ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

クルクルライト。

2013-09-11 15:15:51 | Weblog

管理人佐藤さんが不在なのは、ちょっと困る。
何が困るって・・・、佐藤さんのことが心配になるから困るのだ。

去年のブログで紹介した、クルクル回る工事現場ライトでお馴染みの佐藤さん。三年前から不治の病におかされている。余命いくばくもないというのは現実の話だ。

昨日から旭川の病院に入院しているとのこと。最低でも4~5日は帰って来ないらしい。
うーん・・・今年も会えるといいのだけど・・・。

親戚の叔父さんが、ゴーヤを持って来てくれた。トマトと茹でた枝豆も持って来てくれた。・・・山部の人はみんな優しいな。

とりあえず釣りかな。勝率100パーセントの、ニジマスを釣っちゃうかな。

そんな山部の午後なのである。

ニアイスギルヨ。

2013-09-11 14:40:08 | Weblog

午後二時半に山部入り。廃バス宿にやって来た。廃バスは、今年もここに、あってくれた。

まずは水だ。水が出ないと生活に困る。大して困りはしないが、お風呂に入れない。それはちょっと困る。

隣家の管理人、佐藤さんの家を訪ねるが不在。自力でなんとかするしかない。そろそろ水の出し方を教えてもらわねばだな。

パイプを伝って沢を登って、側溝に手を突っ込んで・・・バスに戻って、元栓を開けて、水は出た。あれ?元から出たのかもしれないな。まぁいい。
水さえあれば生活が出来る。この水は沢の水だから飲めないのだけどね。まぁいい。

早い到着だ。天気もいい。とりあえず生活スペースには屋根がいる。屋根を作ろう。タープだ。タープを張ろう。

しかし、あれだ。しみじみと想うのだ。
廃バスの庭に凛と佇む愛車マグナちゃん。
・・・山部が似合い過ぎやしないか?
凛とし過ぎていやしないか?

そう、そんなどうでもいいことをしみじみと想ったりするのも、また旅の醍醐味であったりするのだよ。


マヨッテイマス。

2013-09-11 10:50:23 | Weblog

まだビラトリってます。平取にいますってことね。
逢いたかった人に逢えず、途方に暮れております。驚かそうと想って、ノーアポで来たのがいけなかったか・・・。

さて、上へいくか下にいくか。富良野へ行くか、琴似経由で帯広へ行くか。かな?だな。

明日は雨っぽいから、富良野・・・かな。

散歩の意味と人生と。

2013-09-11 06:38:32 | Weblog

僕の脚はなんのためにあるのか・・・
そんなことを考えていた。
僕の目はなんのためにあるのか・・・
そんなことを考えていた。
僕の耳はなんのためにあるのか・・・
そんなことを考えていた。

朝露の草を踏みしめて歩き始めたら、二時間も歩き続けていた。
まだ起きたばかりの風景が朝陽を浴びて、まぶしく輝いている。
五感が研ぎ澄まされていくのがわかる。石ころ一つに、切り株一つに興味が湧き出てくる。

あぁ、そうだったんだ。こういう感じだ。指針は頭が決めるのではなくて、感覚が決めていくものなんだ。心が決めていくものなんだ。

そして、ちょっと疲れた、僕の脚が、ちょっと、痛い。軟弱なスタートだ。

アットウテキナ。

2013-09-11 05:25:28 | Weblog

3時に目が覚めてしまってね・・・多分寒くて・・・外に出てタバコを吸う。

なんかね・・・頭上に圧力を感じたんだよね。

なんか、すごいんだよ。すごいのよ。

言葉にするなら・・・

アットウテキナホシゾラ。

ホントに圧倒的なのだよ。

国道沿いのドライブインだから、街灯も明るいし、全然真っ暗じゃない。だけど、空は暗い。暗い中に圧倒的な輝きを放つ無数の星。

空が広いよ・・・ここは。

北海道初日の夜にして、星に頭を殴られたような気分だ。

星が強いよ・・・ここは。
星が痛いよ・・・ここは。

ユーカラガラガラ。ナウ。

2013-09-11 05:23:13 | Weblog

ユーカラ・・・アイヌ民族に伝わる叙事詩の総称。

今日の宿は二風谷ファミリーランドキャンプ場ではなく、ドライブインユーカラの隣に建つ、ライダーハウス「ユーカラ」。
ここ、去年も来たのだけれど、すでに閉鎖された後だった。十月の後半ともなると、ほとんどのライハが閉まってしまう。

ここのシステム。
☆素泊まり500円。
☆ドライブインユーカラで晩御飯を食べると無料。

ライダーハウスって、こういうパターンがよくある。何かをいくら以上買ったり食べたりしたら、宿泊料が無料になる。

カツカレー、美味しかった。
北海道上陸一食目はカツカレー。
カツカレー、美味しかったよ。750円。

そんなわけで宿泊は無料となる。つまり、カツカレーが250円になる計算だね。

ライダーハウスの中は・・・広い。50人は寝られる。女子部屋も入れたら70人は寝られる。
そこに、今日は二人。北海道比布町出身の東京世田谷在住の御仁。

二人とも翌日の朝が早いわけではないので、気兼ねなく話し込んだ。時計を見ると1時過ぎ。

さてそろそろ寝ようと。

いやね、寒いんだよね。かなり寒いんだよね。
聞いてはいたし、予報を見てもいたし・・・予想はしていたのだけれどね。想像の1.24倍くらい寒いんだよね。福島の求人倍率くらい寒い。

マイナス10度まで耐えられるはずの、マイ寝袋を見つめながら・・・こらからこれで耐えられるのか?と疑問を抱く夜なのであった。

ビラトリルールルル。ナウ。

2013-09-11 01:27:48 | Weblog

とりあえずビラトリってみるかなぁ・・・と、苫小牧に着いた僕は思った。

ビラトリルとは。辞書にはこうある。
平取町に行くという動詞。使用例は、「えっ、おまえビラトリって来たの?」「そうだよ、おれビラトリって来たんだよ。」などなど。
ちなみに、ハヨピラルとは、平取町にある謎のピラミッド、ハヨピラに行くという動詞である。使用例は、「ハヨピラったらダメだってあれだけ言ったがね、マムシがでるがな」「だって僕、ハヨピラリたかったんだもん」などなど。(広辞宴より)

そんなわけで僕は今ビラトリってます。平取町二風谷に滞在していますってことだよ。

苫小牧から約60キロ。日暮れ前に着いて、日暮れギリギリに着ける場所。鵡川、平取、白老、支笏湖、由仁・・・。白老も捨て難かったが、諸所の事情で平取に決定。

60キロの道のり、時速60キロで走って、1時間で着いた。信号で停まることがないってことだ。いやはや、こんなところが北海道だ。ニヤついてしまう。