閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

ベトナム人の味覚

2015-02-23 18:57:48 | 閃き
会社に勤務しているベトナム人達は、この18日からのお正月(日本で言えば旧正月)を仕事で終えた

海外で働いていれば仕方が無いが、やはり1年目では馴れないので少々気の毒に感じた

そこで、日曜日に彼らの寮に出向いてお手製のカレーを作って賑やかしにしようと企んだ


早朝から妻を伴ってマーケットに買い出しに行き材料を購入した

作ると言っても本格的なカレーでは無く、インスタントのカレー

これは、日頃から自炊している彼らに、手頃でお値打ちなカレーを是非教えたいと考えていたからインスタントでなければならなかった

彼らの貴重な休日を邪魔しないように、なるべく短時間で調理が出来る様にと妻にも手伝ってもらった


以前、彼らをCOCO一番屋に連れて行った事がある

辛い物が得意なのかどうか、日本のカレーをどう感じるかを知りたかった

普通の辛さのカレーを食べさせたが、もっと辛い方が良いと言っていた


そこで、例えインスタントと言っても一工夫することにした

インスタントの辛口といってもそんなに辛くは無い

辛みをいかに加えるかを考えていた


彼らの寮の台所でカレーを作る

夕食に間に合うように、お昼過ぎに訪問した


ジャガイモやニンジンは小さくした

お肉は豚バラにした

余り飲まないと言っていたインスタントコーヒーも入れてみた

そして、辛みの元を加え、ちょっと辛いかな?程度に仕上げて家に帰った


翌日、彼らに感想を聞いてみると美味しかったという

辛さはもっと辛くても良いという

彼らの好みは判り辛い




顎髭

2015-02-19 05:28:55 | 閃き
ここ1週間ばかり前からアゴ髭を伸ばしている

最近太りぎみで丸くなった顔をなんとかならないものかと、鏡の前で考えた


髭と言っても髭男爵の様な髭は好みでない

鼻の下の髭も同様である

ふと、アゴ髭を伸ばしてみたらと考えた


髭は手間がかかる

以前ブログにも書いたが、無精髭は髭ではない

頭髪同様キチンと手入れして初めて髭になる

白髪混じりの髭に迫力は無いが、それなりに気に入って手入れを続けた


それが、妻や長女には不評である

髭が持つ違和感もあるだろう

髭は盆栽と同じで生え揃うまではみっともないものだ

自分でも不完全なのは理解している

髭は1日にしてならずだ


先日、客先に訪問した時、担当者がアゴ髭を伸ばしていた

丁度伸ばし初めた頃だったので、恥ずかしくなって言い訳するはめになったが

彼の髭は私の望む髭ではなかった

彼の髭はアゴから揉み上げまで繋がり、ふさふさになっている

毛皮のボアの様な髭は好みでない


兎に角、やるだけやってみて、駄目ならいつでも剃れば済む

夏なら日焼けとの差が出るが冬は心配無用


本日、客先2社に訪問するが、評判が気にかかる

孫の手

2015-02-18 07:26:16 | 閃き
毎晩食事後にメイと見つめあっていた

今でもメイがご飯を食べないと妻が言う

この所、そんな夜を重ねていた


昨夜、食事が終わった時に孫が私の手を引っ張って2階へ行くと言う

長女が洗濯物を干しに行ったので一緒に行こうと言うのである

孫に手を引かれて2階へ上がり、長女が洗濯物を干してる部屋に行った


その部屋は以前は次女の部屋で、我が家では最も暖かな部屋

嫁に嫁いで以来、冬は洗濯干し場になっている

その部屋にアヒルの電気スタンドがあり、孫はそれがお気に入りなのだ


高い場所に置かれているので、私に抱かれないと触れない

樹脂製の硬い体を優しく撫でる

恐る恐る撫でるのが判る

孫の手の優しさが見ていて伝わって来る


孫が眠るために自室に行く度に、私や妻とハイタッチする様になっていた

孫はメイともハイタッチすると言う

妻が怖がるメイを膝に抱いてメイの前足を持ち上げてハイタッチした

メイは孫が怖いので、ハイタッチ出来た事が嬉しい様子


そして孫はウランの寝床だった場所を指差して「ワンワン」と言う

ウランともハイタッチしたいと言っているのだろう


孫の手に我が家の皆が癒されている

寂しそうなメイ

2015-02-13 06:09:00 | 閃き
愛犬ウランが亡くなってからというもの娘のメイが寂しそうにしている

ウランとメイは妻を取り合ってよく喧嘩していた

娘のメイがある程度大きくなると母娘の関係が無くなるのだと考えていたが少し違っていた


食事を与えるとき、メイはウランが先に食べてからしか決して食べなかった

それは誰が教えた訳でもなく自然にそうなっていた

食事は妻がそれぞれの器に出すのだが、メイはジッと待っていた

ウランが大好物の食事が出ると、2皿とも食べてしまう事がよくあった

見かねた妻は空になった器にメイの分を作り直すのが日課だ


それがウランがいなくなって以来、ご飯をあげてもメイが食べない

まるでウランが食べるのを待っている様に

妻にウランはいないから食べてもいいよと勧められてもメイはウロウロするばかり

そんな姿を見て我々は涙を流した


夕食が終わり居間で座っているとメイが甘えてくる

妻はウランが亡くなって以来、メイが鳴かなくなったと言う

メイなりに何か想うことがあるに違いない


ジッと上目遣いに見上げるメイを撫でながら、ウランのいなくなった悲しみを分け合っている

フッと頭をよぎるウランの姿が、寂しさを募らせる

暫くは悲しみに包まれる

フランク三浦

2015-02-12 13:36:41 | 閃き
随分前になるが、飲み会の席で、ある後輩がフランク三浦の時計の名前を思い出せずに四苦八苦した事をブログに書いた事がある

その時は有名時計ブランドの名前をググってフランクミュラーに辿り着いたのだった


今日は久し振りに出張で遠出した

途中、高速道路のサービスエリアで休憩をしながらお土産物コーナーを探索した

売店のお姉さんから薦められて、試食よろしく1個だけ購入して味見をしたりと、会話も含めて楽しい休憩時間だ


ふと見ると小さなショーケースに時計が並べられている

フランク三浦の時計だった

実際に見るのは初めてで意外と手頃のお値段だ

これは何かのご縁だと店員さんに尋ねてみることにした


店員さんは、何故この時計がここにあるのかとよく聞かれると言いながら、付属の説明書が面白いと付け加えた

その説明書が気になりだして話し込んでいると遂には後に退けなくなり

フランク三浦の裏返しタイプの時計を購入する羽目になった

日頃から腕時計をしないのだが、お遊びな気持ちでと自らを納得させた


後輩の逸話のお陰で名前を覚えていた為に時計が1つ増えてしまった

こりゃあ暫くはバッグの中に忍ばせるしかないねぇ