閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

遠くの富士山

2017-10-30 07:31:43 | 閃き
今回は政治ネタでは無い

しかし入手先は政治ネタであるのだが、大変気に掛かったのでお題にした


希望の党の代表についてかつての関係者や党員がテレビ出演して、代表とはどういった人なのか?と質問されて答えていた中にこんなのがあった

代表は富士山の様な人です

遠くで観ると雄大で美しく立派で、日本を象徴する魅力に溢れているが、近くに行ってみると、そこはゴミだらけの岩がごつごつした場所だった

遠くで観る内は良いのだけれど、近くにいると大違いだった


この表現は面白かった

イメージ的にはとても判りやすいので印象に強く残った

だが、こんなケースは世の中には多くある

出演者の中には、遠くでいると魅力を感じるが、近くにいると利用だけされて自分の特にならない人と揶揄する方もいたが、これは比べものにならない程度の低い意見だ


他人に対して良い印象を与えるように行動している人は少なくない

これは行き過ぎれば偽善となるが、他人に対するマナーの入り口でもあるので、至極当たり前の事

ただ、感じた印象は当人では無く自分自身だと言うことを忘れてはならない

勝手にそう印象を持ち、次第に過度な期待やイメージを作り上げてしまった為に、全く違う一面を観た時にそのギャップが大きくて落胆するのである


遠くで観る富士山は本当に美しいが、ごつごつした岩山である事も事実である

ゴミの山にしているのは人間であり、ごつごつした姿を隠している訳でも無い

富士山は人に対して美しく見せようとしていない

本当は自らが遠くからと近くで判断すべきことなのである