きのうはやあるきのじいさんにおいぬかれる

犬と酒依存症のおっさんが、車椅子を漕ぎながら、ネガティブに日々見たり聞いたり感じたりした暗めの話題を綴ります。

「大丈夫ですか?」と「頑張ってください!」の話

2015-01-19 18:14:00 | 徒然に2014-2015
昨日の続き。
今回の事故はあまり職場には知らせてはいないが、このことを知っている一部の方からの「大丈夫ですか」の言葉掛けにしばし戸惑う。

大丈夫ではないんですけど、本当は。
これ前回の事故で職場復帰したときも思ったのだが。
完全に治ってから復帰するなどというのは、現実的には無理で、いろいろ気掛かりなことがありながらも、あまり迷惑掛けられないしという気持ちも抱えつつ仕事に行くのが普通ではないか。
少なくとも日本の社会では。
でも「大丈夫ですか」と云われたら「大丈夫です」という答え方しか選択肢がないのが現実。それが日本語、というより日本の文化。
だから、大丈夫ではない状態の時にこれを投げかけられるときつい。

「頑張ってください」も同じように応えようがない。
儂は「頑張ってください」はなるべく人になるべく云わないように心がけている。言われた側にするとそんなん言われんでも分かっとる、ということである。
ただ、それでも口にせざるを得ないときがある、というのは、そういうことでも言わない限り、会話のとっかかりができないからだろう。
コミュニケーションというのは、それ自体(内容)に目的のない、会話することそのものが目的であったりする部分がある(社会学で言うコンサマトリーという部分で逆がインストゥルメンタル)。

この「大丈夫ですか」は本当に曲者だと思う。
まあ、声掛ける側がそんなに意味を含めて投げかけてないとすれば、受け止めて考えて返すよりも、さらっと脊髄反射の如く返した方がいいんだろうとは思う。
なるべく、「大丈夫ですか」も安易に使わんように心がけたいが、そうなると、儂などはますます人とコミュニケーションをとる機会が減ってしまうかなあと思ったりもする。
難しいです。
ちなみに、儂は人に対して「大丈夫」と確信もないのに云うことはよくある。
尋ねるのではなく何とかなるよって感じで。
応えさせなくても構わない言葉かけだが、大丈夫ではない人にはきつい言葉に変わりはない。
気をつけなければと思った。
ただ、「大丈夫ですか」と「大丈夫」は全く違う。
同じように、「頑張ってください」と「頑張る」も違う。
そういうこと。

追記。これアップしようとしたのは昨日なので(Jさんも含めて)今朝いろいろな方から言われたこととは、直接は関係ありません。大丈夫ですか、より答えようがないコトバを投げかけられたこともありますし(車に乗っている人がそんなこといっていいのかという感じのこと)。

大丈夫ですか、も頑張ってください、も人に投げるコトバじゃない。
自分に課すコトバの筈。