、スイッチを押してもオンにならない。電源コードを抜いたり挿したりしても、まったく電源が入らない。
 確か4年ぐらい使っていたか。HPのオフィス複合機である。しかたがないなあ、と思い、結局新しいものを買うことになった。締切が近づいており、まだまだFAXで情報を寄せるところがあり、仕事には欠かせないものである。
 ネットで似たものがあるのか、ないのか、調べてみた。キヤノン、エプソン、HP、ブラザーなどのビジネス向け複合機のカテゴリーで、条件としては価格が2万円以下、PCファクスの送受信ができること。
 意外と思われるかもしれないが、キヤノンとエプソンは現在もPCファクスの受信ができない。けっこうファクスをコマーシャルに使っているところがあって、無用なファクスが内容確認もできないままプリントされては、紙やインクの無駄使いになる。この2社は、やはりインクを多用するようにビジネスモデルができあがっており、そうした仕様になっている。
 結局、値段の安かったHPのOfficejet 6700 Premium にした。価格コムで調べて、今日注文、明日納品、価格の安いところ、カードの使えるところ、と条件を絞っていった。
 最初にアクセスしたところは、価格は最安値から3番目であったが、カードが使えた。購入直前までいって、カード使用は1万5000円以上の品と分かってやめた。代引きではさらに高くなってしまう。
 それで、次に最安値の店にアプローチ。ここは代引きが500円程度、本体価格は1万2000円ちょっとだった。トータルで1万2709円であった。3時頃注文し、翌朝10時半には届いてしまった。送料無料である。
 なんとネットショッピングの環境は整っていることか、と改めてびっくりした。本体も壊れた機種に比べて格段に使いやすくなっている。当時とほぼ価格は同じ程度と記憶しているから、複合機もデジタル時代を象徴している。
 ただHPもインクを使わせるように設定されてあり、ちゃんとファクスログなど、いちいちプリントしないように設定しておかないと、どんどん刷ってしまう。
 そうした設定を全部やって、デジタルファクスができるかどうかも実験して、半日ぐらいで落ち着いた。たぶんなにかの都合でインクを使っても、インクカートリッジを交換することはないだろう。  現在、キヤノンのプリンターを2台使っているが、ひとつは黒のインクカードリッジだけを入れて、100円ショップのインクを使っている。ひとつは家電量販店で買ってきた詰め替え用を使用している。写真のプリントなんかプリンターでしないから、これで十分である。
 最新のHPの複合機がいつまで持つか。ファクシミリ専用機として使うわけだが、そろそろファクスも使う頻度が少なくなって来る時代に入っている。メールが断然多くなっているが、取材などで相手を捕まえるには、反対に電話がもっとも早い、という意外な面も出てきている。デジタルとアナログ、結局は使い分けなのだろう、と思う。

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生活防衛を楽しもう

2013-06-09 15:35:15 | Weblog
 円安が続いて、メーカーや商社によっては値上げを表明している。ただ円安も一服して、もう対ドルレート100円を切っている。慌てて値上げを実施しよう、と決めたメーカーは、ホゾを噛んでいることだろう。
 こういう時は、最初にどこかが値上げに踏み切って、同業他社が相次ぐというパターンが多い。いってみれば業界談合であるが、デフレ脱却旗印もあるから、公取も動きにくいことだろう。
 ばかな消費増税便乗商法を禁じる法律もできるそうで、そんなことなら消費増税なんかやめてしまえである。もっと真剣に軽減税率の導入を考えてほしい。新聞はそうなるらしい、という動きもあって、きっと業界ごとに水面下で動いていることだろう。
 軽減税率導入、消費税は最大10%。そしてスーパーなどでふつうに売っている食品や日用品は5%の据え置き、というのがもっとも賢明な方法になるのではないか。だいたい8%なんて計算が面倒でやってられないし、10%になれば、本気で外税表示もやるし節税も真剣になろう。たぶん、これなら景気の影響はさほどないし、政権に対する信頼感も生まれよう。もっと一般の消費者のことを考えてほしいものだ。
 わが近辺のスーパーマーケットでは、多くがポイントを導入しており、本日ポイント何倍などというセールを打っている。このポイントはけっこう曲者で、行きつけのスーパーで1年間使えば、まずまず溜まる。それを正月の料理にまとめて使ってしまう、というお利口主婦の遣い方を聞いた。
 わが家は、安いからといって、あちこちのスーパーに行くし、よくポイントカードを忘れるから、年間でもそうも貯まらない。しかし安いものには敏感になってしまった。
 新聞の折り込み広告には、けっこう目を通す。以前にも書いたことがあるが、いつも買う物の値段は頭に入っており、広告の品や特売にはチェックを入れる。
 卵などは、セールの10個100円以下でしか買わないし、たまに買うハーゲンダッツのアイスクリームは平常価格が218円だったか、これを170円前後で売ることもある。そういう時しか買わない。常食のヨーグルトはだいたい138円以下で買い、それ以上なら絶対買わない。
 最近注目しているのが、スーパーのストアブランド品。私は昼食に粒チョコレートを食べる。量が多くて安いのが、ヨーカ堂のプレミアムチョコレート。そばやうどん、そばつゆなども、その類で十分だろう。ちなみにイオンの第三のビールはうまくて安い。地方産品も要注意。メーカー品より安いものが多い。
 パンが値上げになるらしいが、カロリーが多いからあまり食さないが、これもヤマザキを買わなければいい。第一パンやフジパンもあるし、セール品で安い時もある。
 なんだかんだで、無駄を省いた生活を送っているが、これでけっこう楽しんでいる。一定のモノの購入値段を設定して、それを守るというのは、生活を律する意味で楽しいものであるが、前稿の酒の失敗談はなんだ、ということである。ご多分に漏れず、これとあれとは別なんだろうね。

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