ミツバチ村へ戻ると、リビングルームにおじさん二人とおじさん一人がいた。
挨拶をして、ご飯の準備をしていると、おじさんが一人帰った。
帰った後で、今のおじさんはミツバチ村の村長だと、おじさんが教えてくれた。
中頓別は町だから、町長がいる。ミツバチ村は町営なんだけど、管理を任されている村長ってのがいるそうだ。
村長がいる時に紹介してくれればもっと話せたのに・・・近所のおじさんだと思っていたじゃないか。
その後しばらくして、またおじさんが入ってきた。何を話すでもなく、しばらくいたおじさんが帰っていった。帰った後で、今のおじさんは役場のミツバチ村担当の人だと、おじさんが教えてくれた。なぜ、いる時に紹介してくれない?
まぁ、そんなミツバチ村なんだけど。
ミツバチ村のリビングルーム、いつもテレビが点いている。おじさんたちはずっとテレビを観ている。何を話すでもなく、テレビ。たまにポツポツと話すけど、ほぼテレビ。
これはやはり、おじさんならではの現象なのか。ずっとテレビ。会話よりもテレビ。おじさん二人も一応旅人のはずなんだけど、ずっとテレビ。
テレビってのは魔性の箱で。映像と音声で、人の気を誘う。流れているのは、相変わらず至極くだらない内容で、長くテレビの存在から離れている自分としては、その感を普通以上に感じてしまうのかもしれないが・・・。
旅にテレビ。この不相応な環境に耐え切れず、一人リビングルームを後にし、ベッドルームでブログを書いたりするのであった。
がしかし、向こうからすればだ。
一緒にテレビも観ずに、一人スマホに向かってピコピコ文字を打ち込む僕を見て、最近の若い奴は携帯ばっりいじりやがって・・・とかね。
まぁ、きっと、想うことはそれぞれなんだろうなぁ・・・と想う今日この頃。