団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

また高齢者ドライバーの事故

2017-05-02 13:36:49 | Weblog
 大分市の病院でまた高齢者ドライバーの車が暴走してロビーに突っ込み、何人かの負傷者が出た。詳しいことは分からないが、たぶんアクセルとブレーキを踏み間違えたのだろう。
 こうした事故は急増しており、クラッチがあったマニュアル車時代では考えられないことで、人の判断で緊急時は、二者択一という手順は人間心理に反しているのかもしれない。
 とはいえ、そんなことを言っても解決しないのだから、車をそうならないように改造することだろう。アクセルというのはいきなり踏み込むような装置ではなく、徐々に踏み込んで加速する。たからアクセルが急に踏まれたら、それはミスとして車が判断できるようにすればいい。
 そうした改良はすでに可能で、たぶん4~5万円でできるのではないか。70歳以上のドライバーが乗る車には義務付ければいい。
 高齢者が起こした事故で死亡者が出たり負傷したりしたら、どう償えばいいか。むろん高齢者だけでなく、車の事故ほどやり切れないものはない。殺意も故意でもなく、起こしたほうも被害者も、一生苦しむことになる。一瞬の判断ミスでことが起こる。
 そう考えれば、そうした事故が起こらない最大限の可能なことをすることが、不幸を作らないことにつながる。確かに地方は車が必需品だ。80歳になっても車を手放さない事情はあるのだから、早急にそうした措置が必要であろう。
 ついでに、公共交通の問題は、過疎地等のバスの自動運転化を前倒しで進めるべきだ。スーパーや病院、役所を回る循環バスを作り、朝から夜まで運転すれば、足不足は改善される。そうしたことが可能になるのは目前だ。
 自動運単などは個人の車ではたいして必要はあるまい。公共交通こそ優先されるべきで、地方の赤字鉄道の解消にも役に立ちそうだ。車はまず安全が第一なのだが、いくら自分の車が安全でも、横から突っ込んでくる車を回避できるのだろうか。交通事故のすべてを想定できるものではなく、法定的に正しい運転をしていて事故が起こっても、死なない車の性能をアップすることが先決になるだろう。
 最近の車のことはあまり知らないが、デザインはひと昔前に比べると悪くなった。個性がなくみんな似ていて面白くない。まあ、私の専門のカメラもそういう傾向にあり、没個性でみんなで渡れば怖くない式に堕している。なんとなく今の世の中を映しているようである。

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