きのうはやあるきのじいさんにおいぬかれる

犬と酒依存症のおっさんが、車椅子を漕ぎながら、ネガティブに日々見たり聞いたり感じたりした暗めの話題を綴ります。

ここから。

2015-01-03 14:44:12 | 徒然に2014-2015
「箱根」を見る。

根がネガティブだからか、運動関係では全く日の目を見なかった生い立ちからか、どうしても「繰り上げ」とか「ブレーキ」とかそういうフレーズに引っかかる。

凄い練習量こなしているにもかかわらず、である。駅伝は、みんなの力で襷を繋ぐといいながら、一人躓くとそれまでのチームの頑張りがすべてチャラになる。実際はそういうシビアなところがある。
儂は、運動関係は全く駄目だったので、そういうメンバーにすら選ばれなかったが、小規模の学校だったから、例えば運動会のリレーとかは、人数カツカツでどうしても走らなければならなかったり、クラスマッチとかでも控えでいることが許されなかったりた。そういう場で一生懸命やったけど、脚引っ張って、クラスメイトの機嫌を悪くした経験は今でも頭に残っている。
曰く「おまえがおらん(いない)かったら勝てた」「おまえのせいで負けた」「なんでよ」である。「なんでよ」ってそれが分かれば苦労はしない。でも、事実であるシビアである。今の大人の社会で過ごすよりまともに真実をつかれている。きれい事ではすみません。イヤあ辛かった(あれに比べれば今一人で走ることに全くストレスはないのかもな)。

凄い練習量こなしているわけではなかったが、そういうコトバを普通に云われ続けていて、本当に運動イベントが嫌で嫌で、儂なんか今でも夢で見るぐらいトラウマになっている。
駅伝なんていうのは本当に、選ばれるより走り終えた後「OK」が出るかどうか分かるまでがしんどいはずである。それが分からない奴は、どん底が分かっていない。でも、どん底が分からないというのは今の若い奴ならではというか、少し厳しい目に遭うと崩れてしまうと云うことも現実にある(これは駅伝だけの話ではない例えばインターンシップとかでも)。どん底のイメージが昔と今では変わっているのは確かだろう。そんぐらいで、と儂でも思うようなところで今の奴は案外浮上できなかったりもするしな。逆にトップに立ってイケイケって云うときの力はめちゃくちゃすごい。巨人然り、今の政権、そして若いもん然り。
時代かね。

凄い練習量こなしても駄目なときはある。そういうのを経験した奴こそどうか折れずに頑張って欲しいと思う。

ここから、である。

明日は仕事に行くか、なあ。