ヨーロッパノストーブ。

平取は寒い所だ。
富良野の山部も寒い所だ。
YAMANONAKAカムイミンタラは・・・めっちゃ寒い所なんだよ。

来るなりオーナーが言った。
「今朝は4度まで下がりましたよ」

もう・・・もう・・・4度まで下がるとは・・・。今年は例年より少し寒いんじゃないか？

そして、今、とても寒い。息なんて・・・真っ白だ。
そういえば、今年の初真っ白だ。記念すべき初真っ白だよ。

オーナーはこうも言っていた。
「いい時期をしってますね」

食べ物が美味しい時期という意味と・・・寒さが、旅らしさを演出してくれる時期・・・

そういう意味だと、僕は捉えた。

ご飯が終わったら、リビングにお邪魔しよう。
自慢のヨーロッパ製の薪ストーブが部屋を暖めているはずだ。

ウレシイコトバシュウ。

YAMANONAKAカムイミンタラ。

去年の10月の終わりに、三連泊だか四連泊したキャンプ場。厳寒の中、薪ストーブ用の薪を山のように集めて、楽しく過ごした。

出発の前日、バイクのスプロケットが半分欠けていることに気づき、大騒ぎになったことを覚えている人もいるだろう。かのキャンプ場だ。

僕がもらった嬉しい言葉集なんてのを作るとしたら・・・。

「久しぶりに、旅人らしい旅人を見たような気がします」

この言葉がトップを飾るかもしれない。
僕がマグナに満載の荷物を積んでここを訪れた時、ここのオーナーがくれた言葉だ。

なんだろうか・・・なんだか、とてつもなく嬉しかった。

今日の話。夕方、ひっそりと静まるYAMANONAKAカムイミンタラに、スドドドっと音が響く。オーナーが顔を覗かせ扉を開ける。

「おや、見たことのある顔ですね。あの大量の荷物も」

なんだろうか・・・なんだか、そういうのは、とても嬉しいことなんだね。

まぁ、僕は、ここがとても好きだ・・・という話なんだ。

ニガワライ。

青白い夜だ。
東の空から月が昇る。黒い空は夜のようだ。
頭上には星が光る。月が昇るまでの淡き光。
西の空は夕焼けの後。青白い空に雲と星。
夕方と夜の間。東と西の間に挟まれて、僕は少し戸惑っている。

どこにいても、やってる事が同じだなと・・・苦笑い。

釧路市音別ムリ。YAMANONAKAカムイミンタラ。キャンプ場。
ライダー専用、薪ストーブが設置されたキャンプサイト。

今回もまた、貸し切りのカムイミンタラ。
まずやることは、テントを立てること。テントを立て終わったら、林の中へ薪を集めに入る。薪ストーブで燃やす薪だ。
つまり、嵐山の家でやってることとが変わらないじゃないか・・・と、苦笑い。

オンベツエキ。

音別駅。

ウラホロガワ。

浦幌川。

エッパチュウイ。

越波注意の、波打ち際ギリギリの道を通る。昆布刈石と黄金の滝はパス。なぜなら、ダートだから。ダート嫌い。

さて、100キロちょっと走ったから、そろそろ宿を探すかな。うん、そう、今回は、そんな旅なの。チャリダーより進まない、そんな旅なのです。

フワフワトロトロォ。

北海道で一番美味しいスィーツはなーんだ？

豊頃町朝日堂のアメリカンドーナツ？
・・・はい、正解。

スィーツ親善大使、ダッチ佐藤の舌をも唸らせたアメリカンドーナツ・カスタードで、間違いない。

やっと到達。

北海道で一番だなんて、ハードルを上げまくって食べても・・・。フワフワトロトロォ。天にも昇る気持ちになってしまい、驚きます。
美味しく食べられる賞味期限30分。フワフワトロトロォ。

ん？せっかく来たのに一個だけかって？三個買ったよ。君の分も君の分も。でも君はいないから、あとで僕が食べてあげるね。フワフワトロトロォ、天国気分×3。

去年まで一個94円だったけど、今年は一個110円になっていた。
それでも美味しいアメリカンドーナツ。フワフワトロトロォを、どうぞよろしく。

メザメノドンブリ。

グッドモーニング帯広のドンブリ。

7時起床で、愛すべきヤングカップルをお見送り。
自分もテキパキと準備。荷物満載クレイジーホースマグナが出来上がる。
予定では、今日から毎日満載走行。頑張ってね。

荷物を積んで、紅茶を一杯。8時半出発。目的地とは逆方向へとグイグイ走る。目指すは、再び帯広朝市ドンブリでございます。

今日の朝定食は、タチウオ、マグロ、アジ丼。今日も美味しくいただきました。

今日も天気がいいな。気持ちよく走れそうだ。
昨日からニュースがいっぱい。こんなにあったら書ききれないよ。

とりあえず、昨日ナイタイ高原で出会った金翼のおっちゃんの家へ向かいますだ。

あっ、その前に、朝日堂のアメリカンドーナツを食べなくちゃ。まいったなぁ。また天に昇っちゃうかもなぁ。

キオンハ12ド。

レストハウス。ナイタイ高原、一般人のゴールはここだ。これ以上先へは行けない・・・多分。
関係者のゴールはどこだか知らない。牧場は途方もなく

眼下に十勝平野が見える。
まぁ、回数も来ているし、上から見下ろす十勝平野よりも、水平に見る十勝平野の方が断然好きなもので・・・まぁ、美味しい空気を吸いながら、ベンチに座ってブログでも書くかな。

ってところで、金翼のおっちゃんが登場するのです。

テンクウヘツヅクミチ。

ナイタイ高原牧場はと続く道が、素晴らしく気持ちがいい。まるで天空へと続く一本道のようだ。

牧草地をアスファルトの道がクネクネと貫いている。まるで目的地が無いような、不思議な気持ちになる。パーフェクトなバランスだ。

ただ、確実に高度は上がっている。
つまり、寒い・・・ということだ。