
今日はきたさんとダッチと三人でパークゴルフへ行った。
なんで最果ての町羅臼まで来てパークゴルフなんだ?と。それはね、きたさんがパークゴルフのクラブを四本も買って来たからだよ。ヤフオクで二万円も出して落札したんだよ。・・・バカなのか?
そんなわけで、パークゴルフに付き合ってあげないと悪いじゃないか。去年の別れ際に、来年はパークゴルフのクラブを用意しておいてね、とお願いしたのは僕なのであるから。
元来、運動神経は良いようで、僕のパークゴルフの腕はなかなか良いようで、今日なんてアンダーパーで周ったりして。楽しい。なかなか楽しい。でも、やっぱり、羅臼まで来てパークゴルフはいかがなものかという想いは拭いきれない。
きたさんとダッチの熾烈な最下位争いの結末がどうだったかは忘れたが、面白かったのは帰る間際のことである。
使い終わったクラブとボールを、きたさんがケースにしまっている。
ボールの下に置くティーってのがある。僕らはティーを持っていないので、ペットボトルの蓋を代替している。
きたさんが、ティーの上に黄色いボールを置くのを僕は見ていた。
きたさんが言う。
「あれ?ティーはどこへいったん?」
僕は答える。「今、自分でそこに置いたじゃん」
きた「えっ、どこに?」
しん「黄色いボールの下だよ」
すると、きたさんは黄色いボールの横にある赤いボールを持ち上げて「ないやん」と言う。
「こら!黄色いボールって言っただろうが!」
きたさんは、終始こんな感じなのである。関西人なのでボケているんじゃないかと、疑ったこともあるが・・・違う。天然なのだよ。天然。
きたさんの車の周りを、キタキツネがうろちょろしたりして、ほのぼののんびり・・・そんな一日だったなぁ。