団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

LGBTと『新潮45』

2018-09-25 13:48:33 | Weblog
 『新潮45』がLGBTについて、過激な記事を掲載した。生産性がない、と指摘した杉田水脈や小川榮太郎が舌鋒鋭く持論を展開している。
 読んだLGBTの支援者や理解者はさぞ不快な思いをしたろう。だから新潮社の看板に「フェイク」などと落書きをして留飲を下げている。
 この問題は結局、LGBTを許容できるか、その反対に拒絶する、という2つの態度のせめぎ合いだ。だから人の心の問題に帰着するから、最終的にはどう思おうと自由なのである。
 ただ反対派は、そういうLGBTの人たちが社会の中で一定の位置を占めるのが耐えられないのだろう。反対派から見れば、変態なのであって、一般の社会人ではないと思っている。これだって、そう思うのは自由で、だから雑誌に記事を寄稿したのであろう。
 厳密にいえば、編集部の周りの空気を読めない編集者が大いに赤っ恥をかいたわけだが、ある波紋を投げたことも確か。強い否定はないものの、そういう人たちとは仲良くしたくないなあ、と思っている人は多い。その気持ちを増幅させて雑誌の記事にしてしまった。商売的には成功だろう。
 許容派は、そういう人たちの存在が許されない。頑迷固陋、旧守派、分からず屋、人、というレッテルを貼りたがる。許容派のほうがいわば進歩派で、LGBTの人たちと仲良くやっていこう、という姿勢があるだろう。リベラルのポーズとして利用している輩もいよう。
 結局、どこまで行っても平行線。時間が解決してくれる性格の問題だ。ただ決して自由な議論の場を封殺することはいただけない。『新潮45』に対抗して、許容派の論陣を張る雑誌があってもいい。そのキャッチボールが双方の理解を少しずつ前に進めることができる。
 ひとつ指摘したいのは、LGBTの人たちは自らが一般の人と違うことは骨の髄まで分かっており、そのためにどれほど悩んだことだろう。十字架を背負って生きている人たちのことも考えなければならない。そういう一群の人たちが社会の中にいる、という認識はすべての人が持つべきではないか。

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編集での便利なツール

2018-09-18 14:22:57 | Weblog
 1冊の冊子を作成していると、いろいろなツールを使うことになる。みんなやっているだろうコピペも日常茶飯事である。
 多くはPDF文書のコピペになるが、最近のPDFは一筋縄ではいかない。一部ではあるが、コピーつまり選択ができない文書がある。コピーできたとしても、他のテキストソフトに貼り付けると、通常の文書にならず、細切れの段落になってしまい、後で整理するのにめっぽう時間がかかる。また同じ文書が繰り返されることもある。
 どうしてそうなるのかは知らないが、ほとんどメーカーのリリースの文書なんだから、ふつうのコピペができるようにしておいてほしい。
 そうなる時にどう解決するか。最近はコピーする文書を印刷し、その文書をスキャナーのOCRソフトで読み込ませる。現在はパナソニックのソフトを使っているが、印刷がきれいであれば読み取り率は高い。
 むろんしかたなくキーボードで入力することも多いが、こういうソフトに慣れると、やはり楽なほうにいく。
 最近知ったのは、音声入力方法。かつてIBMやドラゴンスビート、アミボイスなどを使ってみたが、あまりモノにならなかった。
 しかし最近はグーグルがそのサービスを提供していることを知った。グーグルクローム上でしか使えないが、ソフトのドキュメントを開き、ツールを選択し、その中の音声入力を選ぶと、可能になる。
 実際にやってみたが、無料だけに細かい設定はない。。や、改行などもできない。同音異義語も選べないが、文章を読めばそれなりの変換効率でテキストにしてくれる。訂正はあとでやればいいのだが、やはりグーグルのビッグデータがこうしたソフトに反映しているのだろう。
 有料にして、細かい設定ができるようにすれば、けっこう売れるのではないか、と思っている。このままではやはり使えないのではないか。ただ音声入力の場合は、周りが静かというのが条件で、ラジオ聴きながらというやり方は通用しない。
 結局、編集面ではテキスト入力が我々のメインの仕事。写真の変換や誌面のレイアウトはほとんどルーチンワークでやっている。なんとか楽をして作成したい、というのが人情であり、便利なツールがあれば積極的に使っていきたい。
 取材、編集で約2週間。その間はけっこう真面目にパソコンと向き合っている。終われば解放感に浸れ、それがまた楽しみであるのだ。

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