団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

トランプさんどう思う?

2017-01-23 10:51:03 | Weblog
 トランプ大統領が就任した。支持派、反対派とアメリカは二分している。海外でも反対のメッセージを送っている。余計なお世話だろうし、内政干渉である。
 日本でもここ1週間ぐらいはトランプ大統領の話題ばかりだ。評論家が勝手な予測をしているが、言うのが商売の方々だから、それもいいだろう。
 といって、私もあれこれと言うことになるのだが、なんだかんだいってアメリカ第一主義というのは当たり前のことだ。どこの国だって、自分のところが大切なんだ。それが本音で、人道主義とかグローバリズムなんかは建前。余裕があったから、そちらの方向に行ったが、難民や移民で、自分の国が不安定になってくれば本音に戻るわけだ。
 もうひとつは、国際企業にアメリカで生産するように要求している。フォードなどはひびってメキシコ工場建設を断念した。それで本当に雇用が増えるかどうかは確実ではないにしても、そう言って、実現しまうところがトランプ大統領の面白さだろう。
 工場が海外に出て行って、閑古鳥が鳴いている地方都市の現状があるが、コストが安いほうがいいに決まっている、と経済優先主義にみんな諦めていた。国内で作ろうよ、というメッセージを誰も上げなかった。トランプさんはやったわけで、グローバリズムの流れを雇用を守ることを盾に押し止めた。
 これには喝采をあげる人が多いだろう。さすが経済人で、地面に立つ生活者の感覚を失っていない。オバマさんは理想的過ぎて、立派な政策を掲げたが、しっかりと納税している一般の国民はみんな関係ないことだった。正義は時にはうっとおしいものである。だから、その正反対のトランプさんが選ばれたのだろう。
 アメリカは本音の時代に入ったことだけは確かで、国内はこれでまとめることができるが、問題は海外との付き合い。とりあえずロシアと仲良くして、中国を封じ込める政策だ。なぜ中国を忌避するのかは、喧嘩を売って輸入を制限しよう、というハラか。EUとも一定の距離を保つ。TPPは破棄。はっきりしていて、アメリカの国益に反することは切り捨てる姿勢であろう。
 これがどこまで貫けるか。海外製品を締め出すか、高関税をかければ、雇用は安定しようが、コストが上昇する。それをどうコントロールするか。関税のあがりを補助金や社会保障に使うという手もある。
 というのが、私のこれまでのトランプ大統領にまつわる所管であるが、まあ、面白い人物がなったものである。メディアとの喧嘩も絵になるし、ネットを使うところも新しい。たぶん飽きさせないことは確かであろう。暗殺されないことを祈っている。
エッセー「団塊SONGS」を配信中。原則的に隔週の日曜日にhttp://ameblo.jp/shiratorimn/にアップロードしています。エッセーで書いた歌は「団塊SONGS」(検索)で聴くことができます。カメラと写真の情報は「Web写真人」で。URLはhttp://camerajoho.web.fc2/com/

本当に過重労働か

2017-01-12 10:08:20 | Weblog
 電通に続いて、三菱電機も過重労働の疑いで労基署の摘発を受けた。電通のケースは社会問題になって、過重労働、働き過ぎに一定の反省を強いることになった。電通は社員の仕事の規範である「鬼十訓」を撤回した。
 なんともあたふたしたものであるが、そんなものが現代に残っていた、というほうが奇観であろう。電通がいかにアナクロ的な企業であったかを理解できるのだが、今回の問題で過重労働を前面に出して、なにかを隠蔽した可能性は否定できない。電通はマスコミにも影響力があるから、オーバーワークに落とし込んでコントロールしたか。
 問題を過重労働に絞り、他の可能性、たとえば社内いじめ、パワハラなどが本当になかったのか。単に残業100時間以上で、自殺するまで追い込まれるものだろうか。
 そこまで仕事を強いる、ということ自体がいじめであるだろう。仕事は多くの場合、チームワークだ。チームが頑張るから自分もがんばれる、という共有意識がある。
 同じ価値観で動いている仲間がいれば心強い。辛抱もできる。しかし、電通のケースは、彼女ひとりをターゲットにして、死ぬまで働かせたわけだ。上司は何をしていたのだろうか。たぶん上司が過重労働に加担し、彼女が精神的におかしくなっていく過程を見てみぬ振りをしていたのだろう。
 原因は何かは問わない。言い寄ってしっぺ返しを食ったか、東大出をやっかんだか、あいつ生意気だ、懲らしめてやる、というプロセスを経たのか。その間、他の上司、同僚らは何をしていたのか。もし何もしなかったら、管理能力を問われるし、知っていて無視していたら、自分の保身ということになる。良心はどこにあるのだろうか。
 本来、そうした社内の有りよう、真実を暴き出さなければ、本当の意味で亡くなった方は浮かばれない。他にも、そうして追い詰められた人間がいるのだろうか。いるとしたら電通の体質になるし、いなければ犠牲者は明らかにターゲットにされたのだ。
 実際、学校でいじめ問題はクローズアップされているが、会社内も表沙汰にならないだけで、けっこうあるであろう。告訴すれば、まあ馘首か降格だ。結局は泣き寝入りになつてしまう。
 もっと社内での風通しをよくして、人間関係をチェックする方策を構築することではないか。嫌なやつは必ずいるし、悪党もいる。そういう連中をしっかりと人事的に把握して、他のノーマルな社員に影響が及ばない知恵が必要なのではないか。いじめ問題は聞いているだけで気が滅入る。
 エッセー「団塊SONGS」を配信中。原則的に隔週の日曜日にhttp://ameblo.jp/shiratorimn/にアップロードしています。エッセーで書いた歌は「団塊SONGS」(検索)で聴くことができます。カメラと写真の情報は「Web写真人」で。URLはhttp://camerajoho.web.fc2/com/

イラストレーターで日本語入力不能に

2017-01-07 08:49:29 | Weblog
 暮れに、そろそろ年賀状を書かねば、と久しぶりにアドビの定番ドローソフトのイラストレーターを起動した。毎年、年賀状はこのソフトを使って、干支の文字に装飾を加えて作成する。
 酉だなあ、と思いながら、打ち込んでみた。あれれ、日本語入力にならない。なんだ、これは、と再起動したり何度もやってみたが、駄目だった。
 まいったなあ、これでは年賀状が間に合わないと女房殿にどやされる。かといって他のソフトをいまさら使えない。困ったなあ、とあれこれ考えてみた。
 問題は何か。そこでイラストレーターとWindows7の相性に行き着いた。ネットで確認すると、確かにそういう症状が記載されている。私の使っているイラストレーターは大昔のCS版。テレビの横に置いてあるパソコンのOSは8.1だから、そっちでは可能だろうか、と半信半疑でイラストレーターを起動したら、なんと日本語入力が可能だった。
 その画面で、酉の文字と年号を入力して、メモリーに保存。今度はデスクに戻って、Windows7上で完成させた。問題はイラストレーターは仕事でも使っており、8.1のパソコンを使う時だけテレビのそばで仕事をするのは面倒。いっそデスクに持ってくるのか、という手もあるが、それも接続や配線の手間がある。
 まいったなあ、と思いながら、あっそうか、XPなら大丈夫か、とゲーム専用パソコンにイラストレーターをインストールして、起動してみたら、日本語入力が可能だった。
 これで行くか、と決めてみたものの、メインの仕事で使っているWindows7で、なんとかならないか、とまだ思いあぐねていた、あれこれネットの情報を拾っていると、他のソフトで日本語入力をしてカット&ペーストで、イラストレーターに貼り付ける手もあることはある。
 しかし、これも面倒。さらに他の記事を読んでいると、Windows7プロフェッショナルには、XPモードがある。マイクロソフトの公式ダウンロードページから入手できるとか。
 これか、と思い、早速そのページを開け、XPモードとバーチャルPCのアプリをダウンロードしてみた。7画面上にXPの画面が開き、そこではXPのソフトが使えるようになる。
 そこでいったんイラストレーターをXPモードのほうにインストール。起動して日本語入力を試してみたら、可能だった。これで一件落着である。
 ちょっと欲を出して、ゲーム専用機で使っているゲームも使えるようになるのだろうか、とやってみたら、そこまでは甘くなかった。
 パソコンのソフトというのは、いきなり使えなくなることがある。そんな時に、まずネット上で同じようなトラブルが記載されていないかを確認し、あれこれと調べてみると、結構解決策は見つかるものであるが、使っているソフトがあまりに古く、マイナーなものでは記載がない。結局、新しいソフトを買うか、OSをアップグレードするか、といった選択が最終的に残りそうであるが、今回はXPモードで救われた。
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