閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

父親の気持ち

2012-04-10 06:38:19 | 閃き
同期会での、ある輩の告白話し

彼の息子が社会に出る事になって、その入社式に出席したそうだ

小中学校の入学式ならともかく、入社式に親が付き添うのかと呆れたが

会社から出席しろと言われれば行かざるをえないと彼は言う

就職難の昨今では、それも無理からぬ話しだ


その時に気付いたが、父親が1番子離れしていないかったと話す

今までは、そんな事は思ってもみなかったが、寂しくなって涙が出たそうだ


彼の息子の大学は遠いのでこの所、同居はしていなかった

それが大学から会社に変わったに過ぎないと思うのだが

彼にとっては手から離れて行った様に感じたのだ

それで自分が1番子離れしていなかったと気付いたと言う


先日も公私共にお世話になっている税理士の先生が来社された時

既に引退なさっている米寿になる父親の大先生が付き添われていた

理由を伺うと、先生はこの所多忙な為、身体が心配なので

運転手を買って出て、少しでも休ませてやりたいと言われた

幾つになっても親の気持ちは変わらないし、それを子離れしていないと云うのなら

それが父親の気持ちだと云ってやれば良い

そんな父親の姿を我が子に見せてやれば良いと思う
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地産地消

2012-04-09 07:29:56 | 閃き
先月の3月16日、ブログの「酒盛り」で書いたが

地元のまちづくりの仲間と、ささやかな酒宴を催した時の縁で

地元の養鶏業の方から、毎週卵を届けて頂く様になった

卵の味が濃く、とても美味しいので、社長に聞いてみたら

毎週土曜日、希望する町内各戸へ配達しているそうなので、お願いする事にした

お値段は流石にスーパーマーケットとは違うが、それでも驚く程の違いは無い

卵の値段は何十年も変わっていないそうだ


卵=コレステロールというイメージを持つが、食べ過ぎなければ問題は無いし、何と言っても身近な食材だ

配達される卵の量は夫婦二人には、ちょっと多いが

最近は長女夫婦が食事に来てくれるので心配は無い


地元で作った物を地元で消費するという地産地消が推進されているが

デフレの影響で安くないと売れない様になり、品質を落としたり、安いい人件費や材料費の海外製品に移行している


特に食品は味もさることながら、安心して摂る事が大切である

それを重要視して、美味しくて、身体に良い食品を守ろうとしている業者や農家の方々を守る為にも地産地消は必要な事だ


私の家の消費量など知れているが、塵も積もって需給のバランスが取れる様にでもなれば

お互いの互恵関係が築けると、卵の味を味わいながら考えている
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カタログギフト

2012-04-07 06:53:11 | 閃き
最近、偶然にもカタログギフトを頂く事が重なり、今は数冊貯まっている

内容は実にバラエティに富んでいて

買い物好きな妻は、取っ替え引っ替え、あれこれ物色している


実は長女の結婚の内祝いのお返しも、デパートのカタログギフトにしたのだが

ジャンル別に5冊のものだった


妻は中身を見て、これが幾らの商品かと値踏みしながら選んでいるようだ

選んでは私にどう思うかを聞いてくる

私は何でも良いので、生返事を返す

例え意見を述べても結局は自分の気に入ったものにするから、余程の物でなければ生返事だ


妻としては、山のようにある豊富な商品の中から、掘り出し物を見付けようとしているのであろう

よくも飽きずに見ていられるものだと感心していると、いつの間にかカタログを持ったまま眠っている


これを毎日繰り返している

どうも期限ぎりぎり迄、愉しむつもりのようだ


私が選ぶとしたら、日頃購入しない様な食材を選んで

あたかも、その食材を贈り主から頂戴したと思いながら、美味しく戴いておしまいにするだろう


でも、妻の愉しみ方に比べれば、とてもそんな提案は出来ない


振り返ってみれば今までカタログギフトで何を戴いたか過去の記憶が無い

それは何が届くか知らない為だと思う


カタログギフトは選ぶ愉しみの方が大きいようだ
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お別れ

2012-04-06 07:35:07 | 閃き
大変お世話になっている取引先の専務が突然お亡くなりになった

通夜式は故人の人柄を反映して沢山の方々が参列され、早過ぎるお別れを悲しんでいた


専務は大変優しい方で、ユーモアに溢れた口調で、直ぐに虜にしてしまう魅力を持った方だった


共通のお得意先の方と三人で、よく飲みに行ったのを思い出す

専務は唄も上手くて敵わなかったが

酔うと何故か女っぽくなって、周りを楽しませてくれた


だが、仕事となると大変真面目で、その技術と知識の高さは特筆もので

私などの様な同業者にも、惜し気も無く教えて頂いた

当社の特許技術にも、素直に良さを認めた上に、更に改良のアドバイスまでして頂いた

専務は正に生粋の日本が誇れるエンジニアである


長年の闘病生活の苦労も見せずに、いつも笑顔で話されるので、完治したと思っていたが

天は素晴らしい方々を次々に召される


今となっては、ただ只、御冥福を祈るだけだが

教えて頂いた技術を活かし、継承して行く事が私の使命だと、霊前に誓った


私が天に召された時は、又三人で呑むことを許される為に
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気持ち

2012-04-05 07:13:58 | 閃き
気持ちを人に伝える事は、とても難しい事だ

例えば感謝の意を伝えた時、伝え切れなかったり通じなかったりする

この場合、言葉が足らなかったのか、気持ちが足らなかったのか?


私は、気持ちが足らなかったと思う

気持ちが込もっていない言葉は人の心に響かない


言葉を持つ人間は、持たない者達と比べれば容易に気持ちや考えを伝える事が出来るが

家のワンコは、尻尾を振って黙って見詰めるしか方法を持たない

従って、ワンコは意を伝えるのに必死に行動する


例えテレパシーの能力を持っていても、実際に声を掛ける行為と何ら変わらない

阿吽の呼吸で意思を伝える為には、日頃からのコミュニケーションが必要であるように

コミュニケーションをもっと取っていれば、感謝の気持ちが足らないなどという事にはならないだろう


単純に考えれば、感謝の気持ちも言葉も多い方が伝わり易いだろうし

何より本当に感謝の意を伝えたかったのかと、振り返ってみる事だ


こんな時はワンコを見習ってみる事も良い
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