ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

アニーちょっと復活への軌跡。その十三。

2013-09-10 17:14:13 | Weblog

坂戸から竹芝桟橋まで。原チャリで60キロ。走行距離の話だ。都内激走。ちょっとバイクを知っている人なら、ちょっと驚く話だ。

普通に乗っても、ちょっと嫌な気持ちになる話なのだが、おだちゃんはその上をいく。常に人の上をいくのがおだちゃんなのだよ。やるなぁ、おだちゃん。

愛犬ゲキドンをケージに入れて原チャリの足元に置く。そうすると、つまり、そうなると、つまり、おだちゃんの足の置き場が・・・ない。つまり、おだちゃんの足は原チャリの脇に突き出て宙に浮いているってことだね。どこかしらの筋肉を使って、足を宙に浮かせているというわけだね。この状態で都内激走60キロ。しかも鬼渋滞。三時間半。
本人曰く、「足が壊れた」。

おだちゃん、人の上を行き過ぎだよぉ。修験者おだ。

その行きがけにね、おだちゃんの原チャリが不穏な動きを見せるようになった。発進時にキュルキュルと音を立てて進まなくなる。
結構な緊急事態なんだけど、犬はいるわ、渋滞してるわ、船の時間は迫っているわで・・・まぁ、うやむやな感じ。

八丈島は坂が多くてね。坂っていっても尋常じゃなく長い坂もあったりして、軽トラなんて時速20キロくらいまで落ちちゃうくらいの急な長坂。
そこで、おだちゃんの愛車原チャリTODAY号よ。止まっちゃったよね。もう上れなくなっちゃったみたい。
まぁ、八丈島にバイク屋があるわけじゃなし、あるんだけどね、そのままうやむや。

で、今度は帰り。来た道を戻るよね。竹芝桟橋から坂戸まで。途中、ゲリラ豪雨に見舞われたりもしたんだけど、まぁ夜中だから渋滞はないし、快適。
ふと見ると、ミラーからおだちゃんの姿が消えた。路肩に寄せておだちゃんを待つ。すると・・・。

戻るのも面倒だし、そのまましばらく待っていると、後方から暴走族がやってくる。パンパンパンパン!爆音を響かせて暴走族が迫ってくる。なぜだ?なぜなんだ?その暴走族はおだちゃんだった。なんで急に暴走族になってしまったんだ?

そらから1時間、暴走族のおだちゃんとランデブー。あまりのうるささに、信号待ちの度にエンジンを止めるおだちゃん。ゲキドンもビックリだよ。

後日談。暴走族変身の原因は、マフラーの溶接が取れた・・・とか。新車なのに?いきなり?変身?

キュルキュルと進まなくなる現象は直らず。バイク屋の店員もなす術なしだったらしい。

そこで、先日マグナのリアタイヤ交換地に行った時に、知り合いのサービスマンに聞いてみた。すると・・・意外な答が。

バイクの想定として、運転手の体重は55キロに設定されているとのこと。それは原チャリでも250でも変わらないらしい。
つまり85キロ超級のおだちゃんが、ただ原チャリに跨るだけで30キロオーバー。元々が非力な原チャリなだけに、その重みが負荷となって随所に影響が出てしまう。
キュルキュルの原因は、クラッチの滑り。負荷が掛かった状態が続くとクラッチが熱を持ち、滑る。クラッチが滑って噛まないから進まない。
まぁ、そんな話。壊れているというわけではないので直せない。これが解答かな。

しかし、55キロ設定ってのがおかしくはないか?という話でもある。55キロの大人の男なんて、そうはいないぞ。バイク乗りなんて、結構大柄な人揃いだぞ?

おだちゃんにその話を伝えたら、同感だったらしい。が、さすがおだちゃん、人の上をいく。
来年までに65キロに減らすってさ。
今年で懲りて、来年は絶対に原チャリでは行かないって言ってたのに・・・来年も原チャリで行くのかなぁ?

さて、アルゴを観に行かなくちゃ、の時間?ん?・・・あぁ、アニーの話をするんだったね。

ライブ会場に到着。この日の懸念。
いつものライブならば、お客さんの入りを心配する。何人来るか?会場がスカスカになりはしないか?
だが、この日の懸念は逆なのだ。お客さんが入り切るか、そこが問題なのだ。

会場に入って、まずは椅子の数を確認。パイプ椅子や、普段使っていない高椅子も出してもらう。
それをギュウギュウに詰めて置いてみる。数を数える。38脚。

なんと言っても、小さなハコなのだ。定員38人。38人以上入ったら立ち見だ。立ち見はいいとしても、立ち見のスペースも作らなければならない。

椅子と椅子の間に通路を作ったり、テーブルを動かしてみたり・・・こんなライブは初めてだ。それ以前に、ソールドアウトの心配をすること自体が初めてだ。それはそれで嬉しい、けど大変。

アニーズガーデンとして200人近くの動員を誇っていた時代は、定員200~300のハコでライブをやっていた。ギュウギュウになった時も多々あったが、ソールドアウトという話はなかったな。だからね、定員38人のハコだとしても、ソールドアウトはちょっと嬉しい。

今になって思うよな。もっとソールドアウトライブをやって来れば良かったよな。200人呼べる時に100人のハコでやるとか・・・。100人のハコに150人詰め込んじゃうとか。
そういう発想が無かったんだよなぁ。若かったからかしら。大きいハコへ、有名なハコへ。ってね。

リハを始める前に、メンバー総出で会場作り。
そんな感じで、リハへと突入していったわけです。
みんなが座った椅子は、メンバーが並べたんだよ。って話だね。

おだの話が長過ぎるって?うん・・・おれもそう思うな。

つづく。

アニーちょっと復活への軌跡。その十二。

2013-09-10 17:09:30 | Weblog

ソムリエってのがあるじゃない。ワインを口に含んでくちゅくちゅってして、ぺって吐き出すやつ。
あれはさ、飲んじゃうと酔ってしまって味が分からなくなるから吐き出すわけだね。吐き出しちゃうからお腹には入らないけど、このワインは美味しい!とかわかるわけだね。

ここで考えたいのは、美味しいとはなんぞや?ということなんだね。味を感じるのは、美味しいと感じるのは舌でしょ?舌でいい?喉も食道も胃も腸も、美味しいとは感じないわけだね?いい?いい?
つまりは、美味しいと感じるのは舌だけだ。ならば、このソムリエがやる「くちゅくちゅぺっ」を、食べ物に使ってもいいってこと?こと?
ずっと美味しいってこと?お腹がいっぱいにならないから無限に美味しいってこと?

いや、おだちゃんがね、ちょっと太ってるじゃない?肥えてるっていうの?どれくらい太ってるかっていうと、新車のスクーターが重さで壊れるくらいなんだけどね。あと、昔おだちゃんちに行ったら、体重計の針のガラス部分が割れてなくなってて、聞いたら「そこに乗ったら壊れた」ってくらいなんどけどね。もちろん、笑い死にしそうになったんだけどね。

で、そのおだちゃんがね、八丈島の打ち上げで定食屋に行った時にね、ラーメンと焼肉丼のセットを頼んだわけ。結構なボリュームだよ。なんたってダブル炭水化物だからね。
でね、おれも真似してね、チャーハンと唐揚げ定食ご飯抜き!を注文したの。つまり唐揚げ単品なんだけどね。つまりご飯の代わりにチャーハンだから、真似出来てないんだけどね。まぁ、品数の問題よ。

定食屋のご飯代は、帰りのフェリーで高校野球の準決勝を放送していてね、花巻東と延岡のどちらが勝つかを予想したわけ。おれが延岡でおだちゃんが花巻東。負けた方が飯代ってね。野球賭博よ。やっぱり盛り上がるよね、野球賭博。

でさ、おだちゃんはダブル炭水化物を食べ終わって、満腹満腹って言ってるわけ。
で、おれは、唐揚げをすでにおだちゃんに分けてるにも関わらず、ちょっと満腹なわけ。
で、二個残っていた唐揚げの一個をおだちゃんにあげたの。
ここの唐揚げは一個が大きくてね、一個がヒヨコ一羽くらい。

そしたらさ、おだちゃんがさ、お腹をさすりながら、ちょっと憂鬱そうな顔をして店員さんに言ったよね。「半ライスひとつ!」。驚愕。

なんの話だっけ?あっ、アニーの話だ。

どこまで話したっけかな?ライブ前日の祈りの花を作った件までだったよね。いよいよ、ライブ当日だ。

当日はシング、エムケイ、マコで車一台。シッシーとみほで車一台。大宮のライブハウスで落ち合う予定だった。
がしかしである、祈りの花を作ってしまったため、みほと練習しなければならない。
リハがあるじゃないか?とお思いのみなさん、甘いですよ。リハという短くも貴重な時間をぽっと出の新曲に当てるわけにはいかないんですよ。それ以前に、リハで初披露となれば、みほの拒否率が飛躍的にアップしてしまうことでしょうよ。

そこで、悪魔のメールをポヨーンと送信。
「新曲出来たから、行きの車の中で練習しよう」。
もちろん、拒否率を下げるために、みほはちょろっとコーラスをしてくれるだけでいいからね、の一言も忘れずにつけた。

みほの返事は「出た!」であった。またいつものやつが出た!って意味ね。まぁ、本人も薄々気づいていた?実は期待していた?と、ポジティブに考える僕なのである。

みほ家のそばのコンビニに二台が集合。そこで僕は車を乗り換える。裸のギターを抱えて乗り換える。後部座席にギターを抱えて座り、歌の練習をするのである。メンバーもびっくりである。

サビのコーラスが仕上がるタイミング辺りで、言う。
「ここも、みほ、歌ったらいいと思うよ」
みほは言う。「出た!」

そんなわけで、バタバタと祈りの花という新曲が出来上がっていくのであった。

しかし、こういう時のシッシーはいいね。
コーラス部分を歌って「どう?」と聞くと、「いいと思います」と答えてくれる。ここで小難しいことを言われると、みほの不安が一気に増幅するのだ。
みほパートのAメロを歌って、「どう?」と聞くと、「いいんじゃないっすか」と答えてくれる。ここで小難しいことを言われると、みほがやっぱり歌わない!と言い出してしまう。

基本的に素直一本やりなシッシーのナイスなアシストを受けながら、車は一路大宮へと向かうのであった。

余談だが、先日みほからメールが届いた。

祈りの花という新曲のモチーフ、カバーなのだからモチーフではないな、祈りの花の原曲が挿入された映画の話をライブのMCで話した。東ティモールの独立を描いたカンタティモールというドキュメント映画の話だ。

みほのお客さんが興味を持ってくれたらしく、映画のタイトルの問い合わせがあったらしい。TSUTAYAでDVDを探している時に思い出してくれたようだ。

残念ながらDVDは一般にはリリースされていないようだよと伝えた。あちこちで上映会が催されているようだよと伝えた。上映会の情報が入ったらお知らせしますと伝えた。

こうやって、少しずつでも興味が広がっていくってのはいいやね。

みほからのメールの最後に「いい曲でした!って」と書いてあった。

・・・嬉しいやね。

つづく。

豪華客船ウヘヘーイ号。

2013-09-10 05:29:51 | Weblog

もうね、最近はね、100パーセントの夜型生活でね。
夜型っても、それがどんどんずれていっていてね、朝寝るんじゃなくて昼過ぎに寝るのね。もう少しずれていけば、朝型まで辿り付ける・・・と。
ある意味時差だね。今完全に時差ボケ状態だね。

夜のうちに寝て、昼間起きていればいいんだろ?
長い船旅。することもないので、早めの就寝。眠れた。やった。と思ったら・・・。
この船、直行便じゃないのね。琵琶湖のちょっと上、福井県敦賀始発。新潟と秋田に寄港して苫小牧を目指すんだよね。

朝の4時半よ。館内アナウンスが響くわけよ。秋田でーす!もうすぐ秋田でーす!いぇーい!ウヘヘーイ!的なね。朝の4時半よ。1時半に寝て、やっと眠られたのに。
館内放送がやけに長くてね、そりゃあ起きるよ。極め付けは、最後の最後に、案内所にて目覚めの珈琲を用意してごさいますっていう言葉よ。
えっ?用意しちゃってるの?コーヒー?飲みたいなぁ。と脳を刺激した直後に、「一杯200円でーす!いぇーい!ウヘヘーイ!」って言うもんだから、ガックシ来てさ、余計に目が覚めちゃうってわけ。あぁ、珈琲飲みたい。

そんなことより、起きちゃったってことだよ。起きたのはいいよ。早起きはなんちゃらの得だよ。でも、これ、あとで眠くなるパターンじゃね?時差ボケ解消失敗のパターンじゃね?