閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

香港2016-10

2016-05-03 06:47:37 | 閃き
マカオから帰り一休みした後は、今回最期の晩餐に出掛ける

行く宛は無いので、日本人白タクの運転手から聞いた店を尋ねてみた

夜は再び煌びやかなネオンに包まれ、人でごった返している

人混みを歩いていて「偽物時計」と声を賭けられなくなっていた事に気付く

何がどう変わったのか自分では判らないが、少なくともホテル周辺の地理は把握したので迷わなくなっている


入店してみるとそこは可成りの高級店、そこらの食堂なら一皿分で足りるお値段だ

会長は土産代を少し残してお金を出してくれたので分の善い割り勘になった

カラオケでも覗いてみるかと出掛けたが、お目当ての店は閉店していた

仕方なくバーで今回の旅の反省会を開いた


私流のローカルに馴染んだ行動に会長はそれなりに楽しんで頂いたようでホッとしている

とかく日本人はガイドの旗に付いて行くツアーに慣れてしまって地理に疎いが、私流は地理を覚えるところから始まると言っても良い

そこから行動範囲を広げていっていろんな所に行くのである

しかし、その方法はお金はかからないが時間は必要だし、ある程度の危険も伴う、店を探す手間も要るし失敗することだってある

治安の比較的安全な国ならではの事なのだが、文字が読めたり多少の会話が出来ないといざというときには窮地に陥るので、若い女性の治安の良くない国への一人旅には反対である


街をほっつき歩いたので小腹が減ったと会長が言うのでネットで探すとラーメンの一蘭があるので行ってみた

店内は日本の店を思わせる造りでメニューも日本語

早速、ビールと餃子とラーメンを注文した

毎日2万歩近く歩き、色んな意味で小食だった事を思えば日常へ帰る切符を手にした気分になる


翌日、日本へ帰る飛行機の中で「これで現実の世界に帰ってしまうね」と呟いた会長の言葉が印象に残った

だらだらと旅の思い出を書き連ねたが、久しぶりに観光客になれた嬉しさがこうさせたと思っている

次回からは現実に戻ります
コメント
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