閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

羽目と体力

2014-11-01 12:43:23 | 閃き
海外に住んでいる友人が、久し振りに日本に帰国して病気治療を行うという

彼は前立腺ガンに侵されている

先進医療である重量線治療の為に、今後は定期的に帰国するという

少し早いが、共通の友人の呼び掛けで少し早い忘年会をする事になった


久し振りに会う彼は思ったより元気で、どちらかといえば少々太ったのではと思う程だ

仲良し3人の忘年会が始まった


彼は酒が弱いので、もっぱら食べる専門

我々は酒を呑み、肴をつまむ

満腹になった後、彼の提案で麻雀をする事になった


夜9時から程近い麻雀荘に入った

店内は既に多くの客が熱戦を繰り広げていた

全自動卓なので牌を積む手間が不要で、進行も早い


仲が良い3人と言えども勝負は別

一進一退の闘いが続いた


勝負は深夜を通り越し、明け方近くになるまで続いた


しかし、誰一人として止めようと言い出さない

勝負がどうのでは無く、今の楽しい時間から離れたくなかったのだ


朝、5時を回った頃、流石に彼の身体が心配になりお開きとなったが、羽目を外して楽しむには体力がもたない様だ


別れ際に勝負のリベンジを誓うのは、又会う口実に過ぎない
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