出先での所用が終わり、やれやれ終わったどれどれ駅までと走っていると、メールが入る。
ミスをやらかしたらしい。言い訳めいたメールを返してしまい、余計に暗くなる。週明けまでどうしようもないので、暗い気分のまま走る。最近多いなと振り返っているともっと暗くなる。
6時半を回ったのに、気持ちとは裏腹にまだ外は明るい。きつかった最初の1時間を超え、少しペースが上がる。
昼食をしっかり取っているにもかかわらず腹が減る。
先日隣県に出向いたときに買ったキャラメルを出す(この時のことはまだ記してない・・・)。
いつも黒糖を買うが珍しさに惹かれて小豆。
どピンクにびっくりする。
びっくりしてピンぼけになる。口にして小豆なのにまたびっくりする。当たり前か。
海岸に近いところを走っているはずだがと思いつつ、坂を越える。
海がようやく見えた。
残りの距離も時間も調べていない。どれぐらいで駅に着き、どれぐらいで電車が来るのかがはっきりとは分からない。田舎の鉄道はそんなに本数はない。少しペースを上げる。
この道は何度か通ったことはあるがこれを間近で見たことはあまりない。人間の力を感じる。急いでいるが、感動する。しかし駅の位置がよく分からない。国道なのに表示がないってどうなんだろう。
結局駅を通り越してしまい、一つ先まで行く。海岸沿いの国道。
似たような景色が続く。もうすぐかなと思うと、緩いカーブの向こうの景色は「まあだだよ」という。
確かこの辺では唯一のコンビニに寄り、チョコチップ入りのやつを食す。体にしみこむ。
再出発する頃、周りが暗くなる。
もう行ってしまったと思っていた電車が通り過ぎるのが見える。
「まあいいか」と思う。
遠くに明かりが見える。海岸沿いをひたすら走る。
「まあだだよ」が続く。
全く予定外だった駅に着く。まだ電車が来るまで30分はあるが、次の駅はどれぐらい離れているかよく分からないので今日はここまでにする。自販機で炭酸を探すが種類がない。駅から国道に戻り、自販機の明かりを探してみると、遠くにネオンが見える。
予定外に酒屋があった。
そこまで走り、買う。
駅に戻りぐびぐびと2本空ける。
忙しかった最近のことを思い出しながら一人慰労する。
でもまあ、最近勝手に慰労することは多い。
切符の販売機もない無人の駅には誰もいない。いくつもの緩いカーブの先で見た「まあだだよ」が幻想のように思える。気分は悪くない。でも、クールダウンも何もせずに、走り終わって飲むのが体にいいとは思えんなあ。
電車が来る。家まで帰る切符代は残っている。
幻想に惹かれながら、現実を手放せない自分が見えた。
電車の中は、高校生や大学生でにぎやかだった。
ミスをやらかしたらしい。言い訳めいたメールを返してしまい、余計に暗くなる。週明けまでどうしようもないので、暗い気分のまま走る。最近多いなと振り返っているともっと暗くなる。
6時半を回ったのに、気持ちとは裏腹にまだ外は明るい。きつかった最初の1時間を超え、少しペースが上がる。
昼食をしっかり取っているにもかかわらず腹が減る。
先日隣県に出向いたときに買ったキャラメルを出す(この時のことはまだ記してない・・・)。
いつも黒糖を買うが珍しさに惹かれて小豆。
どピンクにびっくりする。
びっくりしてピンぼけになる。口にして小豆なのにまたびっくりする。当たり前か。
海岸に近いところを走っているはずだがと思いつつ、坂を越える。
海がようやく見えた。
残りの距離も時間も調べていない。どれぐらいで駅に着き、どれぐらいで電車が来るのかがはっきりとは分からない。田舎の鉄道はそんなに本数はない。少しペースを上げる。
この道は何度か通ったことはあるがこれを間近で見たことはあまりない。人間の力を感じる。急いでいるが、感動する。しかし駅の位置がよく分からない。国道なのに表示がないってどうなんだろう。
結局駅を通り越してしまい、一つ先まで行く。海岸沿いの国道。
似たような景色が続く。もうすぐかなと思うと、緩いカーブの向こうの景色は「まあだだよ」という。
確かこの辺では唯一のコンビニに寄り、チョコチップ入りのやつを食す。体にしみこむ。
再出発する頃、周りが暗くなる。
もう行ってしまったと思っていた電車が通り過ぎるのが見える。
「まあいいか」と思う。
遠くに明かりが見える。海岸沿いをひたすら走る。
「まあだだよ」が続く。
全く予定外だった駅に着く。まだ電車が来るまで30分はあるが、次の駅はどれぐらい離れているかよく分からないので今日はここまでにする。自販機で炭酸を探すが種類がない。駅から国道に戻り、自販機の明かりを探してみると、遠くにネオンが見える。
予定外に酒屋があった。
そこまで走り、買う。
駅に戻りぐびぐびと2本空ける。
忙しかった最近のことを思い出しながら一人慰労する。
でもまあ、最近勝手に慰労することは多い。
切符の販売機もない無人の駅には誰もいない。いくつもの緩いカーブの先で見た「まあだだよ」が幻想のように思える。気分は悪くない。でも、クールダウンも何もせずに、走り終わって飲むのが体にいいとは思えんなあ。
電車が来る。家まで帰る切符代は残っている。
幻想に惹かれながら、現実を手放せない自分が見えた。
電車の中は、高校生や大学生でにぎやかだった。