ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

久米島紬で「植田正治トークショー」ふしぎ体験

2013-12-15 12:03:35 | きものでお出かけ



神保町で行われた「植田正治トークショー」に行ってきました。

これは先に「ブログで広がるご縁」でお知り合いになった「手から手へ」(集英社)の編集者山本純司さんが写真家植田さんについて語る会です。

会に参加した私は、二つの不思議を経験しました。

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山本さんです。素敵な方です。

 一つ目の不思議は、20年連絡もしなかった知人に再会したことです。

驚いた!

Pc140070


こんなレトロな写真を撮っているところに、偶然その人も居合わせて、暗く狭い路地でお互いに驚いたわけです。

 なんとなんと、彼女も、いまからそのトークショーに行くということ!



もう一つの不思議は、ショーのテーマでもある「花の名前をおぼえてはならない、にまつわることです。


Pc150085

 山本さんは、あるものに名前を付けた途端、失うものがあると言います。

確かに、「これはリアリズムの写真、印象派の絵」などと名付けたことでわかったような気になることはあります。

「だから絵でも写真でも自分の眼で感じるままにじっくり観ましょう」と。

トークショーは、植田さんを愛した人、植田さんを愛した人といった風に、彼と関わり合いのあるアーティストから読み解いてくださるわけですが、青春時代おおいに感化を受けた?そんな彼の周りの人物は全部知っているのに、私のなかでは、植田さんだけがすっぽり抜けている。

P1070800

 神保町の美しい夜景。

これは若い頃の私が「花の名前」ばかり覚えるのに忙しかったせいですね。

若いころ仏頂面になるはずですね。

20代リベンジきもの

そして今ようやく、知識や頭ではなく、「本当に心を動かされるもの」に目が行くようになった。(祝!)

そんなときに、昔の知人と再開。
彼女は、自分の好きなものを追いかけてきただけ。
私は、この年で「心動かされるままに」行った。

そこでの出会いは偶然ではないのでしょうね。

二つの不思議はちゃんとつながっているのでした。

そんな私のその日コーディです。

Pc140044jinnbochou1

 久米島紬に博多帯

P1070794

帯揚げ・緑地に白の花

帯締め・山吹と白黒格子

 クリスマス・コーディ、したいのですが、その日は少し大人しく!?

それにしても、ブログを始めてから横にも縦にも、次々と広がっていく輪~~の素晴らしさ。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
うわ~~。 (mipotan)
2013-12-15 21:26:14
うわ~~。
すごくいいお話ね。
私、以前絵画展でイヤホーンの解説を借りて聞きながら鑑賞したことがあったのですが、その時、全く絵が鑑賞できなくてそれからは借りないようにしています。
耳から入ってくる解説が目からの情報を遮る、あるいは情感をブロックしてしまうのでしょうか。
絵を見ているとジ~ンと伝わってくるものってありますよね。
その絵がいつまでも目の底に残っていたりとか、そういうのがないと展覧会に行ってもつまらないな~と思うのです。
返信する
なんていう偶然なんでしょうね。 (うまっち)
2013-12-15 23:48:15
なんていう偶然なんでしょうね。

それもブログのおかげですか?

でも、確かに輪は広がっていってますね(^_-)-☆





返信する
私は、名前覚えるのがすごく苦手、というより、最... (ホミリー)
2013-12-16 09:18:12
私は、名前覚えるのがすごく苦手、というより、最初から覚える気があまりないというふうにきたので、この言葉、救われます。
私は、今まで、「心を動かされた」だけで終わってしまっていました。
「味わうこと」って、両方備わって、さらに深く味わえますよね。
紫苑さんのように、「知識」も「心~」も両方を合わせもった人に憧れます。
返信する
mipotan (紫苑)
2013-12-17 20:18:36
mipotan
本当にその通りですね。自分がいいと思うものをただひたすら観ればいいだけですよね。
返信する
うまっちさん (紫苑)
2013-12-17 20:19:39
うまっちさん
ブログをやっていなかったら、植田さんのトークショーにはいかなかったと思うんですよ。こういうことってあるんですね。
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ホミリーさん (紫苑)
2013-12-17 20:21:38
ホミリーさん
知識は感情が伴って始めて生きてくるんですよね。
ホミリーさんは感性が鋭いから「心を動かされたもの」をもっと味わうようになると、もう怖いものなしですね。今でもそうかな?
返信する

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