薄れゆく記憶

突然得意先の臨時監査があった

得意先から預かってる材料の在庫が合わないからという理由からだ

製造、品質、出荷についての履歴を調べていったが、二年前にまでさかのぼってしまった

二年前となると、殆ど正確な記憶は残っていない

担当者の記憶は焦りと共に益々混乱し、曖昧さがましてくる

それで古い交信記録(メールやファックス等の)を引っ張り出して調べてみる事にした

するとそれに関するものが出てきて、無事に判明した
ISOのルールで一定期間、様々な書類は保管する事になってるから、こんな時は役に立つ

記憶は薄れゆくから記録が必要になるのだ

忘れたく無いものは是非記録する事を薦める

忘れたい事は記録となるものは、なるべく残さない方がよい
忘れたい事は、それでも忘れる事は難しい


肝心の在庫の原因は、担当者の単なる数え間違いだった
これは記録に残さず、忘れてしまいたい