上海紀行

上海は雨だった

とてつもない風雨だ

日本ならばちょっとした台風の如くである


浦東空港からリニアに乗った

日本も将来出来るが、私には乗れないかもしれないので乗ってみた


料金は片道５０元

思ったより安っぽい作りだが、ドイツ製

予想と違い相当揺れた

天候のせいかもしれないが時速３００㎞しか出さなかったのは残念だった

日本の新幹線は時速３５０㎞だったので、未体験のスピードではなかったからだ

リニアの乗車時間は７～８分ほど、降りると地下鉄2号線に直結している


私達は近くにある新上海国際博覧中心の下見に行き、タクシーでホテルへ向かった


上海の街は私達を拒むかの様に、相変わらずの風雨が続いている

タクシーでも使わなければ傘があっても、びしょ濡れになる


それでも、若い取引先の担当者を引き連れて、老街のある豫園へ行き、小籠包と湯包を食べ

外灘で近代ビルが建ち並ぶお決まりのポイントへ寄り、南京東路と人民公園を散策して位置感覚を確かめたら、全身ずぶ濡れになっていた


若い担当者に夕食をご馳走して、ホテルに帰り、濡れた衣服を乾かして、寝酒を煽ったら間も無く眠ってしまった

大変な１日が終わった

上海

仕事で上海に行く

取引先が上海でプレゼンする事になり、何故か私がお手伝いする事になったからだ


先見隊として、取引先の若い担当者と私が行き準備を行い、後から取引先の社長や会長がやって来る


今回の渡航のプロデュースは私が行った

航空チケットやホテルの手配、通訳の依頼、サンプルの発送等々

まるで旅行代理店のようだと考えていた


今回は週末にかけて準備を行い、日曜日からプレゼンが始まる

私は途中、早めに帰国するが、取引先の社長達が残るので、大丈夫だろう


鳥インフルエンザも終息したようだし、反日運動も目立った動きはないようだ


この手の渡航は珍しい

自社製品の販売と違うから気が楽というか、気が入らないというか

何だか変な気分がしている

気を許せば観光に成り下がってしまいそうだ

朝のラッシュの人混みを縫って荷物を引き摺りながらブログを書いている

仕事とは言いながら、観光日記になってしまいそうな予感を抱いている