閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

一杯のチャーシュー麺

2013-06-23 05:27:38 | 閃き
昨日ブログで書いた高速道路のサービスエリアのフードコートで、タンメンを待っていた時

突然、老夫婦が私の前の席に座った

フリースペースなので相席は当然だが、それでも一声掛けるのが礼儀

まあ、老夫婦だから仕方ないか


私の呼び出しブザーが鳴った時、お爺さんが自分のブザーが鳴ったと勘違いして「未だです」と追い返された


私がタンメンを食べ始めて程無くブザーが鳴り、一杯のチャーシュー麺を持って帰って来た


お爺さんは一人で黙々と食べ始めた

お婆さんは隣で黙って見ている


お婆さんは「美味しい?」と尋ねた

「キャベツが旨い」とお爺さん

チャーシュー麺にキャベツ!?

私は思わずお爺さんのラーメンに目をやったが、よく判らなかった

お爺さんは一頻り食べるとお婆さんに食べさせたが、「キャベツの量は多いが麺が少ない」と付け加えた


お爺さんとお婆さんは、言い合いながらラーメンをやり取りしてる内に箸を落としてしまった

どうするか心配したが、お婆さんは箸を手で拭うと何事も無かったように食べ続けた

二人で食べているからなのか、驚くスピードで食べ終えて去って行った

お陰で旨くないタンメンも、老夫婦が気になって知らぬ内に食べ終えていた
コメント
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